うさぎの眼球摘出根尖部膿瘍

うさぎの臼歯が悪くなると、
臼歯の奥に膿が溜まってしまう場合があります。

上の臼歯の奥に膿が溜まると、

このうさぎの骨格でもわかるように、
臼歯の奥に頭蓋骨の眼窩があるため、
膿の逃げ場がなく、眼球を押し出すことがあります。

今回のうさぎもそのような状態となってしまって、
出血が伴ってきたこと、眼球の突出が強いこと、食欲が落ちてきたことから、
眼球摘出の手術をしました。

この手術は根尖部の膿のコントロールがうまくできない状態があるため、
痛みの軽減、出血の回避、食欲の回復をねらった手術となりました。



眼球摘出と同時に悪い臼歯の抜歯もできたことから、
術後には食欲がもどり元気に過ごすようになりました。
根尖部の膿瘍のコントロールは今後の経過観察となります。
現在の良い状態が長く続き、元気食欲もあるいつもの生活が続いてくれることを願ってます。

今年もよろしくお願いいたします。

今年もよろしくお願いいたします。

昨日は雪が降り寒い日になりましたね。
今日には何とか雪も解けました。

年末年始からのペットホテルも一息つきましたが、
成人の日の連休まで続きます。