2010年7月18日(日) 6:30 権現小屋先分岐
ただ今の時間、6時30分。
権現岳を登り、今日の目的を終了したように思えますが、実際は、ここからが始まり。そう、今回の本当の目的は、キレット越え。リハビリってレベルじゃねぇぞ!・・・な行程が始まります。
待ってろ、核心部!!
・・・あ、いや、出来れば、お手柔らかに
分岐から歩き始めると、すぐにこのコースで有名な『はしご』が登場しました。
この下にはしごがかかっているのですが、見えませんね・・・
恐る恐る身を乗り出してみると
この写真では分かり辛いですが、思っていたよりも長く見えます
とはいえ、今更はしごで怖いと思うこともありませんが・・・
今更、はしご自体は、怖くはありませんが、その長さには少々引きます。
しかも、はしごを固定しているワイヤーが邪魔で、はしごを掴むまでが変な感じになってしまい、なかなかにスリル満点です。
今回は、先約がいたのですが、先を進む親子連れの勇姿を見ていると、緊張感が増してしまいます。下り終わるのを待って、いよいよ自分も挑戦。一段ずつを慎重に降りていきますが、途中であることに気が付いてしまったのです。
あぁ、この支柱、浮いてるんだぁ・・・
岩場に固定されていない姿を見ただけですが、急に足元の方から忘れていた恐怖が込み上げてきます。ここもプラプラ、あっちもプラプラと、大丈夫とは分かっていながら、見れば見る程、心配が増すばかりです。何とか無事にはしごが終わって岩場に降り立つと、昨日の頑張りでちょっと筋肉痛気味であった腿が、異様な強張りと重さを感じています。何だか、ここだけで一日歩いたかのような疲れをもたらしてくれたようで、この先は大丈夫かと心配になったのでした。
下から見ると、やはり高く感じます
30段以上はありましたので、体力だけでなく気力も使います
そこからは、しばらくの下り。ようやく安堵出来る所をダラダラ進みます。
眼前に迫る登りも有り難いことにまき道になっていたりと、折れそうになる心もギリギリつなぎ止めてくれます。それにしても、2日目が影響しているのか、スタートからこれだけ疲れていては、先が思いやられます。
巻いて、巻いて、とはいえ、ちょっと大変
景色がいいと歩いていても楽しいもの
左手はアルプスの山々がずらりと並びます
まずはキレットを目指します
まだまだこれから
右手側は、雲海が続いており、雲の上を歩いてるかのようです
キレット 0.5km/0.5時間、赤岳 3km/2.5時間
この距離でこの時間というのが、何が待ち受けているのか恐ろしいです
ここでは、コマクサを見ることが出来ました
まだあるんですね・・・って、写真からは何にも見えませんね・・・
写真を撮ったのですが、近撮は全て失敗
これが唯一にして、ボケていないレベルのコマクサでした
背後には、富士山も見えています
それにしても、今日はどの地域もいい天気そうですね
ここを下れば、やっとこキレットのようです
キレット小屋に到着・・・おおっ、思っていたのと違って、とても綺麗です
1時間10分のコースタイムに対して、1時間20分と少々遅れているのは、体力不足のせいでしょう
そんなこんなでキレット小屋に到着。
本当は、ここにテントを張る計画も考えていましたが、テント場が少々斜め、という何とも不思議な表現と普段の混雑具合が不明だったため、小心者としては、選択することが出来ませんでした。折角ですので、今後のために調査開始です。
いい景色とトイレ・・・すみません
こういった内容ですと、積極的に入れたくなってしまうんですよね
謙虚さがステキ
テント場は、小屋から少し下の方にありました
確かに斜めの部分はありますが、選んで使えば3張位は、平らな場所が確保できそうです
この時間では、当然テントはありませんが、ちょっと斜めの意味は良く分かりました・・・。また、水場は、渇水の可能性ありということは書いてありましたが、『煮沸推奨』となるとちょっと縦走用の補給には痛いかなぁと思います。
これだけ綺麗でしたら、泊まった方がいいかなと思えました。水も使えますし。
そうそう、小屋の斜面には、コマクサが一杯咲いていました
2010年7月18日(日) 8:00 キレット小屋
キレット小屋を抜けると、いよいよ赤岳に向けての登りが始まります。
ここからですと標高差でいうと大体400m程ですが、コースタイムでは、2時間コース。登りばかりのコースに根を上げないか心配ではあります。
鎖ありで、次第に山らしくなってきました
流石は、八ヶ岳最高峰へのコースは、はしごあり鎖場ありと飽きさせません。
山頂らしきものが見えたので、逆ルートから来た年配のご夫婦に確認すると、
「あれではなくて、その裏にあるのが山頂だから、ここは、まだまだ登り始めたばかりだよ」
