一昨日、観察会の下見で加計呂麻島へ出かけたときのことです。生間(いけんま)港から諸鈍(しょどん)へ向かって歩いていると、道路脇の草の葉で1匹のハチがじっとしていました。一見、スズメバチにも似ているものの、頭部が黄色く顔が横長でかわいらしく見えます。調べてみるとクロイワツチバチでした。近づいてもじっとしていて、片方の後肢は伸びきったままです。種名にクロイワが付いているということは、あの博物学者・黒岩恒(くろいわひさし)さんの命名でしょうか。近くでは、クロイワニイニイが鳴いていて、海岸に降りるとクロイワザサが咲いています。黒岩さんの功績はとても大きいようです。
【島口バージョン】(キシゆむた)
きぬうってぃ、観察会ぬしゃー見し加計呂麻島ちいじゃんとぅきぬくぅとぅだりょん。生間(いけんま)港ら諸鈍(しょどん)ち向かてぃあっちゅたっとぅ、道んぶちぬ草ぬ葉じ、ちいちぬハチぬよおりっくゎしゅりょうたっと。ぱっとぅ見、スズメバチにだか似しゅりょんじゃが、かまちや黄ーかしゅてぃ顔ぬ横長あてぃ、もぞっさにゃあれぃっと。調ぶぇてぃにしゃっとぅクロイワツチバチだりょうた。近ゆてぃも、よおりっくゎしゅてぃ、片側のくしはぎぃや、ぬだんままだりょっと。名前じクロイワぬ付ちゅんちいゅんくとぅや、あん博物学者・黒岩恒(くろいわひさし)さんぬ名ばちきたんだろ。近さじや、クロイワニイニイぬ鳴しゅてぃ、浜ちうれぃてぃにいばクロイワザサぬ咲しゅりょっと。黒岩さんぬなしゃんくぅとぅや、むるふうさんにししゅりょっか。