優先順位

お姑さんは、宗教活動でいつも忙しそうです。

よくは分かりませんが色々な当番があるようで、日直だ当直だ○○の当番だとせっせと出かけています。

その中に、日曜日のモーニング当番というのがあるそうで。

要するに、日曜日の朝早くに参拝？する人達のために、数十人分の朝食を作るらしいんです。

一人２００円取るらしいのですが、材料費を少なく済ませれば、それだけ売り上げが上がるわけです。




「私達のグループのモーニングは評判が良いのよ～」

「サラダもね、他のグループはレタスとトマトくらいだけど、うちはスパゲティサラダも付けるの。」

「スパゲティサラダは私が作るんだけど、みんなが褒めてくれるのよ～」

「それでも、うちのグループの売り上げが一番良いのよ」




はいはい、知ってますよ

もう、何十回と同じ台詞を聞きましたから

ってか、ぜんっぜん興味ないし、どうでもいいんですけど・・・





「ぷよさんも一度食べに来たら良いわ」


いや、思いっきり遠慮させていただきます



実際には、これらの台詞は口にはせず、適当に相づちを打ったり、ただ曖昧に笑いながら聞き流しているだけなんですけどね

まあ、この程度の事なら、「はいはい、そうですか～。」で済む話しで、上司のつまらない話しに適当に相づちを打つサラリーマンのつもりでいればいいんです。









結婚後、初めてそこまで宗教を優先するのかと驚いたのは、義妹ちゃんの出産の時でした。

初めての出産で里帰りをしていたのですが。

以前に筋腫の手術をしていたために、帝王切開での出産が決まっていたんですね。

なので、手術の日も決まっていたのですが、出産日なんて予定通りにはいかないものですよね。

当然、帝王切開予定日より前に陣痛が始まる可能性だってあるわけです。

にも関わらず、舅姑は二人揃って予定日前々日に、宗教の当番とかで泊まりで出かけていました

そして、その夜、義妹ちゃんの陣痛が始まりました

義妹夫さんが休みを取ってこちらに来ていたから良いようなものの、肝心な時に留守にしているなんて里帰りしている意味があるんかいと

結局、義妹ちゃんは予定より一日早く帝王切開で出産することになりました。

で、私達も病院に駆けつけたのですが、お姑さんの姿がありません。

連絡を受けて戻ってきたお舅さんに、

「お姑さんは？」

と聞くと、

「当番で帰れないらしいわ。」



　　　　




娘の初めての出産より、宗教の当番の方が大切ですか　

しかも、病院に来たのは出産の翌々日ですよ　　







当番なんて、予定が分かっていれば替わってもらうことくらいできるでしょう

何より、娘の初めての出産に付いていてあげようとは、微塵も思わないんですか

孫の顔を早く見たいとは思わないんですか





この時、初めて宗教って怖いと思いました