犬もおだてりゃ人捜す

偶然見た「犬あげます」のチラシ。そんな出会いから迎えた子犬が、災害救助犬になったのだ!

くつした

2008年01月31日 | お気楽日記
熊本は人吉訓練所で、3日間に及んで、ミッチリお世話になりましたので、帰りに履き古した靴下を置いてきました。
どうやら、マニアの方がいるらしくって・・・・ではなくて、臭気選別の練習に使うのだそうです。

いつも同じ人のニオイだと、嗅覚の鋭い犬たちは、すぐに憶えてしまいます。
かといって見知らぬ人に「あの~、今履いてる靴下をもらえませんか?」なんて聞いたひにゃ、変質者と間違われますから、靴下集めも容易じゃないそうなんですね。
靴下で役に立つならお安い御用、というわけで、とわパパと私が二人分置いてきました。
なんなら、パンツも置いてくりゃ良かったですかね? (え?いらない?)

で、この臭気選別という作業は、靴下そのものを犬に嗅がせるわけではなくて、移行臭といってビニール袋に靴下と無臭の布を入れて、布に移ったニオイを使って練習するそうな。
だから、この靴下は何度も使う大事な「原臭」なので、アマチュアでも練習熱心になればなるほど、この原臭であるところの「他人の靴下」をいっぱい持っているそうです。

物置や納戸に、瓶や袋に入って大事そうに並べられたたくさんの靴下・・・・
泥棒が入ったら、さぞやビックリするでしょうね。



落ち着き払っている模範シュー

またまた行ったじぇ

2008年01月30日 | お気楽日記
人吉に3日間、合宿に行っとりました。

今回も、またまた九州救助犬協会の皆様には、大変お世話になりました。
この場からで恐縮ですが、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。とても勉強になりました。

さて、訓練はといいますと・・・・・

花ちゃんは、前回より更に自信がついたんじゃないでしょうかね。
家人とのペアは、いい選択だったように思います。
こちらが望んでいる仕事を、そこそここなしてくれるようになりました。
あとは、ハンドラーの腕次第!ですね。(え?プレッシャー?)
大丈夫!道に迷っても、花がカバーしてくれるよ。。

問題は、ちゅらのすけと私です。
ちゅら坊主・・・・何をすればいいのかは、わかっているようです。
やる気もあります。むしろありすぎるくらい。
でもって、この満々のやる気が、大暴走を招きます。
こうなると、どうにもこうにも止まりません。

脱走・・・じゃないんですよね。(見た目は同じなんですけど)
本人的には大真面目に仕事をしています。それこそ必死に探しています。
しかし、全くこちらのコントロール下になしっ!
これは、問題ですな。

というわけで、今週末の訓練から、ちゅらのすけ特別メニューとして、
ゼロ回答ならぬ、今回教えてもらった「0.5回答」をやることにします。
それでダメなら、試験には鎮静剤を打って臨みます。
え?ドーピング違反ですか?


心を入れ替えた? 模範シュー

     

スクールウォーズ

2008年01月17日 | お気楽日記


先日、実家の母親に電話をしました。
正月に私たちが日本にいなかったので、遅めの「あけましておめでとう」から始まって、沖縄は暖冬だとか、今年の旭川は雪が多くて、気温も低いとか、そんな他愛もない会話です。
で、両親はまだ、ちゅらのすけには会ったことがないので、こんなことを聞いてきました。

母 「そういえば、もう1匹飼うてるんやろ。今、何ヶ月や? どや、ちょっとは賢こうなったか?」

私 「まぁ、まだ9ヶ月で賢いとは言えんけど、しつけはちょこちょこやってるよ。
   でも、落ち着きはないな」

母 「ええ?レトリバーたら言うんは、盲導犬にもなる賢い犬とちゃうんか?」

私 「犬種でいえば、そうやけど、同じレトリバーでもこいつは違うんや。
   代々、猟犬の血統やから。多分、死ぬまで落ち着かん。
   だから、花みたいに親父と散歩は当分ムリやな」

