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極めて異例、80歳と16歳孫9日ぶり無事救出

2011-03-20 21:29:28 | ■Weblog

極めて異例、80歳と16歳孫9日ぶり無事救出

読売新聞3月20日(日)20時32分
画像:がれきの下から救助され、ヘリコプターに収容される被災者=NNN24から
がれきの下から救助され、ヘリコプターに収容される被災者=NNN24から

 東日本巨大地震から10日目の20日、津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市で、つぶれた住宅のがれきの中に閉じこめられていた祖母と孫の2人が、無事救出された。

 国内では2004年10月の新潟県中越地震で、当時2歳の男児が92時間ぶりに救助された例があるが、9日ぶりの救出劇は極めて異例だ。

 20日午後4時頃、宮城県石巻市門脇町2、阿部寿美(すみ)さん(80)を行方不明者を捜索していた石巻署員が見つけ、救出した。寿美さんのそばには、がれきのすきまからこの日、自力で脱出した孫の任(じん)さん(16)がおり、救出を求めていた。2人とも意識はあり、署員の呼びかけにしっかり答えたという。

 県警は石巻広域消防に救助を要請し、2人はヘリコプターでつり上げられ、石巻赤十字病院に搬送された。

 同署と石巻赤十字病院によると、2人は自宅にいて11日の地震に遭い、木造2階建ての自宅は津波でつぶされた。天井と台所との間にできたわずかな空間に、2人は閉じこめられた。

 寿美さんは足が不自由だったため、身動きができなくなった。倒れた冷蔵庫のドアがかろうじて開けられたため、任さんは「冷蔵庫の中にあった水をあげたり、ヨーグルトなどを食べさせてあげたりしていた」と話しているという。

 任さんは20日になって、がれきの間を縫うようにして脱出に成功。津波で流れてきた屋根の上にあがり、捜索中の署員に「がれきの下におばあちゃんが閉じこめられている」と訴えた。寿美さんは発見から約50分後にがれきの中から救出された。

 寿美さんは衰弱しており、任さんは足の痛みを訴え、低体温の症状がみられるという。

 任さんは「きょう(20日)になり、やっとがれきにすきまができて、外に出ることができた」と話している。

 仙台管区気象台によると、石巻地方は16、17日に雪が降り、18日に仙台市などで最低気温が氷点下になるなど、厳しい寒さが続いていた。


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