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入院1日目

2010年08月26日 | Weblog
2010年7月11日
「来て下さい」といわれた時間は14:00。
いつからお風呂に入れなくなるのか、
さっぱり分からないので、
とにかく午前中にゆっくりお風呂に浸かる。
万が一手術が失敗したら、こうやってお風呂に入るのも最後になるのかも・・・
なんて、思ったりしつつ時間を掛けて入った。

かなり早めに家を出る。
まずはランチ。
しばらく世間のご飯は食べれなくなるので、
できるだけ美味しいものをチョイス。

次は「しまむら」でパジャマを購入。
夏向けのサッカー生地で半袖、長袖、ズボンの3点セット
1800円はお買い得です。
なぜかダーがここでパンツ欲しいと言い出し、
おもむろにショッキングピンクのものを持ってきた。
とっさに「これは、やめて」と言い放った。
明るい色の下着をつけたくなるなんて、
女が出来たのか、年をとったのか・・・。
まぁ今は入院のことで、イッパイイッパイなので、
それは後日考えるとして・・・。

ちょっと早めの13:30。
病院に到着。
今日は日曜日だから、表の玄関は閉まっているので、
救急用出入り口から入ります。
受付で名前を言って、しばらく座って待ちます。
その間にも見舞い客などがドンドン入っていくのを見ながら、
「入院してるのはあたしだけじゃないんだ。」などと思い、
ちょっと勇気がでました。
5分ほどで、事務のお姉さんが病棟へ案内してくれました。
「8階の東病棟」これが、私がこれから1週間過ごす場所です。

ここで看護師さんにバトンタッチです。
まずナースステーションで診察券を渡して、
身長、体重を測られます。
ちょっと囚人気分です。

案内された部屋に入って驚きのナイスビュー♪
公園や運河、遠くには立山が大画面で見えます。

お部屋は4人部屋で、
入って右の窓側が私のベットで、
これで4つのベットが埋まりました。
左の二つのベットはカーテンが引いてあり、
どんな人かはわかりません。
右の廊下側、私の横のベットは、
私を同じくたった今入ったばかりの人のようで、
ご主人らしき人と2人で荷物をしまったりしています。
「こんにちは、よろしくお願いします」と
挨拶します。
部屋に一つのトイレがあって、
洗面所もあるので、なかなか快適そうです。
個室にしようか迷ったけど、
これなら大部屋でもゼンゼン大丈夫。

案内されたので、
そのまま荷物を収納したり、片付けたりする。
一段落して、はて、やっぱりパジャマに着替えるのか?
まだまだ何にもしていないし、
具合が悪いわけでもないので、
昼間にパジャマってちょっと抵抗があったりする。
でも、ベットにいなきゃいけないんだから、
やっぱりパジャマか・・・・。
早速さっき買って来たパジャマに着替える。
1日50円で病院のパジャマを貸してくれるそうなのだが、
あれを着るとなんだか凄く弱りそうでいやだったので、
パジャマを持参することにした。
手術の時は借りることにしたけど。

ちょうど横のベットで入院のご案内みたいなのが始まった。
すぐに私のところにも看護師さんがやってきて、
入院と手術のオリエンテーションです。
たまたま同じ時間に入院が重なったようなので、
私たちはナースステーション裏のカンファレンスルームで説明を受けます。

入院診療計画書をもらって、
これからはこれにそって生活していきます。

病棟と施設の説明、入院に必要な情報など一通り説明してもらうが、
ほとんどが入院の案内みたいなのに書いてある。
ホテルの部屋にある「ホテルのご案内」みたいなもん。
手術については、前に外科の先生が話してくれたこととほぼ同じだったから、
そういうと、「S先生ですね。ちゃんと聞き取れましたか?」
ぷぷぷぅ。
やっぱり聞きにくいんですね・・・。
「何度か聞きなおしましたけど、とても丁寧に話してくれました」
「そうですか。ちょっとお話しの方が分かりにくいですけれども、
とても優しいですし、副院長先生なんですよ。」

で、ここで外科チームの説明。
私はてっきりS先生が手術してくれるのかと思っていたが、
手術の執刀は別の先生らしい。
S先生が率いる3人チームで、二番手のN先生が執刀で、
三番手がD先生のようだ。
看護師さんによると、D先生は熊みたいな感じだそうだ・・・。

