昨晩のニュースで、紅葉の話をしていました。
東日本は標高1000メートル以下のところで
西日本は標高1000メートル以上のところで
紅葉が最盛期を迎えるそうです。
さあ、自分の行きたいところ、住んでるところの標高を今すぐチェック!というわけにもいかないと思うのですが。。。
ちなみに紅葉の最盛期を迎えているスポットはこちらから調べられます。
この話、ご存じの方も多いと思うのですが、日中と朝夕の気温の差が大きければ大きいほど紅葉は早く色付くという話をよく聞きます。高いところであればあるほど、気温差は大きくなるので、山の標高が関係してくるのですね。
▼気になったので、もっと詳しく調べてみました。
もともと、植物の葉の中には、
(1)葉っぱをいつまでも緑色にしておこうとする葉緑素
(2)カロチンとよばれる赤黄色の色素
(3)クルサントヒルとよばれる黄色
の三つの色素がある。
▼このうち(1)の葉緑素は非常に不安定で、気温が高いと元気がよく強い緑色を出すが、気温が低くなると、元気がなくなり分解してしまう性質がある。
▼それに対して(2)のカロチンや(3)のクルサントヒルは気温に左右されず安定した性質を保ち、葉緑素のように気温低下によって分解するようなことはない。
▼このため、気温が低くなる秋になると葉緑素が分解をし始め、緑色が葉の中から消え、残ったカロチンやクリサントヒルの赤や黄色が目立つて秋の紅葉となる。
なあるほど、葉が色付くというよりは緑色が抜けていくんですね。
では「気温が低くなる」というのは大体どのくらいかというと、およそ7℃くらい。なので、明け方の最低気温が約7℃以下になると、葉緑素が分解を始め、数日後に紅葉が始まるといわれています。 標高の高い山ほど、早く気温が低くなり、7℃以下の時間も長い、これが紅葉のひみつだった!
ということは、朝の気温が7℃以下になった日から、何日目で紅葉が始まったかの記録をとっておくと、来年から自分で紅葉の予測ができるようになるわけです。プロの紅葉の予想というのも、この統計が参考にされているようです。
iタウンページには右上の天気のところに気温が出るようになってます。12日の朝の気温、東京は9度。もし、7度以下になっていた方は、ちょっと近場の紅葉を見上げてみるのもいいかもですね。
さてさて、へーなるほど、と思ったあなたも、ジョーシキでしょ、と思ったあなたも勉強はこのぐらいにして出かけませんか?今週は紅葉が見ごろのところが多いです。出かけないともったいない!本格的なお出かけができないという方も「名所もいいけど身近もネ!」のコーナーがおススメです。
鎌倉の紅葉はまだ先、11月末から12月に入っても大丈夫です。
鎌倉の紅葉、私もとても楽しみにしています。
おしゃれなカフェや洋食屋さんも多いですよね。
大好きな場所のひとつです。