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産経新聞 の記事 岩国市長選

2008年01月30日 21時26分23秒 | Weblog

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20080128010.html

福田政権『審判』 岩国市長選熱く 艦載機移転に端・・・

衆院議員出馬で 4月補選へ

2008年1月28日(月)09:02

  • 27日に投開票が行われた大阪府知事選と並び、福田政権にとって気になる地方選となりつつあるのが山口県の岩国市長選(2月3日告示、10日投開票)だ。もともと米軍再編の柱の一つ、米軍岩国基地への空母艦載機移転への対応が最大の争点といわれてきたが、自民党衆院議員が出馬したことで、福田政権初の国政選挙となる衆院山口2区補選を4月に実施せざるを得なくなり、しかも市長選の結果が衆院補選に直結するとみられるだけに、がぜん注目を集めてきた。(加納宏幸)

 ■入れ替わる争点

 韓国ドラマ「冬のソナタ」を意識してか、前市長、井原勝介(57)は24日夜、イメージカラーの黄色いマフラー姿で集会に現れた。昨年末に辞任し、艦載機移転反対を掲げて出直し市長選に臨む井原に、中高年女性の熱狂的な支持が寄せられていた。

 「米軍基地をどうするかが一番の争点。(相手陣営は市の)財政が破綻(はたん)するとか、税金が上がるとか不安をかき立てて争点をすり替えようとしている」

 集会で井原は対立候補となる自民党の前衆院議員、福田良彦(37)をこう批判した。

 これに対して、今月22日に議員辞職した福田は基地問題を前面には出さない。移転容認派だが、選挙戦ではむしろ、約9年間の井原市政が作った「財政難」の解消を訴えている。

 井原も複雑だ。今でこそ基地問題を掲げるが、今月4日の出馬会見では「争点は在日米軍再編ではない」と言い切っていた。基地の是非だけでは片づかない「地元の事情」を双方とも熟知しているようだ。

 ■将来への不安

 「艦載機ばかりじゃないけんね。若いんだからちゃんとやりなさいよ」

 24日早朝の卸売市場。あいさつに現れた福田に、市場で働く人たちが激励の声をかけた。艦載機移転問題を契機に、国との対決姿勢を強める井原への不安を口にする住民は少なくない。

 今月5日に立候補を表明した福田を支えるのは、市政の現状に不安を抱く保守系市議や経営者たちだ。活気に乏しく、「シャッター通り」と化している商店街。米兵たちすら、岩国を素通りして広島などの繁華街に出かけてしまう現状…。

 市議会や地元経済界で「反・井原」の動きが強まったのは平成18年3月、井原が艦載機移転の是非を住民投票にかけたときだった。井原は9割近くの反対票を背に移転受け入れを拒否し、国は新市庁舎建設のための35億円の補助金を凍結した。移転容認派が多い市議会は昨年、市長が別の財源で穴を埋めるため提出した予算案を4回にわたり否決し、12月に井原の「クビ」と引き換えにようやく可決した。

 福田の支持者には、移転をかたくなに拒否する井原市政が経済の停滞を招いたとの危機感がある。井原は「私は基地撤去を言っているわけでも話し合いを拒否しているわけでもない。補助金カットというアメとムチで一方的に進めようとする乱暴な国のやり方が問題だ」と語るが、福田陣営の選対幹部は「井原が当選したら、『民意』をバックに、さらに強硬路線に走るはず」とみる。

 ■ガソリン国会直後

 福田良彦の議員辞職が生み出した衆院山口2区補選(4月27日投開票)は、福田政権にとって初の国政選挙となる。揮発油税の暫定税率をめぐる与野党の攻防が区切りをつけたころだけに、「審判」の色彩は避けようもない。

 山口県は前首相、安倍晋三(衆院山口4区)、外相、高村正彦(同1区)ら有力自民議員で知られる保守地盤だが、2区だけは違う。17年の衆院選で福田良彦は「小泉ブーム」で辛勝したが、それ以前の2回の衆院選では、民主の平岡秀夫(54)=比例代表=が元首相、佐藤栄作の息子、佐藤信二を破ってきた実績を誇る。

 その平岡は、補選の声を聞くやいなや、今月5日に早くも補選への出馬を表明して臨戦態勢に入った。「市長選は、衆院補選に多少、影響する」。平岡は微妙な表現を使う。市長選で井原が勝利すれば、補選での平岡への追い風になると読むからだ。

 自民側では、参院議員の林芳正が補選出馬に強い関心を持っているとされる。だが、市長選の結果を見た上での決断になりそうだ。(敬称略)


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