一庵 (ひとつあん)

飛べないライター『いたっきい』の愚行をさらしています。

※普段ハtwitterニ居リマス。

津軽旅行記Vol.1 (しじみラーメン)

2006-09-09 | 旅行・見学

 

青森に来るのは三度目。
でも過去に行ったことがあるのは、国家石油備蓄基地原燃PRセンター、三沢基地など。
つまり、とても偏っている。
一般的な観光地に行ったといえば、奥入瀬ぐらいかな。

今回も目的は三沢基地航空祭
しかしせっかくの青森。ここは観光地もおさえておきたい。
というわけで、レンタカーで一路、津軽半島をめざした。

目的地は津軽半島最北端の竜飛崎。
しかし、それ以外はあまり目的はなく、目に付いた場所には立ち寄ってみようというスタンス。
こうして計画を立てぬまま、陸奥湾に沿って北上する。

青森から約1時間。
陸奥湾に面した蟹田の町にタワーがあったので立ち寄ってみる。
どうやらこの建物はフェリーターミナルらしい。

 
 蟹田のフェリーターミナルと展望台

まったく客のいない建物内には、フェリーの乗船窓口と売店があった。
タワーに上ってみる。
なんと足元はすべてステンレス製の格子になっていて、はるか下までがそのまま見える
高いところが苦手な人は上らないほうがいいかもしれない。

 
 幾何学的な構図が面白かったので一枚

タワーの上からは、陸奥湾越しにうっすらと下北半島も見えた。
曇天。色をなくした水墨画のような風景。
いたっきいが持つ東北のイメージにぴったりな景色だった。

そろそろ小腹が空いてきたので、蟹田から「やまなみライン」で津軽半島を横断して十三湖に向かうことにした。
目的はしじみラーメン
青森出身の後輩、かつて青森の人とお付き合いしたことのあった同僚(T_T)に、「津軽半島になにか名物はあるか?」と聞いたところ、帰ってきたのがこのしじみラーメン。
ほかになにもn即座に答えが返ってくるということは、うまいに違いない。

田んぼ、低い山、丘、点在する民家。
車窓からは牛もチラホラ。
津軽半島は穏やかだった。

 
 べこ発見!

途中、道の駅「十三湖高原」長い滑り台を発見。
これこそ無用の長物!こういうの大好き。
即座に車を寄せて遊んでみる。
童心に返る。。。どころか、もともと童心のままなので他人の目(;¬_¬)は気にならない。

 
 てか、本当は誰もいないのだが

・・・滑り台に敷かれたローラーでお尻が刺激されてかゆい。
次に利用するときは(するのか?)座布団かなにかを敷くとしよう。
こうして寄り道を繰り返し、予定していた時間より大幅に遅れて十三湖に到着した。

十三湖は、地図でもわかるとおりの汽水湖。
ゆえにしじみの養殖が盛んだ。
道路沿いにも「しじみラーメン」ののぼりが目立つ。

今回いたっきいたちが行った店は民宿兼食堂のドライブイン和歌山
十三湖の湖畔に立ち、立派な駐車場も完備していて観光客も多かった。

 
 なぜに和歌山?

なにやらメニューはいろいろ書いてあったが、いたっきいたちの目的はただ一つ、しじみラーメン。ほかのメニューは目にとまらない・・・と思いきや、友人が早々と運転放棄宣言。ビールを飲みはじめた。

お、きたきた。

 
 十三湖名物「しじみラーメン」 700円

なんというか、想像どおりの見た目
しかし入っているしじみは結構大きい。
定食屋の味噌汁に入っているような小さいものではなく、むしろ“小さめのあさり”くらいの大きさがある。

さて気になるお味は・・・・・

・・・・しじみ

まずくはない。まずくはないよ。
でも味はわりと想像どおりだった。
しじみの吸い物+塩ラーメンといったところ。少し味噌も入ってるかな?

しかし特筆すべきはしじみの量
殻が重いため、スープの中に大量に沈んでいた。
一つずつサルベージし、食べる。
殻を殻入れに捨てる。
この作業を黙々と繰り返す。
食べ終わるころにはおなかもいっぱいになっていた。

 
 かなりの量のしじみが入っていた

さて、おなかもいっぱいになったし、竜飛崎へ向かおう!
津軽半島の日本海側をひたすら北上。
寂れた漁村、断崖の道。いよいよ最果ての地にきたという印象が強くなってくる。

 
 一路、竜飛崎へ・・・

道の駅「小泊」で奥入瀬の水で作ったコーヒーを飲み、水のきれいな海岸線では波打ち際を泳ぐ小魚と遊び、景色のいい高台では日本海を眺める。
そうやって10~20分に一度くらい休憩を入れながらのんびりと走る。
途中で面白い滝も見つけ、ちょっとしたクライミングで上まで登ってみたりもした。

 
 名勝「七つ滝」

竜飛に近づくにつれ、道が険しくなってきた。
急勾配、九十九折の道。
道路端の記念碑で知ったが、現在は国道339号線の一部となっているこの道路、実は陸上自衛隊第9師団が建設したとのこと。

 
 陸自9師が建設した道路・・・らしい

地名に「一の坂」「坂本台」などと独特の言い回しがあるのを不思議に思っていたが、やはりそうなのか・・・と納得した。
通常、道路を自衛隊が建設することはない。
しかしここは津軽半島の最北端近く。
きっとソ連の脅威から国土を防衛するための緊急展開用道路の整備が急務だったのだろう。

寄り道でさらに大幅に予定を狂わせつつ、竜飛崎に到着。
ここで以前からぜひ行ってみたかった施設に立ち寄る。
それが、青函トンネル記念館だ。

つづく。

 



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