いろはのお酒は少なめB級飲食日記

2024年1月(新年)からブログ活動を一旦休止します!

妻さんの手術と現状・・そのほかのこと-1

2024-06-10 06:04:00 | 日記

日本全国約10数名のいろはブログファンの皆さま・・・おはようございます。

 

いろはでございます・・・。

 

記事更新は2ヵ月ぶり・・となります!

 

かねてより懸案でありました、妻さんに変化がありました・・!!

 

というより手術が終わりまして、現在も完全復調・・って訳ではないんですが、事実関係整理のため・・あとは、このブログを読んで頂いている岩国のお義父さんへの正確な状況報告のために、経過報告をさせていただければと思います。

 

(※けして嘘は書きませんが、お笑いの部分は楽しく読んでいただくために少々表現をデフォルメさせていただきます。 笑)

 

 

本日から毎日アップで3部作・・3日間の臨時ブログ記事更新となりますが、よろしくお願い申し上げます!!

 

 

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この度は親戚筋、リアル友人、Xなどのフォロワーさんから本当に暖かいお声掛けや直接サポートをいただくことができ、大変感謝申し上げます。

 

妻さんの食道がん発覚後、X(Twitter)で状況を呟いていただけなんですが、思いもかけない方面からご心配のお言葉や、サポートを申し出て頂いたこと、いろは一生忘れません。ありがとうございました!

 

お陰様と言いますが、心労が軽減したのか・・妻さんガン発覚時は私の体重は60kgを割り込むところまで来ていたんですが、

 

ラーメンにジョギングにビールをよく飲んでいるのか、昨日、いろは人生史上最高体重65kgをマークしました(笑)

今後は太り過ぎないように節制しないとなぁ~・・。

 

 

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4月某日・・・ワタクシと妻さんは、横浜市大付属市民総合医療センターにて手術前カンファレンスを受けていました。

 

 

お医者さん 『今回はダヴィンチ(ロボット)を使った手術で行きます。』

 

 

お医者さん 『ロボットの利点は、従来だとあばら骨を折って開腹するような手術も数か所の小さい開口部で済み、術医の”手”に相当するアームも複数あります。人間の手より多関節で自由度が高くかつ繊細な操作ができます。当日は技術伝承のため、研修医と私と2台のコンソールで手術を行います・・・(以降 略)・・』

 

ダヴィンチシステムは コチラのリンク を参照頂くとして、術前のカンファレンスを聞く限りお医者さんも看護師さん達もこの手術については絶対の自信を持っているようでした。神奈川県内ではダヴィンチシステム導入後、2018年の保険適用以来300以上の実績があり、うち100程度は横浜市大でやってる・・ような説明があったかと思います。

 

手術直接の影響で患者が死亡した例はほぼないとのことでした。

 

術前化学療法のDCF法含め、ここ10年で食道がんの治療が大きく前進したというのは聞いていたんですが、ホント素晴らしいと思います。

 

手術時間は10時間~13時間。

 

今回の手術は癌が発生している食道を全除去して、切断部である胃を引っ張り上げて喉と縫合する「胃再建手術」といわれるものです。

 

癌を全摘出するのが目的ですが、当然食道と胃の大部分がなくなりますので、完治しても今後の生活は大きな変化となります。

 

まず、お酒は一生飲めなくなり、食事も制約を受けます。胃がなくなる訳ですから、口から食べたものは直接腸に流れて行ってしまうため、今まで胃が担っていた機能が殆どなくなります。

 

食べた食物を貯めておく、食べたものを消化する、消化して適量を腸に送り出す、更に食べたものを喉に逆流させない・・という機能がなくなりますので、1回の食事は少量に・・そして消化に良いものを食べるという生活に変化します。

 

これで妻さんとこれまで定期的に行っていた関内立呑みおデート・・(笑)というのはもう一生できないこととなりました(泣)

 

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手術執行は月曜日の朝AM8:45!

 

妻さんは前日の日曜日に入院し、翌月曜日は麻酔から手術、その日はICUに入って火曜日の昼には一般病棟に移るというスケジュールでした。

 

かなりの大手術と聞いていますが技術の進歩なのか、あっという間に一般病棟に移って来るのね・・。

 

これだけ大規模な手術を実施しても翌日夕方の面会時間には本人の顔を見れるということで、このスピード感には私が少々驚きました。

 

手術当日は家族が病院で待機しているのが一般的のようですがm、私は仕事もあるし、13時間も病棟の休憩所で待っているのは現実的でないという判断から、院内待機はご遠慮させていただき、関内のコワーキングスペースでいつも通りリモワすることにしました。

 

そして月曜日はいつでも浦舟町にいけるようにお仕事しながら待機しつつ、術後に必ずしも連絡を貰えるとは聞いてなかったのですが、取り敢えず23時頃まで残業しながら待機しようと、わざと面倒な仕事に取り組んでおりました・・・。

 

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

 

!!!!

