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市川稔の米(マイ)情報

市川稔が感じたこと、想うことを随時更新します。米の生産、流通、消費、行政など。
グルメ、クルマも。

研修生

2016年09月05日 05時25分54秒 | Weblog
この春、東京の大学を卒業し。


山形のスーパー米農家の長男。


農業経営では、後継者問題がクローズアップされるが。


(小生の主張は簡単。儲かる、儲かりそう、食べていけそうと思えば、後を継ぎます。商店経営、中小企業経営、工場経営も同じです。)


まっすぐ、家業である農業経営を継ぐことを決めていた。

貴重な「若い働き手」でもあるので、親はすぐに家業に入って欲しいもの。

そこを、堪えて、短い期間でも、他人のメシを食べた方が良いということになり。


弊社で半年、別のコメ会社で半年、合計1年ほど研修生として勉強することに。


弊社では、およそ米生産とは直接関係ない仕事だが、いろいろ体験してもらいました。

農家の場合、ここは株式会社にしていますが、ファミリー経営そのものであり、家族が労働の柱です。


農業経営というくくりは大雑把過ぎますね。


商業経営、工業経営とは言わないと同じです。


農業経営者であることは事実で、農業経営ではない。


米を作る、果樹を作る、野菜を作る、花卉、畜産もあり。


農業でもいろいろあるわけでありまして。


生産技術習得はもちろんだが、幅広い人間関係、営業、販売先、マーケティング、商品開発、会計、経理、人事といろいろな要素があります。




一般的な農業経営は、農協におまかせが多かった。


生産者という言葉があるように、作るだけの役割で、販売は農協におまかせ。


だから「出荷」というくくりになる。


販売を委託したわけです。


この比率がどんどん下がり。


特に、お米などは、7百数十万トンの生産に対し、農協に集まったもの350万トンくらいで、その内全農に販売委託するのは250万トンくらいだそうです。(H27年産)


6割は自主販売、自家消費、それと贈答(?)の米。


弊社で取引させていただいているプロ農家はほぼ全量自分で売り先を探し販売しています。


それが、普通の姿だと思います。



さて、半年の研修が終わるので、小生の自宅に招き、いろいろ話しをしながら、飲んで、食べて。


ナイスガイです。


将来が楽しみです。


かみさんの手料理に満足そうでした






美味しい日本酒



国産ワインも



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