と、イメージ的に、結構来たかなと思っていた認識は、大甘な思い込みであったようで、実際は、まだ始まってすらいなかったとは・・・要らぬ情報は聞くものではありません。聞いたからという訳では無いとは思いますが、後々、本当にここからがスタートだという事を思い知ったのでした。
ここからは、ザレ場
歩くのも気を使います
はしごと鎖場
越えたら鎖場
とはいえ、そんなに危ない場所があるわけでもないので大丈夫
しかもマイナーコースですから、連休といえども殆ど人に会うことも少ないです
ステキなコースを独り占め
振り返ると、歩いてきた道のりが一望・・・
思ったよりもちゃんと歩いているようです
文三郎道への分岐
ぐるりっぷも検討していましたが、もう体力が限界のようで、山頂に行くのが精一杯です
真教寺尾根の分岐
いよいよ、山頂までは、あと15分
ゴールが見えてくると、勢いも増してくるもの
輝くはしごもゴールに向かうビクトリーロードに見えてきます
ついに山頂が見えてきました
さすがは連休、人も多くなってきました
手前のピークでは、色々祀られていたようですが、欠けてしまっているようです
山頂には、遠目で見ても人がわんさか
メインルートに合流
沢山の人が登ってきます
実際の山頂近くとなってきたのが分かったのは、前方の登山道に並ぶ人の列からでした。
山頂への途中から本線のメインルートと繋がったようでして、沢山の人が歩いています。目指す山頂も一目で分かる程の人だかり。今までとのギャップが大きく、戸惑ってしまいます。
そして、ゴール目前で渋滞
人気の山は違いますね
何はともあれ、赤岳山頂までやってきました!!
10時ということは、コースタイム通りの2時間、良かったですよぉぉ
・・・となると、この後は?!
編笠山・権現岳:夏山山行その6
ただ今の時間、6時30分。
権現岳を登り、今日の目的を終了したように思えますが、実際は、ここからが始まり。そう、今回の本当の目的は、キレット越え。リハビリってレベルじゃねぇぞ!・・・な行程が始まります。
待ってろ、核心部!!
・・・あ、いや、出来れば、お手柔らかに
分岐から歩き始めると、すぐにこのコースで有名な『はしご』が登場しました。
この下にはしごがかかっているのですが、見えませんね・・・
恐る恐る身を乗り出してみると
この写真では分かり辛いですが、思っていたよりも長く見えます
とはいえ、今更はしごで怖いと思うこともありませんが・・・
今更、はしご自体は、怖くはありませんが、その長さには少々引きます。
しかも、はしごを固定しているワイヤーが邪魔で、はしごを掴むまでが変な感じになってしまい、なかなかにスリル満点です。
今回は、先約がいたのですが、先を進む親子連れの勇姿を見ていると、緊張感が増してしまいます。下り終わるのを待って、いよいよ自分も挑戦。一段ずつを慎重に降りていきますが、途中であることに気が付いてしまったのです。
あぁ、この支柱、浮いてるんだぁ・・・
岩場に固定されていない姿を見ただけですが、急に足元の方から忘れていた恐怖が込み上げてきます。ここもプラプラ、あっちもプラプラと、大丈夫とは分かっていながら、見れば見る程、心配が増すばかりです。何とか無事にはしごが終わって岩場に降り立つと、昨日の頑張りでちょっと筋肉痛気味であった腿が、異様な強張りと重さを感じています。何だか、ここだけで一日歩いたかのような疲れをもたらしてくれたようで、この先は大丈夫かと心配になったのでした。
下から見ると、やはり高く感じます
30段以上はありましたので、体力だけでなく気力も使います
そこからは、しばらくの下り。ようやく安堵出来る所をダラダラ進みます。
眼前に迫る登りも有り難いことにまき道になっていたりと、折れそうになる心もギリギリつなぎ止めてくれます。それにしても、2日目が影響しているのか、スタートからこれだけ疲れていては、先が思いやられます。
巻いて、巻いて、とはいえ、ちょっと大変
景色がいいと歩いていても楽しいもの
左手はアルプスの山々がずらりと並びます
まずはキレットを目指します
まだまだこれから
右手側は、雲海が続いており、雲の上を歩いてるかのようです
キレット 0.5km/0.5時間、赤岳 3km/2.5時間
この距離でこの時間というのが、何が待ち受けているのか恐ろしいです
ここでは、コマクサを見ることが出来ました
まだあるんですね・・・って、写真からは何にも見えませんね・・・
写真を撮ったのですが、近撮は全て失敗
これが唯一にして、ボケていないレベルのコマクサでした
背後には、富士山も見えています
それにしても、今日はどの地域もいい天気そうですね
ここを下れば、やっとこキレットのようです
キレット小屋に到着・・・おおっ、思っていたのと違って、とても綺麗です
1時間10分のコースタイムに対して、1時間20分と少々遅れているのは、体力不足のせいでしょう
そんなこんなでキレット小屋に到着。
本当は、ここにテントを張る計画も考えていましたが、テント場が少々斜め、という何とも不思議な表現と普段の混雑具合が不明だったため、小心者としては、選択することが出来ませんでした。折角ですので、今後のために調査開始です。
