まだまだイベントシーズンは続くけど、我々ガンボチローズの真夏のライブは一旦一区切り。
って訳でもないか。ライブは色々決まってるんだけどね。
よく、ライブでウチらのバンドを「岩手は盛岡のルーツミュージックバンド!」みたいな感じで紹介してくれる。
古い音楽が好きな自分にとって、メチャクチャ嬉しいのと照れ臭い気持ちになる反面、まだまだルーツと呼ばれるまでの演奏はしてないなぁと、申し訳なく思ってしまう。
でも、ふと思うけど、ここで言われてるルーツってのは何ぞや?
音楽の趣味が十人十色のように、ルーツって言葉にもそれぞれの思いがあるみたいだね。
例えば、1950年代のいわゆるオールディーズを指す人もいれば、1960年代後半からのルーツロックと呼ばれた、ザ・バンドやCCR等の音楽を指す人もいる。
中には「ブルースは全ての音楽の根源だ!」と、B29を竹槍で落としてやる!的な鼻息の荒いパワフルな精神論を語る人もいる(笑)
まあ、いいんだけどね。人それぞれだから(笑)
よし!こっからが本題!今回も長いよ~。
自分のつたない文才で上手くまとめれるか不安だけど(笑)
興味ある方、お付き合いよろしくお願いします。
自分が思うルーツって、乱暴だけど一言で言ってしまえば「大衆音楽」だと思う。
ニュアンスで言えば、デパートの食堂みたいな感じ?余計分かりにくいか(笑)
さて、ここでとある人物をご紹介したい。
ローレンス・ウェルクさん。1903年アメリカ生まれの、戦前から活躍してたアコーディオン奏者。
いい笑顔ですね。
大所帯のバンドのリーダーだった彼は、1951年から1982年の、なんと31年!も続いた長寿音楽番組「The Lawrence Welk Show」の司会者でもあった。
アメリカの音楽番組といえば、あの伝説的な「エド・サリバン・ショウ」を思い出す人も多いと思う。
この2つの音楽番組、どちらもお茶の間(ってアメリカでも言うのかな?)の人気番組だったんだけど、決定的な違いは
「エド・サリバン・ショウ」はプレスリーやビートルズ等、その時代をときめくアーティスト単位での出演だったのに対し、
「ローレンス・ウェルク・ショウ」は演奏するバンドは自身がリーダーを務めるビッグバンド固定で、ヒット曲やスタンダード曲、映画音楽や時にはコント等を楽しく届けるスタイル。
かたやアーティスティックな番組と、かたや大衆演芸会的な番組。
なぜアーティスティックな番組が伝説的なのか?といえば、歌詞に問題あるからって、変えて歌うように指示されたにも関わらず、本番で変えないで歌ってしまって二度と出演禁止になってしまったドアーズや、逆に、歌詞変えるのが嫌だから出演拒否したボブ・ディランとかのエピソードがたくさんあるから。
何しろ、かたや演芸会的な番組だからねぇ~(笑)そんなカッコ良い伝説は一切ないんだけどねぇ~(笑)
いや!だからといって、音楽を判断しちゃダメ!
演奏の幅広さやテクニックは凄いし、楽しさを伝える為の徹底的なエンターテイナー性には、生死を賭けた気迫すら感じるんだよね。
勿論、笑顔で演奏してますが(笑)
うまくリンク貼れるかな?もしダメならゴメンナサイ。検索してみて。
例えば、映画ファンには「アメリカン・グラフティ」のオープニングでもお馴染み。
ビル・ヘイリー&彼のコメッツ(あえて当時の呼び方で)の大ヒット曲を、こんな楽しいビッグバンドアレンジで。
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いや~、楽しいね。
また、ハワイアンやカントリーのイメージが強い、ラップ・スティールギターで見事なスイングを聴かせるこんな曲や。
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途中のボイシングの部分。横山ホットブラザーズの珠玉のノコギリ芸「おまえはアホか」を彷彿とさせるね(笑)
そうかと思えば、こんなゴキゲンなギターブギなんかも
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因みに、ステージの後ろにダッジって出てるのは、当時のスポンサーが自動車メーカーの「Dodge」だったから。
とにかく31年も続いた番組だから、YouTubeで検索すると簡単に、しかも膨大にでてくる(笑)
自分もよく休み時間に見てるけど、飽きないんだよね~。ディキシーランドだろうが、ブルースだろうが、ラグタイム、スイング、ポルカやブギまで
色んな音楽が惜しみなく融合されてる感じが大好きなのよ。
自分の持論で申し訳ないが、音楽は色んな要素が混ざり合わないと絶対面白くない!と思う。
今ある音楽、全てそうなんじゃない?少なくとも、自分が好きな音楽は間違いなくそう。
あとはどこでどう混ぜるか?のレシピとセンスの問題。隠し味には、楽しもう、楽しませようとするユーモアが入ると完璧。
