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映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

20世紀少年

2008年09月03日 21時53分08秒 | 映画 英数行
評価★★★★


懐かしい小道具がいっぱい!

1969年。大阪万博の1年前。
人類が初めて月に降り立った年。
日本中が輝く未来に胸をふくらませていた。

テレビでも日曜夜7時から放送されていた
『ウルトラマン』から『ウルトラセブン』に変わったころだ。

小学生だったケンジたちと
まったく同じようなことをして遊んでいたものです。
原っぱに行って草木を屋根付きの囲いのようにして
秘密基地とか作ったりしていました。

古いラジオとか持って来て
宇宙と交信する!とか言ってた友人も居ました。
で、そこになぜか女の子がひとりくらい決まって居るんですよね。
仲間の妹とか連れて来ても
最後はほとんど「つまんないから帰る」って言うんです。

なにをしていたのかといえば
各家庭のおやつを持って来てみんなで食べるとか
さすがに“よげんの書”なるものは書かなかったです。


5段切り替えの自転車。
でも、映画のようなリヤテールランプは無かったな~
当時、なかなか買ってもらえず
親に言えばかならず「成績が上がったらね!」
これは裕福な家庭の子以外は殆んどそうであったと思う。

毎日、10~20円を持って駄菓子屋に行って
くじ付きのお菓子を買う。
当たれば、もう1個とか。
映画のように“地球防衛軍のバッジ”が貰えるのは知らないね~(爆)


1997年。
大人になったケンジは冴えないコンビニ経営をしている。
赤ん坊を背負って店に出ている姿に大笑いだ。
バイト店員もまったくやる気のない、ゆる~い店舗です。

そんな彼のもとに小学校の同窓会の案内が来る。
出かけた同窓会会場で、ケンジは妙な噂話を耳にする。

その翌日
ドンキーという、当時アベべにそっくりな
親友が投身自殺をしたことを知る。

そのころ
謎のウィルスによる伝染病が世界各国に広がり始めた。
サンフランシスコ、ロンドンと・・・。

巷では正体不明の謎の教祖集団が出現し
不穏な事件が次々と起こり始める。

当時の仲間から秘密基地で書いた“よげんの書”や
不思議なマークの意味について徐々に思い出して行く。

中盤までは小学生時代のころの記憶を
何度となく回想する。いや、全体の半分は
小学生のころを中心にストーリーは進んで行きます。

記憶を思い出して行く過程の
唐沢の演技が実に上手い!

1969年から1997年までで
約100分と映画1本分の長さです。

そこからさらに
2000年になった時代へと移行していきます。
赤ん坊だったカンナが園児となり
そして、謎の教祖集団の罠によって
全国指名手配となってしまったケンジの一大決意がラストへ
未曾有の展開として繰り広げられる。

登場してくる脇の人物すべてが
重要な意味を持っているため片時も目を離すことが出ない。

ワンシーンでも見逃すと、大変な苦労を強いられると思う。
私としては、登場人物を整理しているだけで
過度の脳トレ状態となっています。

謎解き映画としては
金田一映画よりも面白いと思った次第です。

1回では理解できなかったので
特に、刑事の事件引継ぎのところで
引き受けた中堅刑事の取った行動の辺りが???。
もういちど観ようか、それとも
第2章の公開直前にテレビで放映されるのを期待するのか。
ま、今後2週間の新作映画次第ですかね~

そういえば、第2章のCMが最後に流れますが
2015年、女子高生へと成長したカンナが
スクリーンにアップされたところでビックリ!
警察から追われ走って逃げる姿は、ドキッとするくらい男前。


本編を観て
飛行場や議事堂が破壊されるシーンや
ラストの大爆発による衝撃波で高層ビルが崩れるところは
ハリウッドの超大作にも引けを取らない緻密で素晴らしい出来でした。
日本のVFXも、遂にココまで来たんだなと嬉しくなりました。

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監督:堤幸彦
脚本:福田靖/長崎尚志/浦沢直樹/渡辺雄介
撮影:唐沢悟
音楽:白井良明


出演:唐沢寿明/豊川悦司/常盤貴子/生瀬勝久/香川照之/石塚英彦/
宇梶剛士/宮迫博之/佐々木蔵之介/小日向文世/石橋蓮司/黒木瞳/
藤井フミヤ/及川光博/遠藤憲一/佐野史郎/竜雷太/中村嘉葎雄

『20世紀少年』







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6 コメント

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☆うーん・・☆ (TiM3)
2008-09-03 23:30:58
最初からトリロジ(3部作)ってる企画なのが好かないけど、
悪くはないんでしょうかねぇ・・

ノリとしてはスティーヴン・キング原作の『イット』みたいな感じなんかな? 過去が半分、現代が半分、みたいな。

先に観に行った方のヒントでは、首領が「あのマスク」を脱ぐと・・
その下に隠された顔こそは・・









・・忍者ハットリくんのお面だと言うことでした(=^_^=)
返信する
なななんと (ituka)
2008-09-04 23:31:36
最初から3部作と謳われてしまうと、やっぱり最初を観ておかないと話についていけなくなることから、とりあえず観ました。

まあ、最後に出てきたロボットは賛否両論ありますが
全体としては、そこそこ楽しめました。

>ノリとしてはスティーヴン・キング原作の『イット』みたいな感じなんかな? 過去が半分、現代が半分、みたいな。

第1章の軸になるのは1997年で1969年のシーンはセピア調の映像となり、回想していることが伺えます。
子供時代のキャラがそのまま大人になったケンジの仲間たち。キャラクター紹介で3分の1を占めていた感じです。

>先に観に行った方のヒントでは、首領が「あのマスク」を脱ぐと・・
その下に隠された顔こそは・・

うんうん。なになに?
ちょっと待った!もしかしたら同窓会に来ていたあのひとかも。
ヒント:『僕サイ』で立てこもり犯をテレビリポートしていたあのお方。

>・・忍者ハットリくんのお面だと言うことでした(=^_^=)

ぎゃん!そういうオチだったのですね^^
返信する
☆あるいは・・☆ (TiM3)
2008-09-05 00:12:45
あの首領の正体こそは・・









・・ビデオカメラをかぶった、スクリーンを撮影してて捕まってしまうあの人かも知れませんね(=^_^=)

↑どの映画を観ても、最初にパフォーマンスしてくれるおっちゃん。
返信する
ピンダンサー (ituka)
2008-09-05 22:56:07
映画泥棒のおっちゃんですね^^
10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。

この1000万円という金額が高すぎて、ただの脅しのようにしか聞こえません。
50万円以下の罰金にしておけば信憑性があるのにと思いますけど^^

ワタクシ、あのおっちゃんの喉仏を押してみたい。
返信する
☆あのおっちゃんを☆ (TiM3)
2008-09-06 02:08:03
主人公にしたスプラッター映画とか、
スピンアウト企画でやって欲しいですね(=^_^=)

喉仏をグッッと押したら、腕に仕込んだタイマーが作動して、カウントゼロでジャングルごと自爆するとか・・(プレデターか、あいつは!)
返信する
割と・・・ (ituka)
2008-09-06 07:48:39
パトカーに見つかっただけで萎えてしまう小心者。
もっと男らしくワイルドに、という願いから
『デスレース』をしてもらいましょう^^

相手は新型ビデオカメラ、デジカメ、携帯電話など^^
脇役にジェイスン・ステイサム^^;
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