一庵 (ひとつあん)

飛べないライター『いたっきい』の愚行をさらしています。

※普段ハtwitterニ居リマス。

1日目:東京→姫路 (さらば0系新幹線 Vol.2)

2008-12-16 | 旅行・見学

※11月21日の内容です。のちほど日付を修正します。

前日に突然思い立って?新幹線乗り倒しを計画しましたが、その第一弾には500系を選びました。わずか9編成(W1~W9)しかない500系が、東海道区間から姿を消すのは時間の問題。いまではなんと、山陽新幹線で「こだま」として、運用されはじめています。

ほな、乗っとくしかないやんケ?(赤穂弁)
ってのが理由です。

実は500系は、0系の次に好きな形式だったりします。
形も、ミミズみたいでなかなか…

 
 独特のフォルムの500系電車。ファンも多いが、実は嫌う人も多い

9編成しかない理由は、営業運転300km/hをめざし、あらゆる部分に新機軸を盛り込んで高性能をもとめた結果、1編成が約46億円と価格が高くなりすぎたためです。しかしその性能の高さは現在でもトップにあり、たとえば発車後4分で300km/hに達する加速性能は、最新のN700系をも上回ります。

通勤電車もビックリの加速で、そのまま300km/h!
カーブが多く路盤の弱い東海道区間では最高速度が270km/hに制限されているため、あまり意味のない性能なのですが、オーバースペックであろうとも性能を追求した“機能美”が、いたっきいの心をわしづかみです。

「のぞみ」とは違う別の新しい愛称。(…その予定だった)
パンタグラフも独特。(航空機のT尾翼に近く、翼端はフクロウの羽を参考に、低騒音を実現)
振動を抑制するセミアクティブサスペンション。
オールM。(全車が動力車、これは0系と500系のみ)
航空機のようなアルミ合金のハニカム構造。
先頭車両の半分がノーズ部という、極端な流線型。

500系はJR西日本の野心作で、持ちうる技術をおしげもなく注ぎ込んだ革命的な車両です。
97年の運用開始の時点で、営業運転での最高速度300km/hはフランスTGVと並び世界一、また表定速度(始発~終点までの平均速度)242.5km/hは単独で世界一でした。このように圧倒的な高性能を持ちつつも、高い値段と、丸い動体からくる車内容積の狭さ、客席数が他の新幹線電車と違う(他の電車を代車に割りあてたとき、席が見つからない人が出てくる)など、快適性や運用効率に問題があることから、性能をややスポイルしつつもバランスのとれた700系開発(JR東海・JR西日本共同)につながっていったのは皮肉なことです。

1日わずか2往復しかない東海道・山陽新幹線直通の500系のぞみ。残念ながら、2009年にも東海道区間から追い出される予定です。最高性能を誇る電車が、いきなり0系こだまの後継とは、悲しいものがあります。のぞみ運用から外れた後は、二度と300km/hで走ることはないでしょう。

※JR東海は運用効率の悪さなどで500系を否定していますが、開発中に「のぞみ」に代わる愛称をつけようとJR西日本が持ちかけたときにも却下しています。基本的に殿様商売の東海は、単に効率だけでなく、500系が自分のエリアで高性能を発揮することへの嫉妬も持っていたんじゃないかと思います。鉄道関係者の間では、この件に限らず「東海はおかしい」とよく言われています。

うん、書きたいこと書いてちょっとスッキリしたw

そんなわけでJR東海とビジネス客には不評の500系ですが、いたっきいは大好き!
あえてせまい席(E席)を指定していました。

 

のぞみ187号 東京駅を定刻14:13に発車。
いよいよ4日間の、新幹線の旅のはじまりです!
まだはじまってなかったのか…とか言うな

 

 

…ねむ。イキナリか!?