あら?ルーツって話から少しずれた(笑)
話、戻しましょ。
自分の好きな古いルーツ音楽は、聴いてくれる人を拒まない間口の広さがあるね。
南北戦争から大恐慌の時代に出てきた、レッドネックと呼ばれる貧しい白人労働者出身の、ウディ・ガスリーやジョニー・キャッシュの労働者ソングや
後に大スターとなったけど、生い立ちや人種の問題で厳しい迫害を受けたサミー・ディビス・JRやジェイムス・ブラウンの、小粋なダンスミュージックや
日本だって、戦後の混乱期に米軍キャンプや地方巡業のドサ廻りで鍛えられてった、江利チエミ(テネシー・ワルツ!)、美空ひばり、クレイジー・キャッツの昭和の大スターだって
みーんな、生きる為に死に物狂いで音楽やって、広く万人に受け入れられていった。
こうなってくると、歴史だけじゃなく金の話にもなってきちゃうけど(笑)
まあ、ボクシングやプロレスだって今ではスポーツかも知れないけど、昔はヤクザ絡みの金稼ぐ興行だったしね。
美空ひばりだって、山口組の組長がバックに着いてたぐらいだし。
また話ズレた。ごめんなさい、酔っ払って綴ってるもんで(笑)
とにかく(笑)「大衆音楽」って言葉は悪いかもだけど、ジャンル関係なく老若男女が「お?いいねぇ」と思ってもらえる音楽を自分はルーツと捉えてるし、我々ガンボチローズもそこを目指してるのです。
個々のパーソナリティに訴えかける音楽が主流の今の時代には、時代遅れなのかも知れないけどね(笑)
ライブやってて、腕組んで顔は不機嫌そうにしてる年配の方のつま先が、自分達の曲に合わせて小さくリズムとってる様を見ると、凄く嬉しい気持ちになるんですよ(笑)
ざるそばからナポリカツまで出す、そんなバンドでありたいね。
すいません!やたら長い割に上手くまとめれなかった。
いや~、もう少し音楽と歴史について踏みこんで語りたかったんだけどね。歴史の話になるとアメリカの悪口ばかりになっちゃうんで(笑)
アメリカの音楽が大好きなクセにね(笑)音楽と政治は切り離して考える事にしてるんで。
本当に最後まで読んでくれた方、ありがとうございます!
って訳でもないか。ライブは色々決まってるんだけどね。
よく、ライブでウチらのバンドを「岩手は盛岡のルーツミュージックバンド!」みたいな感じで紹介してくれる。
古い音楽が好きな自分にとって、メチャクチャ嬉しいのと照れ臭い気持ちになる反面、まだまだルーツと呼ばれるまでの演奏はしてないなぁと、申し訳なく思ってしまう。
でも、ふと思うけど、ここで言われてるルーツってのは何ぞや?
音楽の趣味が十人十色のように、ルーツって言葉にもそれぞれの思いがあるみたいだね。
例えば、1950年代のいわゆるオールディーズを指す人もいれば、1960年代後半からのルーツロックと呼ばれた、ザ・バンドやCCR等の音楽を指す人もいる。
中には「ブルースは全ての音楽の根源だ!」と、B29を竹槍で落としてやる!的な鼻息の荒いパワフルな精神論を語る人もいる(笑)
まあ、いいんだけどね。人それぞれだから(笑)
よし!こっからが本題!今回も長いよ~。
自分のつたない文才で上手くまとめれるか不安だけど(笑)
興味ある方、お付き合いよろしくお願いします。
自分が思うルーツって、乱暴だけど一言で言ってしまえば「大衆音楽」だと思う。
ニュアンスで言えば、デパートの食堂みたいな感じ?余計分かりにくいか(笑)
さて、ここでとある人物をご紹介したい。
ローレンス・ウェルクさん。1903年アメリカ生まれの、戦前から活躍してたアコーディオン奏者。
いい笑顔ですね。
大所帯のバンドのリーダーだった彼は、1951年から1982年の、なんと31年!も続いた長寿音楽番組「The Lawrence Welk Show」の司会者でもあった。
アメリカの音楽番組といえば、あの伝説的な「エド・サリバン・ショウ」を思い出す人も多いと思う。
この2つの音楽番組、どちらもお茶の間(ってアメリカでも言うのかな?)の人気番組だったんだけど、決定的な違いは
「エド・サリバン・ショウ」はプレスリーやビートルズ等、その時代をときめくアーティスト単位での出演だったのに対し、
「ローレンス・ウェルク・ショウ」は演奏するバンドは自身がリーダーを務めるビッグバンド固定で、ヒット曲やスタンダード曲、映画音楽や時にはコント等を楽しく届けるスタイル。
かたやアーティスティックな番組と、かたや大衆演芸会的な番組。
なぜアーティスティックな番組が伝説的なのか?といえば、歌詞に問題あるからって、変えて歌うように指示されたにも関わらず、本番で変えないで歌ってしまって二度と出演禁止になってしまったドアーズや、逆に、歌詞変えるのが嫌だから出演拒否したボブ・ディランとかのエピソードがたくさんあるから。
何しろ、かたや演芸会的な番組だからねぇ~(笑)そんなカッコ良い伝説は一切ないんだけどねぇ~(笑)
いや!だからといって、音楽を判断しちゃダメ!
