最近テレビでは昭和の名曲として昔の流行歌が特番として放送されていますね。音楽は時間を超えて心に残っているものです。
「セイキロスの墓碑銘」は、現存する最古の完全な楽譜として知られています。この楽譜は1883年、トルコのアイドゥン近郊で鉄道工事中に発見されました。紀元1世紀頃に作られたとされるこの石碑には、詩とともに古代ギリシアの記譜法による楽譜が刻まれています。この楽譜は、音楽作品として完全な形で残されている点で非常に貴重なものです。
石碑には、詩と楽譜が刻まれており、詩の内容は「生きている間は輝いていてください。思い悩んだり決してしないでください。人生はほんの束の間ですから。そして時間は奪っていく物ですから。」というものです。現代の私たちにも響く普遍的なメッセージを持っていることに驚きます。
この楽譜は、歌詞の上に音高を示す記号が記されており、音楽のメロディーを再現することが可能でした。
楽譜を通じて、古代の人々の感情や思想に触れることができるのは、非常に感動的な体験です。
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