近所に、それはそれはたくさんの鉢を上手に飾っている人がいる。
くるくると回りながら咲く可愛い花を見つけた。
”もじずり”
みちのくの しのぶもじずり誰ゆえに
乱れ染めにし われならなくに 河原左大臣
百人一首にあったな。
ネジバナ科のラン属。
左巻き,右巻き、まっすぐに伸びる花もあるのだとか。
花言葉は"思慕"
万葉華でもあるのか。
「万葉の樹木散歩」を著した、
森林インストラクターの井上俊さんが思い浮かぶ。
おっと、これはいけない。
「言わずと知れた」にTBいただいた、π氏の質問、
「浜松で見かける曳馬野は、この地の古名では」
を検索していたのだった。
そう、曳馬野は奈良時代からの名で、
「曳馬野に匂う萩原いりみだり衣干すてふ旅のおもいに」
などの歌も残っているのだそうだ。
古くからの土地の名が消えつつある。
町名物語は"思慕"になる。
くるくると回りながら咲く可愛い花を見つけた。
”もじずり”
みちのくの しのぶもじずり誰ゆえに
乱れ染めにし われならなくに 河原左大臣
百人一首にあったな。
ネジバナ科のラン属。
左巻き,右巻き、まっすぐに伸びる花もあるのだとか。
花言葉は"思慕"
万葉華でもあるのか。
「万葉の樹木散歩」を著した、
森林インストラクターの井上俊さんが思い浮かぶ。
おっと、これはいけない。
「言わずと知れた」にTBいただいた、π氏の質問、
「浜松で見かける曳馬野は、この地の古名では」
を検索していたのだった。
そう、曳馬野は奈良時代からの名で、
「曳馬野に匂う萩原いりみだり衣干すてふ旅のおもいに」
などの歌も残っているのだそうだ。
古くからの土地の名が消えつつある。
町名物語は"思慕"になる。
>乱れ染めにし われならなくに
昔の役人さんは学があって粋だなあ。河原左大臣さんっ! って大臣さんでいいの?
いくつかの地域が合併するとき、どうしてもこれまでの地名を捨ててしまうことが多いですね。でもそこで出てくる斬新な名前には部外者でも戸惑ってしまうようなものが多い。せめて地域の歴史と地名を偲ばせるようなものにしてくれたらいいのに。
いつからこの国の役人は無粋になったのだあ。
ですか、うまく言ったものですね。
>左巻き,右巻き、まっすぐに伸びる
確かにその通りかもね。いらんこと考えて
あっちふらふら、こっちふらふら・・。
「まっすぐ行かんかい!」って思ってもすぐに右に左に
よれちゃうしねー。
昔は浜松のお城も曳馬野城だったんじゃないかと うつら覚えなんですが・・・。
小説で読んだ『徳川家康』に何回も出てきたような・・・
あと、東名高速で三方ヶ原という地名もゆかりがあるんですよね。
自分の故郷もH17の合併で名前が変わるんです。
芭蕉ゆかりの地なんですが・・・。
高山植物にもミヤマモジズリというのがあるそうですよ。ラン科には違いないですが、ホンモノのネジバナ属かどうかは知りません。
東京の上野という地名が実は、上野を開拓した藤堂32万石の伊賀上野から名付けられたことを市役所の人が親切に教えてくださいました。私の真の狙いは豆腐田楽だったんですけどね。横レスでした。
でんがくだとわ○やですね。
めっさ すきなんです。
ハヤトさん、地名は、新しくするのがもったいない。こうやって、歴史や名物や自分や知り合いに繋がってゆく、情報だもの。変に変えて欲しくないんだけどな。
wasawasaさん、ロマンチストここにあり、ですね。
思慕、なんて、今は少ないのかな。
π氏さん三方原は、家康公合戦の地。浜松城は、出世城と別名。それで、遠州は、やらまいの土地、駿府は隠居上で、やめざあの土地、なんていわれたりもします。「めっさ」って、可愛い言い方ですね。
guonbさん、情報ありがとう。そういえば、芭蕉は実は、伊賀忍者の血を引き、全国密偵して歩いてのではなんて珍説もありますねえ。静岡の薩摩土手も、薩摩藩からの人々が、安倍川の治水に力を出してくれた由来でしたね。
やっぱり、地名も大事だなあ。
あらぬ逢瀬と ちぢにみだれ寝
解説者:えー、失敗作ですね。救いようもないですね(笑)。
誰が袖に摘む 誰が指を染む
もじずりの 右に左に 空に向け