母 「ははぁ、ちゅうことは、盲導犬になれん落ちこぼれを、安う譲ってもろたということか?」

猟犬というと、セッターやポインターやレトリーバーではなく、鉄砲担いだマタギと供に、クマと闘う和犬しか想像のできない母は、盲導犬にもなれず、かといって猛獣と闘うほどの戦闘能力もないちゅらのすけを「落ちこぼれ」の一言で片付けてしまいました。

ですから今後、ちゅらのすけの災害救助犬認定までの道のりを、我が家では「スクールウォーズ」と呼ぶことに決めました。

めざせ!花園! あ、ちがうか

9ヶ月の捜索

2008年01月16日 | 捜索
.2008112ちゅら.2008112ちゅらby inubaca

その時は、考えてやってるつもりなんですけど、こうして動画で見ると、ま~だまだ粗さの目立つハンドリングですな。

ちゅらのすけのニオイをとれる距離と、スピードをもっと考えてやらなくてはいけません。

なんせ9ヶ月ですからね、こっちがシッカリしなきゃ~!

長女と次女

2008年01月15日 | お気楽日記


先日、犬バカの面々としつけについて話しているときに、わが身を振り返って、ふと「そういやぁ、花には厳しかったかな~」と思いました。
自分で生活するようになって初めて迎えた犬でもあり、とにかく他人様に迷惑はかけないようにと、随分と肩に力が入って育てた憶えがあります。
今考えれば、やりすぎたかな?ということも、いくつか思い当たるので、その分、ちゅらのすけに対しては、ついつい甘くなっちゃうんですよね~。
家人にも「ちゅらには甘いんじゃない?」と指摘される始末。
ひょっとすると、そんな育て方が、2頭の性格を形成しているのかもしれません。

花は頑固なところがあり、我慢強いタイプ。
自己主張はそれほどしません。甘えたいときでも、こちらが振り向くまで待っています。
お腹が空いても、何も言わず、それどころか、ごはん皿を目の前にして、待てなんて言わなくたって、ひたすら「ヨシ」の声を待ちつづけます。
一度などは、軽く「はい、ヨシ」と言っておいて2階に上がり、20分ほどして用事を済ませて戻ってみると、まだ座って待っています。
ありゃ、聞こえてなかったの?ごめんね~と、ちょっと不憫になっちゃいました。

対してちゅらのすけは、奔放で自己主張しまくりなタイプ。
我慢することを教えてはいますが、それでもやや自己中で、誰に対しても遠慮がありません。
とてもフレンドリーですから、犬付き合いは上手ですが、反面しつこいので、嫌がられることもしばしば。
でも、当の本人は全く気にしていません。

人間の兄弟、姉妹でも、思い当たる人、いますよね~

冬でも海遊び

2008年01月13日 | お気楽日記
1泊だけのお預かり犬、GRのキートンさんを連れて、海に行ってきました。
遊ばせて疲れさせて、3頭とも夜は大人しく寝てもらおうという魂胆です。


オバちゃんに裏横四方固めで押さえ込まれるキートンさん



暴れまわる黒族



オオ~イ、誰か!これを投げてくれ~!



え? ボクの顔に何かついてますか?


作戦は大成功。 夕食の後は、3頭ともフラフラになって眠っています。

ところで、キートンさん! オナラがとっても臭いよ

ダニ~

2008年01月12日 | 捜索

どりゃ~! 捜すぜ~~!!(ちゅらのすけ)


今日も朝から、捜索訓練に行ってきました。

このところ、沖縄地方は暖冬どころか、本州の初夏のような気候です。
最高気温が25℃を超えて、おまけに今日は湿度も高かったので、汗をかきました。
で、こんなに暖かい(というか暑い)ので、蚊だって飛んでいます。

