映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~

映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

ハード・ラッシュ

2013年06月19日 22時24分43秒 | 映画 は行
評価:★★★★【4点】



主要キャラ5人の人物像がしっかり描かれてるのでドラマはOK!
しかも皆、ワタシのお気に入りってところもプラスポイント(笑)

彼らの計画すべて時間が限られていて、全編漂う緊張感!
ついでに言えば、ひとりのおバカさんのお陰で
余計な作業も増えさらに時間がなくなる悪循環!
次々降りかかる悪夢に主人公が気の毒すぎて涙を誘う(笑)



かつて“世界一の運び屋”と称されたクリスも、
今では愛する家族のために裏稼業から足を洗い、
妻と二人の息子とともに幸せな生活を過ごしている。
だが義理の弟アンディがコカインの密輸に失敗し、
組織から命を狙われる羽目に陥ってしまう。
クリスは弟と自分の家族を守るため、
かつての仲間を呼び寄せパナマからの偽札密輸計画を決意。
だが彼らは組織からも警察からも追われることになり…。
<allcinema>




【ネタバレ少々、要注意】


この映画、主要人物を見まわしても分かる通り
かなり贅沢な布陣だと思います(笑)

『テッド』の大ヒットで一躍大スターとなったマークさん。
(もちろん、その前から知名度はかなりのモノでしたが)
そして、なによりヒーローの妻にケイト・ベッキンセール!
これがすごくうれしい!
そのおかげで本作に俄然興味が(笑)

ケイトが最終的に夫の敵となり二転三転するような
変に凝った脚本でないのも好印象!

こういう普通の妻役がまだまだ演じられる初々しさが良いね!
彼女が庶民的な妻を演じたのはいつ以来だろう?と
記憶を遡ると『もしも昨日が選べたら』(2006)ですかね。

この時すでに『アンダーワールド』のセリーンのイメージが
しっかり付いていたのでとても新鮮だった記憶がある。

ということで、鬼嫁でもなく普通に幸せを願う妻が
大変よかったですよ!(笑)
終盤辺りで後頭部を打って気を失いますが
その頃になると、普通にか弱い女性とインプットされてるので
なんら疑念も持たずに鑑賞できたのがよかった(笑)

他にはマークの親友でベン・フォスター!
ワタシはこのひとが割と好きなんですよ。
あのどこか陰のあるクールな印象はライアン・ゴズリングに近いかも?
今回の役どころは彼のキャラにピッタリだと思いますよ。

小悪党のジョヴァンニ・リビシ!
髪型とタトゥでみごとガラの悪いキャラが嵌まってた(笑)

そして最後にこの人、今売出し中の
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズです。
本作では恐怖にうろたえ次々問題を引き起こすおバカさん!
本人はよかれとしたことがすべて裏目に出るドジっぷりに
もう笑うしかありません。

キャスティングの成功と、次々降りかかる難題に遭遇しても
頭を使ってなんとかクリアしていく主人公から目が離せない(笑)



【今週のツッコミ】
・セメント生き埋めギリギリセーフ!
 携帯電話は常に通常モードにしてないと命取りになるね。

・義弟の後始末のためパナマへ偽札密輸計画立てるんだけど
 得意の仕事はやっぱり嬉しいんでしょうね。
 ウキウキ顔で劇中でもその旨を台詞で言ってました(笑)

・主人公が起業した警報装置施工会社で得たノウハウは
 ラストでしっかり生かされてたね。
 
・合鍵作りとか手先は器用だし、化学も強いし腕っぷしも強い^^;
 こういう犯罪トリックには理系が大活躍しますな~(爆)

・主人公夫婦の陰に隠れた二人の息子は最後まで印象に残らず
 今の時点でもうすでに顔さえ思い出せない。

・パナマに出かけてからさらに緊張感が張り詰めることに。
 そこでもやってくれます。義弟のおバカさん(笑)
 もういいかげんにしてくれと誰もが思ったことでしょう。

・時間稼ぎに貨物船の油をワザと抜くが、抜く量までは
 綿密な打ち合わせはなかったのね^^;

・最近、蒸し暑くなりエアコンつけて寝たくなりますが
 お腹を冷やさないためにも札束腹巻はした方が良いね。

・ラストシーン、どこか『地下室のメロディー』思い出す。
 浮いて焦るドロン&ギャバンとちがいこちらは小躍り状態(笑)
 バナナは浮かないが塩は解けるんだよ、、、か。

・船長さん、悪い人ではないが良い人でもなく掴みどころがない。
 あのラストはシャレが効いてて笑ってしまう(笑)

・最終的にパナマで使ったバンを8万円で落札し???だったが
 まさか世界の名画を商品運搬のシーツ代わりに使ってたとは、、、
 義弟も最後に逆転ホームランで名誉挽回してましたね(笑)
 で、いくら儲かることになったのかな?
 字幕を追い切れず数字を見逃してたわ(苦笑)
 でも、ラストの心地よい風景は相当儲かったってことでしょうね。
--------------------------------------------------------
監督:バルタザール・コルマウクル
脚本:アーロン・グジコウスキ
撮影:バリー・アクロイド
音楽:クリントン・ショーター


出演:マーク・ウォールバーグ/ケイト・ベッキンセール/ジョヴァンニ・リビシ/
    ベン・フォスター/ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ/J・K・シモンズ


『ハード・ラッシュ』
 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 華麗なるギャツビー | トップ | アフター・アース »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
既に… (オリーブリー)
2013-06-30 17:53:29
話したような気がするのですが(笑)
コンテナ船って、「特攻野郎Aチーム」で見たような記憶があるけど、何だか新鮮というか、もっとここでのあれこれが見たかったかも。
関税とか海上警察とかハラハラポイントが足りなかったかな。
絶対にアレの落しどころがあると分かりながらも、二重のオチが爽快でした!
返信する
オリーブリーさんへ (ituka)
2013-06-30 18:28:24
こんばんは。
コンテナ船っていろいろな映画に出てきますね(笑)
最近では『アイアンマン3』(←ってほんとに?)
ワタシはコンテナ船でのハラハラ感はちょうど良かったかも(笑)
それよりももっとトリックが見たかったかな。
ラストのオチ、二重で巧い演出でしたね(笑)

にしても、コンテナの封印ってただの結線バンドだったようにみえたけど
あんなんでいいのでしょうか(爆)
返信する
やっと読めました(笑) (ami)
2013-07-03 21:33:50
ベン・フォスター、私も好きです。
確かにゴズリング系(?)ですよね。
ちなみに私はフォスター派です(笑)

>で、いくら儲かることになったのかな?
確か2000万ドルって言ってましたよ。
ポロックってそんなにするの!?とビックリしてググったら
100億を超える価格が付いたこともある、って出てきてまたまたビックリでした。
返信する
amiさんへ (ituka)
2013-07-05 22:02:25
こんばんは。
でしょう!ゴズリングと兄弟演じても違和感ないかもよ(笑)
フォスターくんってどの映画も似たようなキャラですよね。
いいやつなんだけど、どこか危ない不安定さがあってワタシも男優で好きな人のひとりです。

そうそう、あのボロックの画って普通なら100億超え、劇中でもそう言ってました。
闇取引だと80パーセントOFF(爆)

名が売れると幼児が描いたといってもいいくらいのあんな画が高額になるのね(今なら3億あれば余生は十分かな・笑)
返信する

コメントを投稿

映画 は行」カテゴリの最新記事