流星パズル

イナズマイレブンの愛を語りまくるブログ。
一部腐向けですので、苦手な方はお引取り下さい。

猫 (豪円)

2010-03-24 16:44:18 | 小説
※腐向け(BL)小説ですので、苦手な方はご注意下さい。



――――俺と円堂が恋人同士というような関係になって、早1ヶ月は経つだろうか。
だけど俺達がすることは、
手を握ること、抱きしめ合うこと、軽いキス、だけ。
キス以上を求める程大人ではないけど、
もっと舌を入れるようなキスだってしたいと思うのが男であって。
俺がそう思うのであれば、同じ男の円堂であればそう思うはずなんじゃないかと思うのに。
円堂は軽いキスだけでも顔をリンゴのように真っ赤にさせる。
それは可愛いけども。
それ以上をいつも望もうとすれば、円堂はあからさまに避ける。
ちょっとトイレ行ってくる、だのもうそろそろ帰る、だの。
勿論俺だって男だから、できれば今すぐにでもディープキスして押し倒してやりたいという欲望もある。
だけど円堂が嫌がるのならそんなことはできないに決まってる。
自分の欲望だけを押し付けて、円堂を傷つけることだけはしてはいけない。
円堂が“今の俺”を好きでいるなら、俺は“今の俺”を貫くしかない。
そうやっていつも自分の気持ちを押し殺してきた。
それが、円堂の為だと思って。

ある日だった。
それはいつものように、部活が終わり二人きりの部室で、
キスを進めているところだったんだ。
「…やめて」
俺は息が止まりそうになった。
初めて聞く、円堂の否定。
胸が張り裂けるかと思うくらい痛んだ。
「や、やめて、って…。円堂…」
俺は自分でも情けないと思うようなか細い声で言った。
「…豪炎寺」
円堂は俯いたままで、表情が見えない。
まるで今すぐにでも大きい瞳から涙が零れ落ちるんじゃないかと思うような涙声で、俺の名を呼ぶ。
「どうした?」
「…俺のこと、ほんとに好き?」
ぷるぷると震えた声で聞いてくる。
「な、何言ってるんだ、円堂。
俺は好きでもない奴とキスしたりするような男じゃないぞ」
俺は内心かなり焦った。
俺は誰よりも円堂のことが好きで仕方ないのに。
朝起きても、サッカーをしてても、勉強してても、何かをしていても、夜眠る頃でも、夢の中でも、
円堂のことばかり想ってるのに。
溢れ出るようなこの好きという想いは、円堂には届かなかったのか。
「その…俺とこうやってキスしてる間も…、豪炎寺、嬉しくなさそうだし…。
他のこと、考えてそうで…」
円堂のその言葉に、俺はショックを目の当たりにした。
円堂の言った言葉に、大きい間違いは無い。
確かに、もっと激しいキスがしたいと思い、だけど円堂の為それを我慢しているのは確かで。
そのせいで嬉しくないようにも見えるんだろう。
だけど、嬉しくないわけではない。決して、絶対にそんなことはない。
「違う。違うぞ、円堂。
俺は、お前とキスができて嬉しいんだ」
「ほんとに…?」
円堂が顔を上げた。
少し涙が滲んだうるうるとした目で見つめられると、我慢するものもできなくなってしまう。
「ほんとだ。
大げさかもしれないが、生きてて良かったと思う」
円堂は少し顔を赤くして俺に寄りかかってくる。
幸せを感じる瞬間だ。この胸の高鳴りは、好きという証拠だ。
「ただ…」
俺は無意識に、そうだ本当に無意識に、口を開いていた。
「ただ?」
円堂は少しドキッとしたのか、声は少し固い感じがした。
「物足りないんだ」
俺ははっきりと言っていた。自分でも本当に無意識のうちに。
「…ごうえ…」
円堂の瞳が大きく揺れた。
俺は思い切り自分の唇と円堂の唇を重ねた。
重ねるのと同時に、自身の熱い舌を強引に円堂の口の中に差し込む。
「!?」
円堂の声にならない声が聞こえたけれど、もうむしろそんなの頭に入らなかった。
俺の頭はもう、欲望だらけだった。
円堂の舌を捕まえて、絡み合わせてゆく。
ぴちゃっ…と唾液が混ざる音が、部室内を支配する。
角度を変えて熱い熱いキスをする。
円堂は苦しそうに、俺の胸をどんどんと叩く。
俺は少しの間キスに夢中で、円堂の“もうやめて”のサインに気づけなかった。
確かに、俺が悪い。
気づいた頃にはもう遅くて。
円堂は無理矢理唇を離し、俺に豪快なビンタを喰らわせた。
突然のことに勿論驚き、
しかも円堂はGKで鍛えたあの腕の力がある。
強烈なボールが飛んできても、勢いよくタイヤが飛んでこようとも止める腕の力。
その腕の力をふんだんに使い、俺の顔を叩いてきたのだ。
そりゃ痛い。誰だって痛い。