帰宅して身体検査をしたら、ちゅらのすけのお腹に、血を吸ってプクプクになったダニが2匹ついていました。
こんだけ暑けりゃ、ダニだって活発になりますわな。

あまりに暑いので、明日は海で泳ぎます。

連日のちゅらオビ

2008年01月09日 | オビ


ここんとこ毎日、ちゅらのすけとオビディエンスをやっています。
いえ、正確には「やらされている」んですけど。

このブログでは、何度も触れていますが、ちゅらのすけは体力の塊です。
ヒマさえあれば、どこでも寝てしまう花とはえらい違い。
ですから、ちょっとそこらへんをお散歩くらいでは、疲れるどころか、逆に火をつけてしまう結果になるのです。
ちゅらのすけに、一旦火がつくと鎮火させるのは大変です。
考えつく限りのイタズラを繰り返し、先日は花のPDの賞状が入った額を見事に割ってくれました。
まぁね、遊びたい盛りだから、しゃーないか、とボールとロングリードを持って、近所の公園かホームセンターの駐車場に向かうのが、日課となりつつあります。
行く以上は、ただボール投げをして遊ぶだけではもったいないので、ついついオビトレをしてしまうのです。

その甲斐あって、やっと「立って」のコマンドが少~し理解できるようになってきました。
座れや伏せの姿勢ならともかく、立ったままその場を動かないなんて、エンジンをかけたままの車を押して進むようなもので、以前はちゅらのすけの理解を超えていました。

練習熱心なのは、いいことなんですけどね~
時々、「あれ?練習させられているのは、俺か?」なんて不安が一瞬よぎるのです。

乗馬

2008年01月08日 | お気楽日記


ハワイでは、生まれて初めてお馬さんに乗りました。
背中に乗って、体をさすりましたら、馬ってのはすごく暖かいんです。
ハハァ、体温が高いから、馬肉は寄生虫が少ないっていうのは、こういうことだったのか~と、妙に納得しながら、「花やちゅらのすけは、あんたのお仲間にとってもお世話になってるんだよ、ありがとね~」なんてナデナデしていました。

毎日、観光客を乗せている、よく調教された馬ですから、おとなしい・・・・はずでした。

クッキーという名の牝馬でしたが、慣れるにつれ、わざわざ柵のそばを歩いて、私の足がぶつかるようなコース取りをしたり、なんでもない下り坂でガクっとよろけてみたり、前を歩く馬のお尻にガブっと噛みついたり、手を変え品を変え、私を試しているようでした。
はじめは、首の後ろをさすって「ヨシヨシ」なんて言っていましたが、ハワイくんだりまで来て、いつまでも動物になめられてるワケにはいきません。
3回も噛みついて、前を行く馬の後ろ蹴りが飛んできたので「ええ加減にせいよ!コラァ!!」と声を出し、手綱でパシっと気合を入れました。

すると、あら不思議。それからは、すっかりおりこうさんになったクッキーでした。
ああいう人を値踏みするような行為は、犬以上かも知れませんね。

それにしても、初めての乗馬は楽しかった。
帰りの飛行機で見た映画が、ラッセル・クロウ主演の西部劇だったので、またまた乗りたくなっちゃいました。

馬バカクラブも作りましょうか?

初訓練

2008年01月06日 | お気楽日記


遅まきながら、あけましておめでとうございます。

年末年始は、芸能人でもないのに、ワイハなんぞに行っておりましたものですから、久々の更新でございます。
で、ハワイはどうだったかと言うと・・・・今回は初めてオアフ島に行ったのですが、山がたくさんありまして、楽しい訓練ができそうなところでした。


さて、本日は新年明けて最初の捜索訓練。
いつもとちょっと違ったのは、琉球新報の金曜別冊「かふう」のライターさんが取材に見えてました。

実はその方とは、昨年11月のD1ピックでお会いしまして「今度、練習をみせてくださいね」なんて言われていたのですが、年末に連絡をもらうまで、すっかり忘れていたのです。
で、本日、わざわざ朝から取材に来られたというワケでした。

久しぶりの捜索訓練なので、簡単な設定でそれぞれのワンコの個性豊かな捜しっぷりを見てもらい、合間にいろんなお話をしました。
ご自身でも犬を飼ってらっしゃる方でしたので、話がスムーズに伝わったと思います。
掲載は2月頃の予定だとか。
どんな記事になるか、楽しみですね~


訓練後、冬の海を泳ぐ「黒族」