ウトウトしていたら、富士山が見えました。
いい天気。あさって、晴れてくれるかなあ?<意味深

 
 富士山。建設中の第二東名の高架橋も見える

ちなみに今回の旅のお供は、最小限の着替えと小説2冊、コンデジとデジイチ、レンズ3本(18-55F2.8、70-200F2.8、400F5.6)、ストロボ、パソコンとやりかけの仕事の資料、受信機ポータブルナビです。
…不思議なものが入っていますが、気にしないでください。

たとえばポータブルナビ(サンヨーのSSDナビNV-SB360DT)は、音楽を聴いたりワンセグを見たり、現在位置を表示するのに使えます。
さっそく、電源を入れてみましょう。

 
 速っ! とんでもない勢いで画面が流れてるw<あたりまえ

ナビに速度表示の機能があれば、もっと楽しめると思います。

今回は沿線をじーっと、それこそ首が痛くなるまで見ていました。普段、本を読んでいるか寝ているか、原稿を書いているかのどれかなので、こうして外を見ることは少ないのです。
京都を出て大山崎付近を通過し、サブG(一瞬フワッとする)を感じると鳥飼基地が見えます。

 
 大阪第二車両所、通称鳥飼基地
 700、300、300、700、N700、700、700…700?

16:50新大阪着。
あ、車内の写真撮り忘れた。
500系は内部も飛行機のように丸くて独特なのです。

 

新大阪から姫路は、すでになつかしい感のある300系
東京から実家を往復するときはのぞみがほとんどのため、300系に乗ることは少ないのです。

300系は、0系、100系に続く第三世代の車両で、新幹線初のVVVFインバータ制御、最高速度270km/hの達成(試験では91年に325.7km/hを記録)など、多くの点で革新的な性能を持っています。100系の最終編成より先に製造されはじめ、500系全編成と、700系先行試作編成よりも後に製造を終えました。

ま、いたっきいにとってはあまり思い入れのある電車じゃないので、このくらいで。

 
 新大阪駅に入線する300系ひかり

ひかり375号、17:05定時に出発です。

 
 11号車 左の手前は車椅子用スペース

低重心化を図るためもともと車高が低いことに加え、間接照明を使用することもあって天井は低いです。そうそう、300系のなかでも、特に初期の車両はエアコンの効きが悪いことで有名?でした。
夏熱く、冬寒い。
しかしその反省から、700系は快適性も重視する造りになっています。

17:11姫路着。
わずか39分の300系の旅でした。

【本日利用した新幹線】
・のぞみ187 東京14:13→16:50新大阪 500系(W8編成)
・ひかり375 新大阪17:05→17:44姫路 300系

 

 え?なぜ相生じゃなく姫路で降りるのかって?

 

 

 

 

 

 

 そこに駅そばのある限り

 


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3 コメント

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値上がり… (どんちゃん)
2008-12-16 13:10:00
 今、駅そばって凄い値上がりしてるのね!?
オイラ、中学生の頃、天ぷら蕎麦260円で食べてたくらいから記憶がないんだけど…(^-^;)

先週末、赤穂で義士祭やってたから、実家に帰ってたんだけど、大石神社前の元駐車場(広場?)で駅そばがお店出してて…
420円とかって…
イベント価格過ぎるだろ?って思って、さすがに食べなかったんだけど…(^-^;)
(渋滞も凄かったし…^-^;)
食べときゃよかったかな…って思い出す、今日この頃…
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タフタフやん (ichirou)
2008-12-17 22:59:31
また以前のえきそばエントリーを読みました。
タフタフの天ぷらが果たして一気に飲み込んでしまえる程の物なのか?噛みごたえがある物なのか?気になって仕方ありません。
次回は動画でフ~フ~ズルズルってのをお願いします!

あ、これは新幹線のエントリーだっけか?
姫路駅のえきそばだけに反応してしまったw

ちなみに僕は0系しか乗った事ないんです(恥
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まねきの駅そば (いたっきい)
2008-12-19 10:18:52
お二方とも、駅そばに反応しましたかw

420円という価格は、一般的な天そばあたりと比較すると安いのかもしれないけど、昔を知ってるとやっぱり高く感じるね。根拠はないけど、小学生の頃は210円くらいだったと思う。子どもの頃は猫舌だったから(熱いものを好んで食べてたからか、今は猫舌じゃない)、姫路駅で買った駅そばを電車に持ち込むと、相生あたりでようやく食べ終わってた記憶があるよ。今じゃ、発車3分前に買ってもつゆまで飲み干せるけど。

えきそば、お持ち帰り用にも売ってるんですが、たぶんそれを自宅で作ってもあの味は出ないと思います。そばつゆの常識とは違い、盛んに沸騰させているのでコクが強く出ています。そこに、溶けかかった天ぷらの甘みが絡み、さらに麺に混ぜられたかんすいの味も混ざって、かなり複雑naaaああああ駅そば食いたい!
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