スノーモビルくらぶ

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■ 7/23 バイオ燃料

2006-07-23 21:58:49 | ■Weblog
使用した天ぷら油の回収システムがあり、それを原料にディーゼルエンジン用の燃料を精製しているところが関西にあるらしい。すでにゴミ回収車や公用車などで使用されているが、こんどは最も過酷なラリーに参戦して高速性能や耐久性を実証しようとしている。


天ぷら油を燃料にパリダカラリー参戦


注:画像は大阪産業大学HPからいただきました。

日本ではディーゼル車というと騒音と黒煙、排気ガスに含まれる有害物質など悪いイメージばかり先行して乗用車などではほとんど見当たらない。

ところがヨーロッパなどではメルセデスやBMWなど高級車メーカーまでこぞってラインナップし一定のシェアを確保している。

日本からみれば奇異に見えるがヨーロッパでは環境問題の当面の切り札としてディーゼルエンジンに取り組んでいるのだ。
日本でハイブリット車に乗ることがステイタスにとなりつつあるが、かの地ではディーゼル車がステイタスになるのだ。・・・・ほんとかな。

それどころか日本のメーカーも小型車にディーゼルエンジンを搭載してヨーロッパに輸出している。HONDAのアコードが高性能らしいが日本では発売されていない。

ヨーロッパで販売されているディーゼルエンジンの乗用車は改良がどんどん進んで過去のディーゼル車とはまったくの別物になっているらしいが、私のイメージはいまだのろくてうるさい、カラカラと安っぽいのままである。一度試乗して自分の固定観念を拭い去ってみたいものだ。

ディーゼルエンジンは元々CO2(二酸化炭素)排出量がガソリンエンジンに比較して少ないそうで、軽油以外でも走行できバイオエタノールは注目すべき燃料のようである。
ただすでに下記のような問題が発生しており、将来ブラジルの大豆ではないが、地球の貴重な酸素供給源であるアマゾンを暴力的な勢いで開墾して新たな環境問題とならぬよう配慮せねばならないだろう。


『マーガリンに値上げ圧力 菜種油、自動車と取り合い』
2006年07月14日10時03分
 マーガリンやマヨネーズなど菜種油を主要原料とする商品に値上げ圧力がかかっている。原油高を背景に欧米で菜種油を自動車燃料向けに使う動きが広がり、環境利用と食用との間で奪い合う構図だ。調達費用が上昇しているため、国内製油メーカーは相次いで卸売価格を値上げし、海外の菜種の産地に投資する大手商社も出てきた。

 5月の海外先物市場で菜種は一時、2割程度急騰。「今後数年で需給が逼迫(ひっぱく)する」(市場関係者)などとして先高観が強まっている。

 大手製油メーカーは大口取引先の食品メーカーに対して4~6月期の卸売価格を1~3月期に比べ7%程度(約10円)高い1キロ130円台に値上げした。調達先の反応は様々で、マヨネーズ首位のキユーピーは「自助努力で吸収し、価格に影響は出ていない」というが、雪印乳業は「マーガリンの価格の見直しを検討している」という。

 世界の菜種の生産量は約4800万トン(05年)。ほとんどは自国で消費され、貿易量はその10%強しかない。一方、欧州連合(EU)は03年の政令で植物油を原料とするバイオディーゼルの利用を促しており、05年は菜種油の食用と燃料用がほぼ均衡した。

 10年にはEUのバイオディーゼル利用だけで4400万トン分の菜種が必要になるとの見通しもある。大豆油など他の植物油による代替の研究も進むとはいえ、EUが大幅な輸入に転じることは避けられない。

 日本は世界最大の菜種輸入国で、貿易量の約4割を占めるだけに安定的に確保することが重要な課題だ。三井物産はカナダの大手穀物会社、サスカチワン・ホウィート・プール社の第三者割当増資を引き受け、約8億円(出資比率1.6%)を出資、関係を強化した。


◆キーワード

〈バイオエタノール〉 サトウキビなどの植物や廃木材などを発酵させ、蒸留してつくるアルコール燃料。成長段階で二酸化炭素(CO2)を吸収しているため、燃やした時に出るCO2は温室効果ガスに計算されない。





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4 コメント

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京都市 (T.K)
2006-07-25 10:37:41
こんな記事をみつけました。

天ぷら油の廃油を回収して、精製しディーゼルエンジンの燃料にしているのは京都市だったのですね。







『廃てんぷら油でパリ・ダカ 片山さんを京都市も支援』

2006年 7月24日 (月) 17:25





 元F1レーサーの片山右京さん(43)が、使用済みてんぷら油を精製したバイオディーゼル燃料を使い、来年の自動車のダカール・ラリー(通称パリ・ダカ)に参戦することになり24日、燃料の研究実績のある京都市に支援を要請した。



