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そう言えば…

「違う」「寄り添う」やさしい時間。

2003年秋、佐渡市主催
「動物フェスティバル」のウェルカムボード用に描いた一枚です。


画材:色鉛筆&パステル/A3サイズケントボード
タイトルは「Gift」
普段は絵にタイトルをつけないのですが、この時は会場に展示するというので主催者さんにも知恵をかりてこのタイトルになりました。

お手本にしたのは、タウン情報誌の美人編集者さんが贈ってくれた
1999年8月発行の洋書・グレン・ドロムグール(Glenn Dromgoole)著
「What Dogs TeachUs(ISBN:1-57223-268-4)」という写真集です。

モデルの犬が、子供の頃一緒に暮らしたロボという犬に似ていたので選びました。ネズミと犬に手向けられた花は私の創作。

モデルの犬種や写真の説明などは洋書なので全く分かりませんでしたが、説明がない分、持ち合わせの想像力で参画できる。
「言葉って案外必要ないのかも」…と発見させてくれる本でした。

この2003年という年はいろいろな方から縁を頂いた年でした。
タウン情報誌の表紙を描かせていただいたり、作品展を開かせて頂いたり、そしてそのつながりで参加させて頂いたペットの似顔絵を描くイベントで、お預かりしたお写真に、猫と犬が一緒にお昼寝していたり。ブルドックとリスがお散歩していたり、インコとハムスターが毛づくろいしあっていたり.…と、
トムとジェリー世代の古い考えの私には目からウロコの光景があって、思わず「これ、合成ですか?」と聞き返すと
「家族として一緒に暮らしているとこうなるんですよ。」とニッコリ
「フツーですよ今どきは。」と言われて

そか、そもそも、もうペットじゃなくて「家族」と呼ぶんだな…と、意識改革させられた年でもありました。

違うもの同士が暮らす。
飼う、飼われるではなく、共に生きる「寄り添いあう」やさしい時間、温かいなぁ…と、ほっこりしながら描きました。








コメント一覧

iwashinbo
@1121kon にゃんころりんさま
嬉しい!ワンちゃんの目が実は一番の難所でした。
猫の目線は「まっすぐ」一歩も引かない直球な感じ
一方で犬の目線って「どこか遠くを見ている感じ。」で、どうしたらネズミと目線が合うか悩みました。

そう!!背景の赤「いいでしょ~!」これはお手本のまんまな色なんです。外国の本って紙の質かな?日本の印刷物より粗くてザラついてるんですよね、その粗さのせいか色がこってりしてて染みついてくる感じなんですよ
1121kon
わんちゃんの目が切なくて、たまらんですね。
バックの赤、色も良いなあ。ほんと好き。
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