読売新聞オンラインhttp://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07122752.htm
米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)への米空母艦載機部隊移駐問題で、移駐に反対する井原勝介市長の辞職が決まり、市長が来年1月下旬から2月上旬に実施される市長選への再出馬を表明したことを受け、移駐容認派による対抗馬擁立の動きが、27日本格化した。
移駐容認派の候補者としては、これまでのところ、岩国市が含まれる衆院山口2区選出の福田良彦・自民党衆院議員や元市助役らの名前が挙がっている。
市議や地元経済界関係者らは電話連絡などで対応を協議。年内の候補者決定を目指す考えで一致した。
福田氏は27日朝、読売新聞の取材に応じ、市長の辞職に「無責任過ぎるし、怒りさえ覚える」と批判した。自身の出馬に関しては「市長に魅力がないわけじゃない」としながらも、「今のところは考えていない」と述べた。福田氏は同日午前、市役所を訪れ、高田和博市議会議長や容認派市議らと会談。市長選についても意見交換したとみられる。