一庵 (ひとつあん)

飛べないライター『いたっきい』の愚行をさらしています。

※普段ハtwitterニ居リマス。

一蘭 (ラーメン:立川)

2006-01-21 | B級・C級グルメ


いたっきいが10年ほど前から気に入ってるラーメン屋があります。

それが一蘭
元々は福岡市にあるラーメン屋でした。

学生のころは、九州に遊びに行くたびに一蘭に立ち寄ってきました。
社会人になり、実家のある兵庫県で働くようになってからも、九州の航空祭
に行くついでに何度も立ち寄りました。
東京への転勤が決まったとき、最初に転勤のメリットとして考えたのが、
「一蘭にいけること」。
その当時(四年前)、東京にはすでに六本木店と上野店があったのです。

その一蘭も、いまや東京都内に6店舗をかかえ、つい最近、立川にもオープ
ンしました。

今日は雪の影響で空いているだろう!ということもあって、できたばかり
のその立川南口店にいってきました。

しかし、いきなり出鼻をくじかれました。
事前に地図であたりをつけていたものの、意外と店の場所が分からなかった
のです。
それもそのはず。
他の一蘭の店舗とは大きく趣が異なっていたのです。

 
 「一蘭」立川南口店。立川駅南口よりやや東にあった

・・・違うんですよ。
こんな白黒の看板じゃわからないんです!
なんていうか、一蘭は赤黒のイメージなんです!
そして提灯がぶら下っているんです!

それが一蘭なんです!

他の店舗はだいたいこういう感じです↓

 
 一蘭中洲川端店(福岡市中央区)

また、予想していたとはいえ行列がないので分かりにくかったというの
も敗因の一つです。
ま、何とか見つかったのでヨシとしましょう。

さっそく店内に入ります。
一蘭にはもう数え切れないほど通ったいたっきいです。
店側のアクションもすべてお見通しです。
まず入り口で従業員に声をかけられるのです。
これは東京の店ならどこも同じ。

「お客さま、当店のご利用ははじめてでしょうか?」
ホラね。┐(´-`)┌

「30回目くらいです・・・」


・・・ご利用は無計画なのです。というわけで店の奥に入ります。

一蘭店内は、うなぎの寝床のような細長いカウンターがあり、一人ひとり
のスペースが仕切り板で区切られ
ています。

 
 一蘭店内(中洲川端店)
 背面の壁にT富士のティッシュがズラッと並んでいるのは、
 上野も大宰府も中州も立川も同じ(いたっきい調べ)。
 もしかして全店同じ!?


パーソナルスペースは、左右を区切られているうえ目の前にのれんがあり、
他の客はおろか従業員と顔を会わせることもありません。

 
 
快適な?個人空間(中洲川端店)
 立川店のテーブルはプリント合板で、雰囲気が
安っぽい

冷水は回転寿司屋の給湯システムのようなもので自由に入れることができ、
店員を呼ぶときは呼び出しボタンを押します。
割りばしの袋が追加トッピングの注文用紙を兼ねていて、トッピングが必要
なときは右端に置いてあるボールペンで印をつけ、お金を添えて従業員を呼
び出します。
これが一蘭ご自慢の、従業員と一切会話することがなくすべて完結すると
いう、横着な洗練された「味集中システム」特許出願済^^;)です!

ちなみに正面の「のれん」、立川店のは赤い布ではなく白い板でした。

 
 立川店の「のれん」はプラスチック製・・・。文言は同じ
 (画像クリックで中州店の「のれん」拡大画像が開きます)

布だとはねたスープがこびりついて汚くなるからでしょう。
プラスチックだと掃除が楽そうです。
明らかにコストやメンテナンスを意識していますが、従来の一蘭の雰囲気
ではない
です。。。残念!


さて、前置きが長くなりましたが、ラーメンの注文のしかたをご紹介。

まず店舗入り口で食券を買います。
ラーメン+トッピングが基本で、トッピングはネギやチャーシュー、半熟
ゆで卵やキクラゲ、ご飯などがあります。
もちろんとんこつラーメンらしく、替え玉(1玉、半玉)もあります。

店内に入ると空席満席」ランプがあり、空席のランプのついている席
へ座ります。ここは怪しげな宿泊施設と同じ要領(ボタンは押しません)ですw

席につくと目の前に紙が置かれています。
席にある赤のボールペンで印をつけ、好みの味にします。

 
 客が指定できるトッピングはこれだけ
 テーブルには調味料などは一切ない


いたっきいはだいたいいつもこんな感じでしょうか。↑

ちなみに「秘伝のたれ」唐辛子+薬味を数日寝かせたもので、けっこ
う辛いです。1/2倍でも意外と辛くなります。
多く入れると、翌朝熱い戦いが繰り広げられます(謎)

またはごろも内科・小児科で航空身体検査を受けられるついでに寄られる方
は、こってり度とにんにくを「なし」にするのが無難です。。。


味付けメニュー?の紙を従業員が持っていって約2分。
出てきた半熟ゆで卵の殻をむいている間にラーメンが登場しました!

