
政権末期の韓国の李明博・前大統領と同じか?
<中国・新華社、天皇陛下に謝罪を要求 「昭和天皇が戦争指揮」>
http://www.sankei.com/world/news/150826/wor1508260037-n1.html
■【北京=矢板明夫】26日付の中国紙、光明日報は「昭和天皇には中国への侵略戦争の主な責任があり、その後継者である天皇陛下は先の大戦について謝罪するべきだ」と主張する記事を掲載した。記事は国営新華社通信が配信した。中国はこれまで安倍晋三首相ら日本の政治家に対し、歴史問題について反省や謝罪を求めることはあったが、天皇陛下に対し直接、謝罪を求めることは異例だ。
記事は、「昭和天皇は中国への侵略戦争と太平洋戦争を発動し、指揮した」と強調した上で、「昭和天皇は亡くなるまで被害国とその国民に謝罪を表明したことがなかった。その皇位継承者は、謝罪で雪解けを、悔いることで信頼を手に入れなければならない」と主張している。
8月14日の安倍晋三首相の談話内容に不満をもった共産党指導部が、陛下の戦争責任を間接的に追及する方向に調整した可能性もある。

陛下は1992年に中国を初訪問した際、「わが国が中国国民に対し多大の苦難を与えた不幸な一時期がありました。これは私の深く悲しみとするところであります」と、お言葉を述べられた。■
謝罪要求の意図は何なのか?中国情勢に詳しい石平氏はこう見ている。
https://twitter.com/liyonyon
■石平太郎 @liyonyon ·
中国軍は27日までに、百隻以上の艦艇を動員して東シナ海で実弾演習を行った。昨日、新華社通信が天皇陛下に戦争への「謝罪」を求める中国紙の記事を配信した。上海株暴落、経済沈没、政権内部の内紛が激しくなってきている中で、どうやら習政権は国内矛盾転嫁のため矛先をこの日本に向けてきた。■
体制の危機から目をそらし、国内統制を強化するために、日本を敵として利用する意図が露骨になってきたのだろう。尖閣で何らかの行動に出る恐れも強まってきた。
日本政府のこの抗議は当然である。
<中国海軍の動画に抗議、尖閣映像で岸田外相>
http://www.sankei.com/politics/news/150827/plt1508270025-n1.html

■岸田文雄外相は27日の参院外交防衛委員会で、中国海軍が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を背景に領土防衛への決意を訴える兵員募集向けの動画を作成したとして、中国政府に抗議したことを明らかにした。抗議は27日までに、東京と北京の外交ルートで申し入れた。岸田氏は委員会で「領土、領海、領空を断固として守り抜く決意だ。毅然(きぜん)かつ冷静に対応したい」と述べた。■
中国国内では、爆発・火災事故もやまない。極めて不自然である。
<中国武漢でも爆発と火災 工業地域で4人死亡>
http://www.sankei.com/world/news/150827/wor1508270051-n1.html
■中国メディアの27日の報道によると、中国湖北省武漢の工業地域で26日午後、爆発音を伴う火災があり、4人が死亡した。
火災が起きたのは工場や事務所などが入っているビルで、1人は逃げ遅れて、ほか3人は5階から飛び降りて死亡した。大量に黒い煙が上り、複数回の爆発音がしたという。警察は関係する企業の責任者を拘束し、原因を調べている。
中国では、天津の大規模爆発の後も、化学工場の爆発などが相次いでいる。(共同)■

12日の天津大爆発以来、22日に山東省の化学工場爆発、23日と24日、河南省鄭州市と江蘇省蘇州市の化学工場で大規模な火災。短期間で連続的な爆発・火災が集中的に発生した。
反体制派、不満分子のテロの可能性もある。石平氏は「政権内部の乱れが」「組織的犯行」「習近平にたいする江沢民派の反撃」との見方をしている。<【石平のChina Watch】天津事故に見た習近平体制の綻び>http://www.sankei.com/column/news/150827/clm1508270009-n1.html
国威発揚の最大の見せ場が「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」なのだが、あの反日男が軍事パレードにも出席するという。
<【中国・抗日戦勝記念】潘氏、記念行事に出席 軍事パレードも>
http://www.sankei.com/world/news/150828/wor1508280012-n1.html

■国連は27日、潘基文事務総長が北京で9月3日に開かれる「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念行事に出席すると発表した。国連筋によると、軍事パレードにも出席予定という。
9月2~6日の滞在中、習近平国家主席や李克強首相、王毅外相と会談。気候変動問題、新たな国連開発目標を採択する9月の国連サミットなどについて意見交換する。
記念行事をめぐっては、韓国の朴槿恵大統領やロシアのプーチン大統領が出席する一方、オバマ米大統領や安倍晋三首相は出席しないなど、対応が分かれている。
潘事務総長は習氏から記念行事に招待されていた。潘氏は5月にモスクワで開かれた対ドイツ戦勝70周年記念式典にも出席している。(共同)■
昨日も書いたが韓国はもちろん日本とともに連合軍と戦った併合国であり、中露も文字通りの「戦争国」とは言えない。台湾は抗日戦の主役は「中華民国軍だ」と中国に抗議している。ソ連の中立条約を破っての8月9日の参戦は、領土分捕りのための便乗だった。
行事への首脳級の参加は、中国と関係の深いアジア、アフリカの友好国が中心で、中露以外の国連安全保障理事会常任理事国である米英仏や日本は出席を見送った。習近平は面目を保つため、数を増やすことに苦心したことだろう。
中国とベトナムとの対立が再燃する可能性もある。
<中国、南シナ海で石油掘削続行…越と対立再燃も>
http://www.yomiuri.co.jp/world/?from=ygnav2

■【北京=竹腰雅彦】中国とベトナムが領有権問題で摩擦を強める南シナ海北西部の海域で、中国側が石油掘削装置(リグ)を使った作業を続けていることが27日、明らかになった。
中国海事局によると、掘削は大手国有企業「中国海洋石油」が海南島の南方約130キロの海域で実施。作業は10月20日までで、各船舶に対し、リグの半径2キロ以内の水域に進入しないよう航行警報を出している。

ベトナム側からは「一方的な行動」などとして批判が出ており、掘削の継続で対立が再燃する可能性もある。中国は昨年5~7月、領有権を争うパラセル(西沙)諸島付近の海域でも掘削を行い、ベトナムで大規模な反中暴動が起きるなど中越関係は一時緊張した。■
中国はアジアの火薬庫である。目が離せない。