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ヴォイジャー

2022年04月01日 21時50分36秒 | 映画 あ行
評価★★★【3点】


人類滅亡を目前に第二の地球をめざす30人のティーンたち。



地球温暖化により滅亡の時が迫る人類は、
移住可能な惑星を見つけ、探査隊を送り込むことに。
しかし到着までに86年を要すことから、
乗組員には訓練を受けた優秀な子どもたち30人を選抜し、
3世代をかけて惑星を目指す計画だった。
子どもたちに加え、教官役の大人リチャードを乗せた宇宙船が旅立って10年。
宇宙船は順調に航行を続け、船内で成長した子どもたちも
変わらず規律正しい毎日を送っていた。
ところがある日、クリストファーとザックは、
自分たちが毎日薬を飲まされているのは、
人間の欲望を抑えるためだったと気づいてしまう。
子どもたちはリチャードに反発し、薬の服用をやめてしまうのだったが…。
<allcinema>



教官一人と選抜された子供30人が安住の地を求め宇宙を旅する。

簡単に言えばこんなところでしょうが
所詮は映画だからどんな設定でも面白ければそれでいい。
ただ、さすがに自我に目覚めエネルギーみなぎる世代ともなれば
規律正しく3世代先を見据えて86年間の任務は無理があり過ぎる。

政府はそこを見越して、子供らには内密に思考や行動を制御する
ブルーの飲料水を定期的に服用させ、船内生活を送らせていた。

ここであるトラブルが発生!
子供らはブルーの飲料水の飲まされていた理由を偶然知り
その日から一切服用拒否の反乱だ!

それまで知り得なかった人としての感情、欲望がイッキに解放され
食欲、性欲、権力という人間の本能をむき出し始め
船内のいたるところでカオスとなっていく。
それを制止しようとする主人公たちの攻防が見どころとなる。

子供たちといえども全員高校生くらいだから
まあ、宇宙版の『メイズランナー』といったところか。
最後はお決まりの希望ある映像で締めてくれてはいるが
『パッセンジャー』のラストと被ってしまうのは致し方ない。



【今週のツッコミ】

・宇宙空間や宇宙船内部の描写は大作映画並みの出来栄え。
 船内に響く不気味な軋み音など音響面も一切妥協していない。

・ティーンエイジャーが反乱して教官一人で大丈夫?
 だったが、いつの間にか教官は退場されてました(寝てたんか)

・86年間も宇宙空間を航海させなければいけないのに
 一時の感情で船内で銃の乱射はいけません(穴開いて酸素洩れるし)

・子供らがブルー飲料を飲まないよ!と地球に指示を仰ぐ教官。
 だが、その動画メールが地球に届くのに1ヵ月と1週間と二日らしい。
 返信待つのにまたその時間が必要なんですよね(汗)

・船内の閉鎖空間で繰り広げられるサスペンスは迷路のような
 構造も相まってチョット怖い。

・出来損ないの遺伝子!こんな暴言はよしなさいって。
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監督:ニール・バーガー
脚本:ニール・バーガー
音楽:トレヴァー・ガレキス
出演:タイ・シェリダン、リリー=ローズ・デップ、フィオン・ホワイトヘッド

『ヴォイジャー』

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