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メモリアルオリンピック 女子マラソン

2008年03月23日 23時02分51秒 | 生活日記
84年のロス五輪で感動の涙!


私にとって、今までのオリンピックで最も印象に残っているのが
1984年ロサンゼルスオリンピックの女子マラソンです。

優勝したのは、地元アメリカの選手。
ジョン・べノイト選手の圧倒的な強さで2位以下を大きく引き離し
ほぼ、独走状態での勝利でした。

地元開催地での優勝ということで
国旗を掲げてのウィニング・ランで競技場の大声援で
猛暑だったその日がさらにヒートアップしていました。

べノイト選手の勝利者インタビューの間も
惜しみない拍手や声援が途切れることなく響いていました。

そうした中、後続のランナーたちも続々とゴールして行き
時間も30分以上経ち、競技の順位もほぼ決まったので
ほとんど、流ら見状態でテレビをかけていました。


すると、

競技場に入って来たひとりのランナーに目が釘付けに!!!
実況アナがなにか叫んでいるし、ランナーの様子が尋常じゃないんです。

とっさに思ったのが、熱中症・脱水症状かと

テレビの実況は、このランナーに集中していた。
解説者も、これは緊急状態だと言ってました。

もう、とにかく立っているのがやっとの状態で
上半身は左に大きく傾き、下半身は足がもつれている。
その状態で倒れずに前進しているのが不思議なくらいだった。

競技場に居た観衆、係員、他の選手たちが
一斉にその選手に注目した。

みんなは、その選手になにが起こっているのかすぐに分かった。

係員らは毛布を持って、その選手の方に駆け寄っていった。
だが、競技のルール上、ゴール前に選手の身体に触れるのは棄権となってしまう。

トラックを2周する間(といっても殆んどゆっくり歩いているという状態だったが)
競技場の観衆は大声援をその選手に贈っていたのだ。

もう、意識はなかったのだろう。
アスリートとして、前へ進まなくてはという使命だけで
倒れないように両手でバランスを取りながら・・

その選手のゼッケンから、スイスのアンデルセン選手だと実況者は言っていた。


実況者も解説者も観衆たちも、そしてテレビを見ている誰もが
この光景に涙が怒涛に溢れて来ていた事だろう。
「がんばれ!」「倒れるな!」
係員たちは毛布を持ってゴールまで並走している。

自力でゴールの瞬間、アンデルセン選手は崩れるように倒れかけた。
真横に居た係員は数人で選手を支えて介護に慌てていました。
「ゴール!おめでとう!」

誰もが思ったであろう感動の渦のなか

優勝したべノイト選手が、完全に霞んでしまうほどのインパクトを
アンデルセン選手は与えてくれたのです。

決してあきらめない!

その強い信念だけを持って完走した。

ありがとう!アンデルセン!

「決してあきらめない」という気持ちが、いかに大切かということを
この、ロサンゼルスオリンピックの女子マラソンから学びました。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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アンデルセン物語 (cineboys)
2008-03-24 02:38:10
これ知ってます。
リアルタイムで見ていた記憶があります。
小顔でキュートでしたよね。
ゴール手前から泣きながら応援してました。(笑

http://img179.imageshack.us/img179/3472/gab001ff6.jpg
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今見ても (ituka)
2008-03-24 12:27:40
競技場に入ってからの約5分間は
ハラハラして泣きそうです(笑)
当時、39歳というアンデルセン選手でしたが
本当によくがんばったと思います。

係員たちがレスキュー隊に見えました^^

画像見て、そうそうこれこれ!という、あの時の記憶が蘇ってきます。
返信する
諦めない力強さ (タイラー)
2012-08-02 23:55:12
私もオリンピックと言えば…


“女子マラソンのアンデルセン選手”


と、直ぐ思い出します。久しぶりに動画をみて、又泣いてしまいました(T.T)


今の自分にもっとも 欠けている、頑張る気持ち・諦めない気持ち・またそれらは生半可では出てこないと言う事を改めて思い起こしました。

素敵な日記を有り難うございました。

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タイラーさんへ (ituka)
2012-08-04 00:31:53
どうも、こんばんは。

今、オリンピック真っ盛りですね(笑)
懐かしい記事にコメントありがとうございます^^

この“アンデルセン物語り”は生涯忘れることが出来ないほど衝撃的でしたよ。

今なら動画でいつでも見られるので、また見てみたいです。

アスリートってほんとうに凄いですね。
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