メジャーリーグが開幕し、大谷翔平選手の活躍に元気をもらっている方も多いのではないでしょうか。私もそうです。
あらゆる球技の起源とされているのは、「ラ・シュール」という12世紀のフランスで誕生した球技です。このゲームは、2つのチームに分かれて行われ、手や足、棒などを使って敵陣にある2本の杭の間にボールを通すことを目的としていました。ルールは非常にシンプルでありながら、競技性が高く、貴族や一般市民の間で広く楽しまれていました。
ラ・シュールは、現代のスポーツにおける基本的な要素を多く含んでいました。チームプレイや戦略的な動き、そして得点を競うというところなどです。このスポーツは、フランス国内だけでなく、イギリスにも伝わり、そこでさらに進化を遂げました。イギリスでは「ストールボール」や「ラウンダーズ」といった新しい形態の球技が生まれ、これらが後にクリケットや野球の基盤となりました。
アメリカでは、1840年代にアレクサンダー・カートライト(1820 - 1892)が「タウンボール」と呼ばれるゲームのルールを統一し、これが現代野球の基礎となりました。このルールでは、9人制のチーム、ダイヤモンド型のフィールド、3アウト制などが採用され、これが現在の野球の基本形となっています。1846年にはニュージャージー州ホーボーケンで最初の公式試合が行われました。
その後、1869年に最初のプロ野球チーム「シンシナティ・レッドストッキングス」が誕生し、野球はアメリカ全土で人気を博しました。さらに、1876年にはナショナルリーグが設立され、これがメジャーリーグの始まりとなりました。
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