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シャッター

2008年09月07日 17時35分45秒 | 映画 さ行
評価★★


主演のカップルは良い演技してましたけどね。

なんせ、脚本がショボ過ぎて
まったくヒネリなど存在しない単純なホラー映画。

それならそれで良いんですが
幽霊となって脅してくるメグミ(奥菜恵)だけでも
『リング』の山村貞子、『呪怨』の佐伯伽椰子のような
存在感あるキャラクターだったらまだ許せたのに・・・。

そこのところも怖くなかったのが致命傷でしたね。

これだったら
無名女優を使った方が、まだ良かったのかもしれません。

本作のベースは
『心霊写真』(2004)タイ映画である。
タイ本国では映画史に残る大ヒットとなったようです。
これを『感染』の落合正幸監督が
ハリウッドのスタッフと共同作業で仕上げた世界へ通用する
スピリチュアル・スリラーである。

ニューヨーク在住のカメラマンのベン。
彼は恋人ジェーンと結婚し、
間もなく仕事とハネムーンを兼ねて日本を訪れる。
しかし、これから異国の地で幸せな未来が待ち受けていた矢先、
彼らは夜の山道で車を走らせていた時に
突然目の前に現われたひとりの女性を轢いてしまう。

ココですよ!
映画の間合いから見て、夜の山道に迷った末
カーナビもない車をレンタルしていたことで
地図帳を確認しながらの、わき見運転。

そこへ突然飛び出して来たひとりの女性。
あわててブレーキを踏むも間に合わず
正面からまともに轢いてしまう。

その轢かれ方がアクション映画のように
派手なカメラワークにスタントマンが女装していたのが
微妙に分かってしまう大失敗な演出。

ベン(ジョシュア・ジャクソン)と
ジェーン(レイチェル・テイラー)は
すぐさま警察に連絡を取るが、被害者不在ということで
単なる自損事故で終わってしまう。

その後、仕事でモデル写真を撮るベンの身に
不可解な現象が続けて起こり始める。

仕事の写真は悉く心霊現象となって
ベンに何かを訴えているようなサインが現れる。

ジェーンの前にもあの時轢いたと思われる女性の影が
ヒタヒタと迫ってくるのだ。

トレイラーがすべてを語っています。
効果音、挿入音楽などなかなか上手い演出だったと思うが
なんせ、映像を観ていれば
次の展開が読めてしまうくらいオーソドックスなのである。

外人カップルの演技も上手い。
上質なホラー映画になるはずだったのに
ベンが写した心霊写真の解明などを
もっと詳しそうな専門家に、ひと癖ありそうな人物なら
俄然、恐怖を覚えたのかもしれないのに
これを霊媒師(山本圭)というのが物足らなかったかな。

レベッカ・ローミン似のヒロインはオーストラリア出身。
今後、注目の女優さんですね。
『トランスフォーマー』に出演していたらしいんですが
何処に出ていたんでしょう?

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監督:落合正幸
脚本:ルーク・ドーソン
撮影:柳島克己
音楽:ネイサン・バー


出演:ジョシュア・ジャクソン/レイチェル・テイラー/奥菜恵


『シャッター』

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2 コメント

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☆祝! 日本ロケ!☆ (TiM3)
2008-09-07 23:56:52
なのかな?

てっきり、主人公(の男性)の元カノか何かだと思ってたですが、
そうじゃなかったんやね、、

しかしロケ地が気になる!

実際に行ってみて、道の脇に(頭部のない)お地蔵さんとかがあったら、
なかなかに怖そうですね(×_×)
返信する
過激な性格に (ituka)
2008-09-08 08:20:33
>てっきり、主人公(の男性)の元カノか何かだと思ってたですが、
そうじゃなかったんやね、、

見た目は大人しいんですが、自分の想いに対して見返りが無いとナイフで切りつけようとするメグミさん。
ストーカーのように追いかけてくるメグミが怖くなり、ベンは仕事仲間を誘ってメグミの処理に・・・

そうです。元カノでしたね。

>しかしロケ地が気になる!

富士山が見えてました。

>実際に行ってみて、道の脇に(頭部のない)お地蔵さんとかがあったら、
なかなかに怖そうですね(×_×)

いいっすね~。そういう細かい演出が物足らなかったんですよね~

返信する

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