 
 ラーメン+半熟塩ゆで卵+替え玉(プレート)

これですよコレ。
とんこつにしては臭みの少ないこのスープの香り。。。

味も豚臭くなく、一口でわかるキメの細かさ、まろやかさが印象的です。
何度も濾して臭みをとっているのでしょう。
何かよく分からないけどとんこつ以外のダシもでているのがわかります。
塩味も少し薄く、くどくならない程度にまとめてあるので、こってりでも
あまり重く感じません。

味にこなれてきたら「秘伝のたれ」を少し溶かし、辛口にします。
これも多くのとんこつラーメンが豆板醤を入れるのと違って、自然な辛味
が増す感じです。

半熟ゆで卵の味もやわらかさもほどよく、注文しなくてもテーブルに出
されている(もちろん別料金ですが)あたり、自信の程がうかがえます。

それと、がうまい!
口当たりも硬くなくまろやかで、とんこつスープのあとに飲むと甘みが感
じられてついつい2杯、3杯と飲んでしまいます。

なお、スープまで残さずに食べると、ドンブリの底に書いてある文字が見
えます。

 
 体に悪い?行為をした者だけが読むことを許される一文

最後の一滴がうまいのは姫路駅の駅そばだと常々思っているいたっきい
にとって、一蘭のは「最高」ではないのですが、スープがうまいことは
確かです。


ごちそうさま。。。


一蘭は、個人スペースがあって従業員とも顔をあわせない他にはないシス
テムと、食べればすぐに一蘭だとわかるその味を武器に店舗を増やしてき
ました。上野店の行列を見ると、東京でも人気の店になっていることが分
かります。

確か数年前は「味が落ちることがないよう全店直営」としていました
が、いまはホームページにもそのような記載がないので今後チェーン化
することも視野に入れているのかもしれません。
これから間違いなく伸びていくラーメン屋ですが、味の管理はしっか
りと継続して欲しいものです。

なお、立川店にはボックス席もあるようです。
ここホントに一蘭か?

 
 隠し撮り?ボックス席

・・・なので大勢で行くのも面白いかもしれませんね。

























 食ってる間に、外は大変なコトになってた!

   
 
・・・ここ本当に東京デスか?




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も好きです (かっちー)
2006-01-22 12:08:15
『一蘭』。

初めて行ったのは4年くらい前に桜木町にあるお店だったかな?

会社の同僚が、博多で美味しかったから!ってことで誘われて数回行きました。

なかなか隣と話ができないけど・・・。ゆっくり食べられていいかも☆



しかし、白黒の看板って・・なんかイメージが違う!

そのうえ、ボックス席があるとは・・・!

うーん。。。



T富士のティッシュはどこでも同じなのかなー。
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Unknown (えりぽん)
2006-01-22 13:06:13
すごーい。こんなのはじめてみましたよ(@@

完全個室のラーメン屋。。。びっくり。

ちょっと変な感じですね。
返信する
熱い戦い (ichirou)
2006-01-22 17:52:05
微妙に店舗が違うと店の構えとかが違うんですね。

中洲店のテーブルが年季入ってて良い感じ。



臭みのないスープに最初は『無難な...』と感じたけど、回数を経る度に店の意図が読めてきた気がする。



身体に悪いと知りながらも飲み干すスープ。

ドンブリの底に書かれた文字を見、今日も飲み干してしまったと後悔する。



ん~…後を引く味ですよねー
返信する
食べ物ネタは (いたっきい)
2006-01-23 00:13:36
皆さんの食いつきが違いますねえ



■かっちーさん



横浜にも一蘭あるね。

てか、神奈川には一蘭の製麺工場があるみたい。大規模展開に向けて準備万端ってところか。。。



>白黒の看板って・・なんかイメージが違う!



そうそう。そのおかげで店を見つけるまでクルマで目の前を2回通り過ぎたよ。

一蘭は今まで6ヵ所行ったけど、立川は手づくり感があまりなかった。はじめて「企業」だと感じたよ。

昔から知ってた(といっても10年ほどだけど)店がメジャーになってくると、うれしさもあるけどどこか寂しさがあるね。

・・・といいつつ、足しげく通ってしまいそうです。



>T富士のティッシュはどこでも同じなのかなー。



たぶん全店そうしてるのでしょう。

どこの一蘭でも、しっかり最寄店舗のティッシュが入ってます。<調査済み

このあたりの対応が、「企業」とはいっても田舎臭さを残していて好きですけどね。



■えりぽんさん



完全個室・・・というほどでもないけど、隣の人が気にならないのはたしか。

隣の人がナニをトッピングしてようと、どんな味付けをしていようと全く知ることがない、まさに「味集中システム」なのです。

でも、いくらうまいラーメンを提供しても、それだけでは急速な店舗展開はできなかったでしょう。この面白いシステムがあることが呼び水になっていると思います。

東京へ起こしの際は?ご案内しましょう。。。



■ichirouさん



いたっきいの知ってる一蘭は、中洲川端店のものとほぼ同じ外見、内装です。

年季の入ったテーブルと、ちょっと色あせたのれんが好きなんですけどね~。

立川店はプリント合板でちょっと冷たい感じがしました。会議室のテーブルみたい。



臭みのないスープ、あるときピピッ!ときます。

これだよこれ。。。<この感覚になると末期です。

どんぶりの底に何種類か違う文言が書かれていたらさらに不健康になりそうですね。

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