歯を磨きながら、フッと思った「僕って何だ！小宇宙か？」と、僕の体の中には凡そ６０兆個の細胞が居て、その細胞達は短命なものは２日位で死に、
１秒間に５０００万個の細胞が産まれ変わっているそうだ！
年を重ねると身体の表層が薄くなり、皺が多くなって引張ると皮膚が肌から離れて伸びたりする。
体調が悪くなると歯茎が腫れて痛くなり、硬いものが咬めなくなったり、指先がカサカサになって小さなものが掴み難くなったり、色々なことが起こってくる。
しかし、僕はそんなこととは関係なしに、若かった頃と同じように？？
色々なことを考えたり、思い出したり、悲しんだり、腹立たしく思ったり、嬉しがったり、笑ったりしている。
僕は、僕を支えてくれている細胞達が互いに関連し独自に活動して生まれ変わったりしているのを、
全く知らないで、気にもしていない、これで良いのだろうか？
僕は、何処に、どの様な姿で存在するのだろう？？、
「僕の存在って何なんだ！」 と、フッと思った。
僕は、僕と云う小宇宙の神様？？僕と、細胞達を切り離して別個のものとして捉えたら、どうなるのだろう・・・
 | 人体 ミクロの大冒険 60兆の細胞が紡ぐ人生 (ノンフィクション単行本) |
| NHKスペシャル取材班 | |
| KADOKAWA/角川書店 |