市役所で面会した桝本頼兼市長は「世界に向け地球環境を守ろうというメッセージを発信してほしい」と語り、支援を約束した。



パリ・ダカは約1万キロのコースを約半月で走破する過酷なラリー。片山さんはこれまでに4回、レースに参戦している。

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シュワちゃん (T.K)
2006-07-25 14:24:16
米国カリフォルニア州は環境問題で常に他州をリードしてきたが、バイオエタノールについてもとても積極的だ。

ここでは化石燃料たるガソリンの使用を減らすべく一定割合で混合して、資源と環境をどう守るかのひとつの方向を極めようとしている。





『シュワちゃんがバイオ燃料推進』



米カリフォルニア州では、知事のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が化石燃料への依存を低減させるため、州内でのバイオ燃料増産計画を発表した。



計画によると、カリフォルニア州は2010年までに州内のエネルギーの20%をバイオ燃料から作り出し、さらに2020年にはその比率を40%にまで高めることになる。ちなみに現在の同州のバイオ燃料の比率は5%である。



シュワ知事が推奨するバイオ燃料はトウモロコシ、サトウキビから作られるエタノール。そのため知事は現在北カリフォルニアのトウモロコシ産地などを視察し、年間に3500万ガロンのエタノール生産体制に向けて整備を進めている。



アメリカではビッグ3を始め、エタノール燃料でも走行できる車は多く生産されているが、実際にはエタノールの給油ステーションが中西部を除いてはほとんど存在しないため、機能していない。排ガスの低減、規制に関して全米のオピニオンリーダーでもあるカリフォルニアとしては、バイオ燃料対応についても他州をリードしたいところ。



シュワ知事は、「バイオ燃料比率を高めることで公害の低減、温室効果ガスの削減にもつながり、同時に州内の農業の活性化にもつながる」と、この分野での強力なリーダーシップを公言している。州内に多くのエタノール供給ステーションができれば、車販売地図にも影響が出るかも知れない。(18日 16:00)
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E85 (T.K)
2006-07-25 14:44:38
E3とかE10とか言ってるのはガソリンへのバイオエタノールの混合比なんだね。





エタノール車生産倍増へ 2百万台、米ビッグ3

2006年 6月29日 (木) 09:18





 【ニューヨーク28日共同】ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーターなど米自動車ビッグスリーは28日、ガソリン消費抑制のため、2010年にエタノールを主成分にした燃料に対応した自動車の年間生産規模を3社合計で200万台と現在の2倍に引き上げると表明した。



リック・ワゴナーGM会長ら3社トップが連名で米議会に提出した書簡で明らかにした。書簡の中でエタノール混合燃料普及に向けた政府支援を要請、官民が足並みをそろえ、ハイブリッド車など低燃費で人気を集める日本車メーカーを追撃する狙いもある。



3社の試算では、エタノール分が85%を占める「E85」対応車が600万台になれば、テネシー州全体の消費量に匹敵する年間35億ガロンのガソリンが節約できる。





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HONDAの解答 (T.K)
2007-12-13 01:23:38
「ディーゼルエンジンについて」
 ヨーロッパでは、ガソリン車より約2~3割燃費が良いディーゼル車が人気です。
 でもディーゼルエンジンには短所もあり、日本では「臭い、汚い、走らない」というイメージが定着してしまいました。
 そこでホンダは、長所はそのままにクリーンで走りの良いディーゼルエンジンの開発を続けてきました。
 その結果、圧倒的に有害物質を減らし、ガソリン並みにクリーンで、走りの楽しいディーゼルの開発に成功しました。
 それが「i-DTEC」。なんと、ヨーロッパや日本の排出ガス規制だけでなく、“世界一厳しい”とされるアメリカの規制もクリアする能力を持っています。
 2009年にはアメリカに次いで日本への導入も予定されています。

「バイオエタノール燃料について」
 近年、ガソリンに代わる燃料として、世界中で注目を集めているのが、バイオエタノール燃料です。
 注目されている理由は、植物が原料であること。毎年、田畑から収穫できる再生可能なエネルギーだからです。
 そして、エタノールを使えば、その分、ガソリンなど化石燃料の使用量を削減できるうえに、太陽の力で植物がCO2を吸収して育つので、CO2排出量の増加をおさえることができます。
 しかし現在主流となっているエタノール燃料には問題があります。トウモロコシやサトウキビなどの食べられる部分を使う製法であるため、食糧不足を招くことが懸念されているのです。
 そこでホンダは、食料にならない葉や茎の部分を利用する、新しい製法を開発しました。
 稲の藁でクルマを走らせる時代がやってくる、なんて驚きですね。これも環境を考えたホンダの提案なのです。


注:2009年、ホンダのディーゼルエンジン車、期待したいと思います。
 また、バイオエタノール燃料は、穀物を原料とする現在の製法ではアマゾンの乱開発など地球環境を破壊することは明白で、稲の藁が燃料になるということであればかなり画期的です。コストをどこまで下げられるかがポイントだろうと。
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