「セクハラ」労災認定 アルバイト女性、鬱病に(産経新聞) - goo ニュース
34歳の調理補助をしたいたアルバイトの女性に同僚男性3人から「おっぱいもませろ」「死ね」などといわれ、女性はうつ病で入院してしまったというこの事件。すでに労災認定がされているというから驚いた。 労災申請は、通常雇用主が労働基準監督署に申請するものだと思う。会社もセクハラを認めていたと言うことだろうか?
以前、このブログでも教師のパワハラ自殺の件を取り上げた。今回の事件もそれと同様に、職場内でのいじめが起こした事件といえる。このような事件が起こると会社の立場は微妙なものになる。被害にあった社員を守る為に 労災申請をすれば、起こった事件を認めざるを得ない。事件を認めれば、当然その責任を取らなければならなくなる。果たしてこの労災申請がどのような形でなされたのか?
労災申請の経緯は不明だが、労災認定がされたということについては、被害者女性の救済という意味からは意義が大きい。当然入院には費用もかかるし、入院中は収入もなくなる。治療費の実費、(差額ベット代は対象外)休業中の収入補償(実績の一部)は労災保険から支給がある。保険としては 入院保険に入っていれば、この収入補償の不足部分や差額ベット代が補償される。
今回の報道に関する 会社側の対応はいただけない。「今回の件はすべて弁護士に一任している。裁判の中で会社の主張を述べたい」と新聞には簡単に報道されている。デニーズのコメントがこれだけというのがが事実なら、会社の危機管理としてはあまりにお粗末だ。労災認定されたのは昨年の7月それから訴訟までの間、当然被害者弁護士との折衝もあり 事実関係・事件の慎重状況は十分把握していたはずだ。
セクハラの事実を認めるのか否か、被害者女性との対応、経緯やセクハラしたという3名の処分など公表すべき事実は多い。会社としてこの問題に正面から取り組んでこなかったことの表れではないだろうか?このような場合に役立つ保険として、企業の危機管理をサポートしてくれる保険がある。AIUから発売されている危機管理費用保険だ。危機管理費用保険は危機発生後の初期対応のための専門家を紹介し、コンサルティングを受ける費用を補償するユニークな保険だ。資料請求
「セクハラ」労災認定 アルバイト女性、鬱病に
2007年5月18日(金)03:49 ファミリーレストラン「デニーズ」の元アルバイト店員で神奈川県小田原市の女性(34)が、職場でセクハラやいじめにより鬱病(うつびょう)になったとして、小田原労働基準監督署が労災認定していたことが17日、分かった。
労災認定は昨年7月13日付で、女性の代理人を務める弁護士によるとセクハラでの認定は珍しいという。
代理人によると、女性は、調理アルバイトとして県内の大井松田店(大井町)に採用された平成17年4月以降、当時の同僚男性3人から「おっぱいもませろ」「死ね」などと、たびたび言われたことによる精神的ストレスで不眠といった体調不調を訴え、同年11月、病院で重度の鬱病と診断され入院。現在も入院中で、退院のめどがたたない状況という。
女性は今年2月、デニーズジャパン(東京都千代田区)とセクハラをした元同僚3人に慰謝料など計約3000万円の損害賠償を求めて横浜地裁小田原支部に提訴。17日の第1回口頭弁論で同社は争う姿勢をみせた。
デニーズジャパンの話「今回の件はすべて弁護士に一任している。裁判の中で会社の主張を述べたい」