説明が終わり、一通り病棟を案内してもらっていると、
携帯電話コーナーに一人の入院患者が・・・。
近所の中華料理屋のあんちゃんが点滴ガラガラ引っ張って歩いてます。
とりあえず、ペコリ。
いよいよ入院生活の開始です。

部屋に戻りしばらくナンダカンダとして、
そのうちにダーも帰宅。
まず、ナースステーションで冷蔵庫をかりて、
買って来たお茶たちを入れます。
1日100円で貸してくれます。

特に何もすることもないし、
今のところどこも痛くないから、
この病室でどう振舞っていいものやら・・・。
とりあえず、DSでもやっておきます。

18時半になり無事夕飯。
このころには大分馴染んできました。

我が家はかなりうす味なので、
結構美味しくいただきました。

21時就寝。
さすがに早すぎる。

それでも周りの迷惑になっては、と思い
寝ようとするが、逆に静か過ぎて、
とっても小さな音が気になって眠れやしない。
うとうとして起きる、うとうとして起きる。
そんな感じの1日目でした。

荷造り

2010年08月25日 | Weblog
2010年7月10日
とうとう入院前日。
緊張してきました。
とりあえず、荷造りをします。

最初はちょっと大き目のキャスター付きのカバンに
全部入れていこうかと思ったが、
病室にタンスがあるわけではないので、
替えの下着やパジャマなどカバンに入れておいて
使うときに出す感じの方かいいかと思い、
ハードなカバンとソフトなカバンの二つに分けていくことにした。


ハードなカバンはどこかの国の軍の支給品で、
随分前に沖縄のアーミーショップで買って来たもの。
アルミで出来ていて、アタッシュケースのように、
カパッとあけて、90度に開いておけます。

ソフトなカバンは大きめなトートバック。
ビールかチューハイをボックス買いしたら、
ついてきたバックだったと思います。
容量大きいのに、割合小さくたためるので便利。

何でも持って行きたくなるけど、
1週間しか居ないんだからそこはガマンします。

入院準備

2010年08月21日 | Weblog
7月に入ってからコツコツ準備を始めました。
とりあえず、しおりを作成。
私は必ず旅行に行くときは「旅のしおり」を作ります。
たとえ一人旅だって。

それの手術版です。

まずは持ち物リスト。
それにしたがって準備するのです。
基本的なところは病院からもらった入院案内に書いてあるもので、
あとは入院した人でないと分からないいろんなものを調査。
隣の同僚にも聞いてみます。
彼女のレコメンドは[耳栓」でした。

で、私が作ったリストは次の通り♪
甲状腺の手術で1週間の予定の場合です。

・保険証
・診察券
・入院書類一式(クリアファイルに入れてます)
・印鑑
 みとめ印を一応持っていったけど、要らなかった。
・筆記用具・メモ
 作った「入院のしおり」に1日毎の記入スペースを作っておいて、
 日記代わりにちょこちょこ書いてました。
 普段は日記なんかつけないけど、回診で先生が言ったことなど、
 メモみたいに書いたりしておくと、後で結構忘れてたりすることもあるので
 よかったです。
・携帯電話・充電器
・MP3・充電器
 いろんなジャンルを入れてきたけど、場所が変わったりして、
 なかなかリラックスできないかなと思って、
 クラシックだとかヒーリング音楽を多めに入れてきました。
・置時計
 イチイチ携帯見るのって、結構面倒だそうです。
・S字フック(小さいのと大きいの2つ)
 ベットの枠に掛けてバックを掛けといたり、
 小物入れにしてたシリコンのカゴを引っ掛けておきました。
 これは必須でした。
・DS
 まだDQ9やってます。
・TV用イヤホン
 いやいやこれは耳に入れるタイプでなかく、
 ヘッドホンタイプの方がいいです。
 それもかっちり耳を覆わないタイプ。
 横になって見るときとか、ちょっとずらせたり出来るほうが楽でした。
・裁縫セット
・果物ナイフ
 使わなかったけど、人によっては使うかも。
・ドライヤー
 使い慣れたドライヤーはやっぱりいい。
・ルームコロン的なもの
 寝るときに香りがとても気になるタイプなので。
 キャンドル焚く訳にも行かないので、ポプリみたいなものを枕元に。
・お風呂セット(いつも銭湯やジムに持って行ってるもの)
 シャンプー、リンス、ボディーソープ、ざらざらタオル、
 クレンジングオイル、洗顔フォーム
・歯ブラシセット
・コンタクトセット
 保存液とケース
・めがね・ケース
・耳栓
 結局寝るときはイヤホンとかしてるので、使いませんでした。
・箸・スプーン
・卓上鏡
 100均で買ってきました。
・扇子
・コップ
 最近よく売ってる保温できて蓋のあるタイプ。
 私はコーヒーメーカーの一人用のサーモマグを持参。
 ちょっと大きめだったので、ポット代わりに使ってました。