 

 

そして、手術実施日の夜22時頃に私の携帯に架電があったのでした・・・。

 

 

お医者さん  『あ・・チッタいろはさんの携帯でよろしいですか?横浜市大消化器病センターの○○です』

 

私はココでかなりの緊張感が走りました・・。

 

今回ご執刀いただいたのは、横浜市大消化器病センターの結構偉い方なのですが、この方・・ポジティブで理知的で、浦舟の下町感が出ている(※あくまでワタクシの個人的な所見です!)兄貴的なお医者さんで、伊勢佐木や関内の吞み屋で楽し気に呑んでるオッサン然としていた方なんですが、電話の声がかなり暗かったのですよ・・。

 

ーーー

 

お医者さん   『現在、奥様の状況ですが、山場を越えて縫合等の”しまい”を実施している最中です。容態は安定しておりますので、この後、手術が終了したらICUで一晩様子見となります。』

 

ワタクシ  『朝早くからこんな遅い時間までご対応頂きありがとうございました。長時間お疲れさまでした・・。』

 

お医者さん  『想定以上に難手術となりました・・・。術前にご説明した通りCT画像で食道と心臓が癒着しているのが懸念だったのですが、結果的に食道と心臓が癒着しておりまして、心臓を傷つけないようになんとか剥離させましたが、途中出血も多くなり輸血をしながらの手術となり時間が掛かってしまいました。』

 

ワタクシ  『その状況は理解しておりましたので、難しい手術に長時間ご対応いただきありがとうございました。スタッフの方々にも御礼をお伝えくださいませ。』

 

お医者さん  『あと30分から1時間ほどで手術は完了します。順調にいけば明日の昼過ぎには一般病棟に移りますので面会にいらしてください。』

 

ワタクシ   『重ね重ねありがとうございました・・・。』

 

お医者さん  『この剥離できなかった部分の細胞を一部取って生検(顕微鏡検査)に廻します。そこで癌細胞の残存を調べるのですが・・(途中略)・・・癌が4型ということで正直簡単な手術ではありませんでした・・。』

 

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んっ!!??なんか新たなキーワードが出てきたな・・・。

 

 

4型・・・

 

 

Ⅳ型・・・

 

 

ステージⅣ・・・

 

 

当然、確定ではありませんし、この時点で癌が遠隔転移している事実もありません。

 

まぁ、でも、いつも明るい先生とは違い、疲れもあったんでしょうけど暗い声・・・そして臨床の現場で何度も見てきたお医者さんは見たら判るんでしょう。

 

自宅に帰って、長女(中3)に正直ベースで話し、手術はうまく行ったよ!よかったよ!!妻さんは大丈夫だよ!!

 

でも、どうやら癌を取り切れなかったみたいだ・・と・・。そして・・・

 

 

二人で一緒にちょっと泣いた・・。

 

 

長女と一緒に泣いたのは初めてだと思います。

 

そして長女が寝た後、缶ビール呑みながら一人でまた泣いたのでありました・・・。

 

 

つづく・・・。

 


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (王子の狐🦊)
2024-06-10 12:10:54
ロボットの手術、がん回復患者をもち、がん予定患者(笑)をもつ我が家としても参考になるお話です。

1人になられてから泣く、とてもよくわかります。
続編をお待ちしております!
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Unknown (sarukitikun)
2024-06-10 17:20:19
軽々しくコメントなんて出来ませんが、飲みに行く時はご連絡をm(_ _)m
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Unknown (ぽよん)
2024-06-10 21:07:29
医療の技術は日々進化していると思います。
良いドクターと巡り会い上手に対処していただけたら、どんどん可能性は広がると思っています。
偶然ですが自分が3月末に眼科の執刀をしていただいたのは横浜市大消化器病センターの名医でした。
ありがたや。
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Unknown (小太郎)
2024-06-10 23:32:03
大変ですね~
去年横浜で初めてお会いした時お元気そうでした、自分もケアしないと。
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Unknown (メタボリ)
2024-06-11 04:53:42
朝5時前、まだ寝室で寝ている妻を思いながら居間でひとり最後の行を読みました。
続編をお待ちしてます。
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