いい景色とトイレ・・・すみません
こういった内容ですと、積極的に入れたくなってしまうんですよね
謙虚さがステキ
テント場は、小屋から少し下の方にありました
確かに斜めの部分はありますが、選んで使えば3張位は、平らな場所が確保できそうです
この時間では、当然テントはありませんが、ちょっと斜めの意味は良く分かりました・・・。また、水場は、渇水の可能性ありということは書いてありましたが、『煮沸推奨』となるとちょっと縦走用の補給には痛いかなぁと思います。
これだけ綺麗でしたら、泊まった方がいいかなと思えました。水も使えますし。
そうそう、小屋の斜面には、コマクサが一杯咲いていました
2010年7月18日(日) 8:00 キレット小屋
キレット小屋を抜けると、いよいよ赤岳に向けての登りが始まります。
ここからですと標高差でいうと大体400m程ですが、コースタイムでは、2時間コース。登りばかりのコースに根を上げないか心配ではあります。
鎖ありで、次第に山らしくなってきました
流石は、八ヶ岳最高峰へのコースは、はしごあり鎖場ありと飽きさせません。
山頂らしきものが見えたので、逆ルートから来た年配のご夫婦に確認すると、
「あれではなくて、その裏にあるのが山頂だから、ここは、まだまだ登り始めたばかりだよ」
と、イメージ的に、結構来たかなと思っていた認識は、大甘な思い込みであったようで、実際は、まだ始まってすらいなかったとは・・・要らぬ情報は聞くものではありません。聞いたからという訳では無いとは思いますが、後々、本当にここからがスタートだという事を思い知ったのでした。
ここからは、ザレ場
歩くのも気を使います
はしごと鎖場
越えたら鎖場
とはいえ、そんなに危ない場所があるわけでもないので大丈夫
しかもマイナーコースですから、連休といえども殆ど人に会うことも少ないです
ステキなコースを独り占め
振り返ると、歩いてきた道のりが一望・・・
思ったよりもちゃんと歩いているようです
文三郎道への分岐
ぐるりっぷも検討していましたが、もう体力が限界のようで、山頂に行くのが精一杯です
真教寺尾根の分岐
いよいよ、山頂までは、あと15分
ゴールが見えてくると、勢いも増してくるもの
輝くはしごもゴールに向かうビクトリーロードに見えてきます
ついに山頂が見えてきました
さすがは連休、人も多くなってきました
手前のピークでは、色々祀られていたようですが、欠けてしまっているようです
山頂には、遠目で見ても人がわんさか
メインルートに合流
沢山の人が登ってきます
実際の山頂近くとなってきたのが分かったのは、前方の登山道に並ぶ人の列からでした。
山頂への途中から本線のメインルートと繋がったようでして、沢山の人が歩いています。目指す山頂も一目で分かる程の人だかり。今までとのギャップが大きく、戸惑ってしまいます。
そして、ゴール目前で渋滞
人気の山は違いますね
何はともあれ、赤岳山頂までやってきました!!
10時ということは、コースタイム通りの2時間、良かったですよぉぉ
・・・となると、この後は?!
編笠山・権現岳:夏山山行その6
懐かしい風景です。
シーズンオフの誰もいない道がフツフツと思い出されます。(秋になったらレポ書こうか)
病み上がり?の筈なのに快調ですね。素晴らしい。
やはり、親方さんは行かれていましたか。そんな気がしてました(笑)。
あまりメジャーでないかなと思っていましたが、もしかして、有名なコースなんですかね?
体調は、殆ど回復したようです。ご心配おかけしました。
編笠山&権現岳だけではなかったのですね。
タイトルに八ヶ岳主峰を入れないところがニクイ演出ですね~
テントを置いてきたということは戻るのですか・・・
リハビリがこれではこれからの山に向かう姿勢が恐ろしいです。我らついていけますか?
そうそう、権現手前岩場は怖いし、梯子も長いし、私も半泣きになってキレット越えしましたよ~
キレット小屋のテン場はほとんど斜めですよねぇ~私は体の固定方法に苦慮しました・・・(マジ、ロッククライミングかっ!って叫んでました・・・)
いやいや、あれだけの装備で出掛ける方のコメントとは思えませんて(笑)。自分の方こそ、あれだけの体力にはついていけませんから。恐らく、あのザックは、早く歩かないためのハンデ(重し)ではないかと最近思ってます。空身なら飛ぶように歩けるのではないですか?
お久し振りです。コメントのお返事までお久し振りになってしまいまして、失礼いたしました(汗)。
そのコメントからしますと、泊まられたのですね。いやはや、凄い。固定方法に苦慮するたなんて、どれだけ斜めな場所をチョイスしたのですか(笑)?自分は、まだそんな変わった場所で設営したことがありませんが、スキルアップのために一度試してみますかね。