おはようございます。いろはでございます。
先週、今週と国内出張シリーズ(中国)でして、先週は北の哈尔滨(ハルビン)、今週は西安に行っておりました。
今週の西安はコチラの大学に用事がありまして・・・。
中国は社会主義なので、大学まで学校は基本全て公立になるんですが、こういう国家級の大学は国のお金で整備が進んでおりまして、キャンパスも凄く広いんです。
なんせ、大学専門のホテルまでありまして、今回の西安では大学のホテルに宿泊しておりました。
朝から所用を済ませて大学のキャンパスを横切って出口に来たのですが、どーやらここからホテルまでは徒歩で40分以上掛かるみたい・・・。
「いろはさん、折角だから、シェア自転車を借りてホテルまで戻りましょう・・!!」
同行している社員からそういう提案を受けたんで、面白そうなんで快諾致しました。
中国ではシェアサイクル各社が覇権を目指すべく、仁義無き戦いが繰り広げられています。
中でも、こちらの赤い自転車で有名な「モバイク」
そして黄色い自転車の「ofo」
この2社がとっても有名ですね。
乗り方は簡単・・・(※中国人にとってはです。)
自転車に付いているQRコードをスマホで読み取ります。
後は専用アプリをダウンロードして、身分証(中国国民は所持が義務付けられている)番号を入力するだけ。
精算は「支付宝」か「微信(Wechat)」で可能です。
100元~200元程度の押金と言われる保証金を支払う必要がありますが、30分まで0.5元(1元は17円)2時間まで1元で借りられますから、とってもお安く自転車を借りることができます。
日本のレンタルサイクルと違うところは乗り捨てスタイルなんです。なので、街中にはそれこそ、大量に自転車が転がっていますので、好きな自転車をテキトーに選んで、スマホでQRコードを読み込んで、送られてくるパスワードで鍵を解錠するという仕組みですね。
ワタクシはWecahtペイが使えるんで、登録を試行したんですが、100元の保証金をスマホで支払った次の場面で、身分証を入力するところでNGになってしまいました。
こちらでは外国人はパスポートが身分証の代わりになりまして、パスポート番号でいけるかな・・・と思ったんですが、やっぱりダメでした・・・。
結局、支払った100元は取り返すことはできませんでしたが、まぁ、それは勉強料ということで・・・(笑)
ネットを検索すると裏技もあるようですが、ハードルが高そうだったので、同行している中国人が赤自転車と黄自転車、両方の登録があるようでしたので、黄色の自転車を借りて貰ってそちらに乗り込みます。
(※おそらく、利用規約には違反していると思われますが・・・)
それではレッツゴー!!
このように街のいたるところに黄色自転車が停められています。
自転車はとっても簡易的なんですが、感心したのはタイヤです。
パンクしないように、チューブレスのゴムだけのタイヤが装備されておりまして、ペダルは若干重いんですが、なかなか快適です。
特に西安はワタクシの住んでいる青島と違って(笑)街を走るのが楽しいですし、自転車レーンもしっかり整っていました!
ま、それでも、交通状況は悪いんで、突っ込んでくるバイクや路線バスに気を使いながら楽しくサイクリングしました。
中国でも社会問題化されている、このシェアサイクル・・・。
こんな状況もありますが、最近、政府が規制に乗り出してきましたので、そんなに心配することはないでしょう。
コチラでは最近、膨大な個人情報データーベースを構築しており、個人の交通履歴は身分証を通じてすべて管理されようとしています。
日本では考えられないことですが、良し悪しは別として、マナーが悪い人はデーターベースにより追跡されて、信用スコアが落ちるのです。
個人の信用スコアが落ちると、例えば航空機の利用が制限されたり、旅行に行けなくなったり、住宅ローンの金利が上がったりするという、脅威の管理社会を社会実験しているのです。
さて、我々はというと、15分ほどゆっくりサイクリングして快適にホテルに戻ったのでありました。
シェアサイクルの利用を通じて、この国の凄さと恐さを感じたのでありました。
ちなみに、この国ではこういう利便性は、基本中国人のみが利用できます。
中国人もこのことはあまり知らない(意識していない)ようで、外国人は管理対象外なんでしょうけど、シェアサイクル位使わせてもらっても良いのではないかな~。と思いました。
おしまい・・。
怖い社会だが、日本もそうなるのかな。
誤入力とかないんですかね。あるいは一度信用落とすと時効とかもないんでしょうか。
いろんなことを考えさせられちゃいました。
交通とか汽車、航空とかついている大学は理系で優秀な大学のようですね。
中国人技術者採用の際に聞きました。
あとは師範大学ですかね?
麺の本場中国の中でも本場中の本場です。どんな料理を食べてこられましたか?
間違った場合の救済措置、あると良いのですが現実のところ良く分かりません。
ただ、スマホアプリと高度に連携しているのがこちらのシェアサイクルの特徴ですね~。
あと、凉皮が美味しかったです!!