演奏の幅広さやテクニックは凄いし、楽しさを伝える為の徹底的なエンターテイナー性には、生死を賭けた気迫すら感じるんだよね。
勿論、笑顔で演奏してますが(笑)
うまくリンク貼れるかな?もしダメならゴメンナサイ。検索してみて。
例えば、映画ファンには「アメリカン・グラフティ」のオープニングでもお馴染み。
ビル・ヘイリー&彼のコメッツ(あえて当時の呼び方で)の大ヒット曲を、こんな楽しいビッグバンドアレンジで。
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いや~、楽しいね。
また、ハワイアンやカントリーのイメージが強い、ラップ・スティールギターで見事なスイングを聴かせるこんな曲や。
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途中のボイシングの部分。横山ホットブラザーズの珠玉のノコギリ芸「おまえはアホか」を彷彿とさせるね(笑)
そうかと思えば、こんなゴキゲンなギターブギなんかも
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因みに、ステージの後ろにダッジって出てるのは、当時のスポンサーが自動車メーカーの「Dodge」だったから。
とにかく31年も続いた番組だから、YouTubeで検索すると簡単に、しかも膨大にでてくる(笑)
自分もよく休み時間に見てるけど、飽きないんだよね~。ディキシーランドだろうが、ブルースだろうが、ラグタイム、スイング、ポルカやブギまで
色んな音楽が惜しみなく融合されてる感じが大好きなのよ。
自分の持論で申し訳ないが、音楽は色んな要素が混ざり合わないと絶対面白くない!と思う。
今ある音楽、全てそうなんじゃない?少なくとも、自分が好きな音楽は間違いなくそう。
あとはどこでどう混ぜるか?のレシピとセンスの問題。隠し味には、楽しもう、楽しませようとするユーモアが入ると完璧。
あら?ルーツって話から少しずれた(笑)
話、戻しましょ。
自分の好きな古いルーツ音楽は、聴いてくれる人を拒まない間口の広さがあるね。
南北戦争から大恐慌の時代に出てきた、レッドネックと呼ばれる貧しい白人労働者出身の、ウディ・ガスリーやジョニー・キャッシュの労働者ソングや
後に大スターとなったけど、生い立ちや人種の問題で厳しい迫害を受けたサミー・ディビス・JRやジェイムス・ブラウンの、小粋なダンスミュージックや
日本だって、戦後の混乱期に米軍キャンプや地方巡業のドサ廻りで鍛えられてった、江利チエミ(テネシー・ワルツ!)、美空ひばり、クレイジー・キャッツの昭和の大スターだって
みーんな、生きる為に死に物狂いで音楽やって、広く万人に受け入れられていった。
こうなってくると、歴史だけじゃなく金の話にもなってきちゃうけど(笑)
まあ、ボクシングやプロレスだって今ではスポーツかも知れないけど、昔はヤクザ絡みの金稼ぐ興行だったしね。
美空ひばりだって、山口組の組長がバックに着いてたぐらいだし。
また話ズレた。ごめんなさい、酔っ払って綴ってるもんで(笑)
とにかく(笑)「大衆音楽」って言葉は悪いかもだけど、ジャンル関係なく老若男女が「お?いいねぇ」と思ってもらえる音楽を自分はルーツと捉えてるし、我々ガンボチローズもそこを目指してるのです。
個々のパーソナリティに訴えかける音楽が主流の今の時代には、時代遅れなのかも知れないけどね(笑)
ライブやってて、腕組んで顔は不機嫌そうにしてる年配の方のつま先が、自分達の曲に合わせて小さくリズムとってる様を見ると、凄く嬉しい気持ちになるんですよ(笑)
ざるそばからナポリカツまで出す、そんなバンドでありたいね。
すいません!やたら長い割に上手くまとめれなかった。
いや~、もう少し音楽と歴史について踏みこんで語りたかったんだけどね。歴史の話になるとアメリカの悪口ばかりになっちゃうんで(笑)
アメリカの音楽が大好きなクセにね(笑)音楽と政治は切り離して考える事にしてるんで。
本当に最後まで読んでくれた方、ありがとうございます!