奄美自然観察記

高のフィールドより

四角の穴から救出  メジロ

2020-02-04 18:36:33 | 鳥類




早朝の気温12度、また少し暖かくなってきました。午前中は雨が降らずに済みましたが、午後からは降り出しました。一般市民の方から事務所に電話があり、「メジロが穴の中から出れないでいて、近くにはネコもいる」との電話をいただき、観に行ってきました。朝から昼過ぎまで逃げられずいるというのは、一体どういうことなのだろうか、と不思議に思いながら、4階建アパートの最上階に住んでいるその方のドアの前の上を見上げると、一辺が約40cmほどの四角い穴があって、奥にアルミ板の蓋がしてあり、どうやらそこにメジロが迷い込んでいるようです、メジロはアルミ板の片方のわずかに空いている光で外に出られると思ってか、上の方で飛び回っているばかりで、いつまでも逃げられずにいます。わずか40cm下側に飛べばすぐに逃げられるのに、最初下側にいたネコのせいで、下側は危険と思っているのか、いつまで経っても上部奥のアルミ板の周辺を飛び回るばかり。仕方がないので、長い棒でメジロを上から下側へ誘導するようにしますが、すぐに上側へ飛んでいくばかりで、なかなか下側へは飛んでくれません。それでも粘り強く何度かやっているうちに、やっと下側に降りてきて、勢いよく飛んで一目散に外へ逃げていきました。やれやれ、何とも世話の焼けるメジロでした、それにしても、人間が入って上がるには狭すぎるあの四角い穴は、一体何のためにあるのでしょうかねぇ~。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので省略いたします、すみょうらん。