***翌日***
「おはよう。豪え…、!?
お、お前、その顔何かあったのか…」
鬼道は俺の顔をまじまじと見て唖然とする。
すれ違う人が、俺の顔を見るから嫌で嫌でしょうがない。
だがもしも俺が逆の立場なら、自然とそうなるだろう。
円堂に思い切り叩かれたその部分は、赤く腫れ上がっていた。
幸い足などに怪我はないからサッカーは勿論できるけど、
さすがに顔は一番人に見られる部分なのでキツイ。
「…ああ…。ちょっと猫に、な」
「猫?豪炎寺は猫を飼ってたのか」
鬼道は珍しそうに聞き返す。
「ああ。可愛い飼い猫さ。
だが乱暴で仕方ない」
俺は溜息を漏らした。
「大変だな」
鬼道は引きつった顔でそう言った。
「でも、可愛いから許す」
元はといえば、俺が悪いんだし。
あの後泣きながら謝られて、キスの延長戦もさせてもらったわけだし。
俺の飼い猫には、今日もたっぷりとお仕置きを味わわせると心に決めて。
―――――――――――――――――――――――――――――――――

まず1つ言いたいことがあります。
1回記事書き終わって投稿しようとしたら全部消えて、今一から書き直し^p^
ショックを目の当たりした気分ですーウフフアハハ
もう眠てぇべ!!!!!!!!!!!!

…えーと…。
気を取り直して、この話は自分の妄想を詰め込んだだけです。
猫というアイディアが思い浮かんで、一気に書きました。
最初は「可愛い猫には首輪を」とか「可愛い猫にはお仕置きを」とか、
そういうタイトルを考えてたんですが、
もうシンプルにやっちゃったほうがいいかなと思って、
」にしました。
え?あっさりすぎるって??NEVA☆NEVAしてるよりマシじゃないの!!←
今回も相変わらず駄作(´;ω;`)うう…文章力を下さい…(泣)

ミッフィーさん、いつもコメ&リクありがとうございます。
でも今は少し自分で書きたいものが色々とあって、
それを発散したいと思い、
ゆっくり出来たら書きたいと思います^^
ほんとにいつもありがとうございます!


P.S.
今日はイナイレの放送無くて目からエターナルブリザード。
早く飛鷹クンの過去を教えてよ鼻からツナミブースト。


P.S.② (以下、プライベートな話なので興味の無い方はスルーを)
今日から学校の春休み入りました~
でも宿題もあるし、勉強もしなきゃなんないんですが。
(勉強やるとか言いつついつもやらないハメになる人=私☆★☆)
通知表はボロボロリ☆
まあ1学期と2学期よりかは上がってた…ので、いいか…な??
それと、これがすごく凹んでるんですが、
私コーラス部所属なんですけど、
春休み中土日以外は全部練習あるんスけど…。
これは…照美(神)が私に与えた試練なのね!?そうなのね!?

…冗談言ってないで、頑張ります(笑)。



2 コメント

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了解(^O^)/ (ミッフィー)
2010-03-25 16:23:44
葵さんが、書きたいものを全部書いたら、いつでもいいので、私のリク小説、お願いします。
個人的なんですが、吹部に所属しています。お互いに、練習がんばりましょうね。
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ヤバス!!!! ()
2010-03-25 16:18:34
豪炎寺かっこいいー!!円堂可愛いー!!
題名と超あってますね★設定も好きです←

葵sコーラス部なんですねー!!私は箏曲部です←琴を弾いてます!!ちなみに今日発表会でした・・・
でも、音楽ダメダメなんですね・・・中2になったらちょっと頑張らないと(笑)
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