・スリッパ
 病院で使ったスリッパは家に持って帰りたくなかったので、
 100均のスリッパ。それでも可愛いのがありますよ。
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・マスク
 空調が効いてるので、寝るときにすると次の日トラブルがありません。
・化粧品
・リップクリーム
・ボディクリーム
 入院も後半はかなり暇です。足やふくらはぎ、手など
 マッサージしてました。
・ボディ拭きシート
 お風呂に入れるのが術後3日目からだったので、
 役に立ちました。最近種類も多くて香りもいいです。
・パジャマ(前開きボタンの上下分かれてるもの)
 新しいのを購入して行ったけど、ちょうど半袖、長袖、
 ズボンの3点セットで、長袖が案外役にたった。
・靴下
 案外足が冷えたりしたので、あって良かった。
 でも、2足くらいでよかった。
・カーディガン
 ユニクロのコットンのやつ。空調にばらつきがあったので、
 これはすっごく大活躍しました。
・バスタオル×3
 バスタオルは何度か洗濯してもらったけど、
 大体常時3枚は置いておきました。
 熱が出たときアイスノンに巻いたり、
 タオルケット代わりにしたりしてました。
・タオル×5
 これも何かと必要なので、5枚は置いといたらいいと思います。
・フェイスタオル×2
 ハンカチ代わりにつかってました。
・ランドリー用バック×2枚
 洗濯物を家に持って帰ってもらう時に案外袋がなくて困ったりしました。
 あと3枚くらい用意してもいいかも。
・ヘアバンド
 顔洗うときに使います。
・本
 TOEICの勉強中だったので、辞書と参考書と英語の本、
 息抜きにナンバークロスを持ってきました。
・小物入れ1
 100均で買った横25cm×高さ25cm位のシリコンのかごみたいなもの。
 よく使うヘッドホンや携帯、MP3などを入れて、
 S字フックでベットの枠に引っ掛けておけば、
 ベットの上やスペースの小さい物置台がすっきり片付きます。
 これは大正解でした。
・小物入れ2
 横20cm×縦15cm×高さ5cmくらいのかご。
 鏡、お箸、化粧品、ウェットティッシュ、扇子など日々使うものを
 そこにまとめて入れて置いて、テレビの上へ。
 いちいち収納の扉を開けなくいいので、これもすっごく便利だった。

・ゴルフボール
 足裏ゴロゴロしてました。
・クッション
 もちろんベットはリクライニングだけど、
 自分好みの位置設定ができてGOOD。
 最初持って行かなかったが、その日に持ってきてもらった。

あと、編み物でもしようかと思ってみたり、
ドライシャンプーを探してみたけど見つからず、
ふりかけも最後まで悩みましたが、入れませんでした。

術前事前検査

2010年08月20日 | Weblog
2010年7月2日
13:00からの予約なので、午後半休とりました。
入院に必要な検査なんかをするらしい。
でも、そういうのって入院してからじゃないのぉ~?
と、おもいつつ行ってきた。
CTや心電図、肺機能など麻酔をかけるのに必要な
検査なんだそうです。
そういえば、前回もこんなことしたっけねぇ~。
結果診断では概ね良好。
ただ血液検査の結果で、
「お酒好きですか?」って言われました。
相変わらずγ-GTPが高いようですが、
大きな問題ではないということです。
少し痩せたら減ってきたんだけどなぁ~。
まだまだのようです。

一通りの説明をしてもらって、
ちょっと安心。
「では、11日に来て下さいね」と先生をお別れ。

あっ!
低血圧性のショックのこと言うの忘れた・・・

怪我をしてちょっと多めの出血があったり、
捻挫したり、
菊地病でリンパ節を切除したときも、
ふぅーっと頭から血がなくなって、
意識が遠くなって、パタンってなってしまうのです。
心配はないかと思うけど、
一応言っておこうと思ってたんだった。
診察室は出てきてしまったので、
入院の説明と書類を渡しに来た看護師さんに話しておく。
そしたら「痛み」によるショックかねぇ~って言ってた。
そういうこともあるんだ。
でも、痛いときばっかりじゃないしなぁ・・・。

で、今まで先生だって、看護師だって、
費用の話についてはまったく説明してないけど、
私がすごい裕福だと思っているのか、
それともタダでやってくれるつもりなのか?

