飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

立ち食いそば:小竹林

2021-10-25 01:54:25 | 駅そばのたしなみ
行く先々のJR構内で「いろり庵きらく」をよく見かけるようになりました。
リニューアルが終わるとだいたい「いろり庵きらく」になっています。
なんとなく、以前、立ち食い蕎麦好きを絶望の淵に落としてくれた「あじさい茶屋」化現象(駅ナカの立ち食いそば屋があじさいにリニューアル化する現象)を彷彿とさせる感じがします。

株式会社日本レストランエンタプライズ (NRE)は、2020年4月1日にジェイアール東日本フードビジネス株式会社(JEFB)を合併し、株式会社JR東日本フーズとなりました。その後、2021年4月1日にKIOSK・NewDaysなどを運営する株式会社JR東日本リテールネットがJR東日本フーズ、 JR東日本ウォータービジネス、鉄道会館の3社を吸収合併して株式会社JR東日本クロスステーションとなり、カンパニー制での運営となっています。駅ナカビジネスを集約した感じですね。

NREといえば、先ほどの「あじさい茶房」にあるように駅そばで言えば、残念系の運営でお馴染み(?)です。ここ最近は、その辺りの方針はより顕著なようで、どの店舗も「いろり庵きらく」の店舗に統合する方向のようです。後は、毛色の違う「そばいち」をハイグレードな位置付けにする感じでしょうか。JEFBの方は、「あずみ」などもう少しまともな感じではありましたが、そのうち吸収されていってしまうことでしょう。
以前、同系列から吸収した「喜多そば」(柏店・古河店が頑張っています)「小竹林」(早いうちに全滅)「あずみ」(大崎店を残すのみ) 「大船軒」 (* 大船店が終了しましたが、藤沢店・本郷台店はまだあります) なども無くなりつつあり、東京西部、神奈川、埼玉、千葉方面の別名の店舗も次第に「いろり庵きらく」に置き換わりが進んでいます。ただの効率化の観点かとは思いますが、関東圏の駅そばという文化を無くそうとしているのではないかとも思えてきます。今後、「大江戸そば」「そば処中山道」のブランド統合を始めたら本気かなと思えますね。
「いろり庵きらく」。綺麗な店舗、統一されたメニュー、味についてもあじさいほどの地雷臭はありません。かき揚げを売りにしているだけあって美味しいですが、生そばを売りにしているにもかかわらず、麺がいただけないのが残念ではあります。

JRの立ち食い蕎麦と言えば、個人的にお世話になったのは「小竹林」。
特に学生の頃には、西国分寺、八王子、立川と西側の主要駅(?)にあったためよく利用していて、社会人になってからは、三鷹駅で良く食べておりました(北口さとうとのローテーでしたけど)。コシのある細麺が癖になる味で、今調べて知りましたが冷凍麵を使っていたのですね。立ち食い蕎麦ながら、何となく癖になる味で飽きずによく食べておりました。その後、三鷹駅の店舗が閉店した後、うどん屋になり迷走し、八王子駅もうどん屋方向にシフトしてガッカリ。
そして、今やどちらの店舗も「いろり庵きらく」となりました。

常盤軒や弥生軒、爽亭(JTS)、新田毎などの別会社経営はともかく、野州そば、奥多摩そば・清流そば、あずみあたりが気が付けば・・・ということが無いように祈りつつ、今度、休日おでかけパスでも買って、久しぶりにその味を楽しみたいと思います。


<おまけ>


高崎駅 2・4番線ホーム にある「駅そば 第5売店」
まさに駅そばというスタイルがいいですね



弥生軒の唐揚げそば (我孫子駅) で記事にしています我孫子駅の弥生軒
言わずもがなの人気店です



上野駅で長年利用している爽亭
記事にしていなかったとは自分でも驚きです
おすすめは、格安でたぬきつねそば・うどんが食べられる朝得そば・うどんと
不思議なとろみが癖になるそば屋のカレー

面白いのは、ここの管轄が名古屋きしめんでお馴染みの「ジャパン・トラベル・サーヴィス」(JTS)であること



みんな大好き東海道新幹線名古屋駅の定番立ち食いきしめん店「グルめん」もJTS
今年久しぶりの新幹線で楽しみに来てみれば、時間が早すぎて営業時間前で涙・・・
10:00-20:00 ですので、皆さんもお気を付けて


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