実際、手術・入院となれば、
限度額までとはいえ、ランチ代の100倍近いお金がかかるのよ。
それなのに、「入院費については○○へご確認下さい」っていう案内さえない。
そちらの方面は担当外かもしれない。
でも、切り離せないものなんだから、
きちんと案内はするべき。

それに今回の検査のオアイソ。
入院前だし5000円もあれば足りるかなぁなんて思っていたのに、
自動支払機に行ってみたら、ナント14000円。
慌ててキャンセルして、
病院内のATMでおろしてきましたわよ・・。
あらかじめ、「次はいろんな検査をするので、少し検査費がかかりますよ」とか
どうして言ってくれないんだろ。
自分の銀行が病院内にはないから、
不要な手数料だって払わなくて済むじゃん。
昔に比べたら随分変わったのだろうし、
特殊な業種であることは間違いないけど、
一般の常識から見るとかなりずれているように思うなぁ~。

先に入院から帰ってきた同僚も
やっぱり入院前の診察では15000円ほどかかったとのこと。
手術の種類によっても違うんだろうけど、
だいたいそうなんだね。

後で思ったことなんだけど、この検査費用って
外来での費用になるのよね。
限度額以上払わなくていいっていうシステムでは、
外来と入院に分かれていて、それぞれ別建てになってるの。
入院で8万円以上、外来も8万以上は不要ってものなのよ。
だから入院した後にやってくれれば、
半休とる必要もないし、
入院は8万以上かかるのは必至だから高額医療費に含まれるのに・・・。

病院にかかるってことは
外来も入院も一緒かと思ってたけど、
実はすごくきっちり線が引かれていることも
今回初めて分かったこと。
やたら、先生や看護師が「外来で」「外来で」というので、
そんな区別する必要あるの?と思ってたけど、
そういった、仕組みからきっちり分かれていたのね。
一つ大人に成りました。

そうそう友達に言われた手術名と病名は、
「甲状腺左葉切除術」で「左甲状腺腺腫」
でした。

同僚、無事帰還

2010年08月20日 | Weblog
2010年7月1日
6月半ばから入院・療養でお休みしてた同僚が、
本日無事に帰ってきました。
彼女は腹腔内視鏡での手術でしたが、
もし開腹したら予定通りの復帰ができない。
ということで、冗談ながら、
「開腹するようなら、一旦やめて8月にしなおして」
などと言っていたのだけど、
無事に予定通り復帰してきました。

イマドキはインターネットなんかがあるもんで、
これまでは知り合いの体験談くらいしか手に入らなかったのに、
見も知らない人のいろんな体験を知ることができるわけで。
その中には同じような、甲状腺腫瘍の摘出手術なんかもあるんですよ。
不安を和らげることを目的にセッセと検索をするんだけど、
案外、思いもしないところを知ることになって、
知ってしまったことでより不安になる・・・なんてことが、
頻繁にあります。
(検索しなきゃいいんだけどねぇ~なかなかやめられません)

もちろん今回も心配なことがいくつか。
その中でも一番気になってるのが、「尿道カテーテル」。
全身麻酔をするときは必ずしなきゃいけない措置のようなんだけど、
私が見たブログでは
「入院中、この挿入が一番痛かった」などと書いてありました。
他にも「挿入するときは麻酔が効いてて分からなかったけど、
抜くのはすごく痛かったし、抜いた後も数回おしっこするのが痛かった」
とも書いてあるし。。。
今回の入院で一番心配しているのはこの点のみです。

復帰した彼女にさっそくここら辺を聞いてみます。
彼女の場合は、麻酔の導入注射でもう爆睡してしまったらしく、
挿入時の記憶はなし。
抜くときもそんなに痛くなかったとのこと。
どうやら人によって違うらしい。
っていうか、やる人によって違うのかも・・・。