病は気から?!

子宮頸癌という病気を知って貰いたくて、そして、早期発見・早期治療の重要性を再認識して貰いたくて書いてます。

癌との闘い

2009-08-12 20:39:40 | 病気の事
今日2つ目の日記を書いちゃいます(笑)

今回、私が入院してた病院は、癌専門の病院なんです。
その事を半分忘れそうになりましたが、やっぱり、同室の患者さんや別室の患者さんは、何名か、薬の副作用で髪の毛がなくなった方もいてたし、少し病状が良くなって、今の病棟(婦人科の総室)に移った方もいました。
副作用で髪の毛がなくても、副作用や年のせいで普通に歩くのが大変でも、皆、顔を合わせれば、笑顔で挨拶をしてくれるので、それが当たり前と勘違いしたまま退院しそうでした。

総室とは言え、癌と闘う人達ばかりで、イコール、薬とも闘わなきゃいけなくて、看護師さんの定期的な巡視で食事量を聞かれたりするし、薬の量の等の苦痛を訴える人達もいるし、場合によっては、定期的に血液検査をして、白血球の量を調べたりする人もいました。
そんな中、昨日の昼過ぎ、同室の患者さんが突然体調を崩しました。
幸い大事には至りませんでしたが、それ以来、凄くしんどそうで、声を聞く事もほとんどなくなりました。
今まで普通に喋る事が当たり前だと思ってましたが、やっぱり、相手は癌。
病状が酷くなればなる程、強い薬を使わなきゃいけなくなるし、強い副作用とも闘わなきゃいけなくなるし、いつ容態が変わるかわもわからないし。
初期状態で手術ができた私は、幸せなんだと初めて実感しました。

一昨日に手術をして寝たきりの私が、昨日には歩いてたのを、隣のベットのおばさんが見て「もう歩けるの?」と驚いてました。
「明日退院予定なんです」と言うと、「そう、良かったねぇ」と、明らかに自分の方が大変なのに、物凄く喜んでくれました。

今日、退院する時に同室の2人に挨拶をした時、隣のベットのオバサンは、寝たままの状態で物凄く喜んでくれたし、昨日、体調崩した方もしんどいのに笑顔で喜んでくれました。
もう2度と逢う事はないかもしれませんが、同室の方や仲良くして下さった他の患者さんが、本当に良くなれば良いなと思いながら、病棟を後にしました。
とは言え、私の病気もこれで完治というわけではなく、今回取った部分を精密検査以上に詳しく検査して、その部分が現時点で最も悪い部分なのか、もっと奥に更に悪い部分がないのかを調べるんです。
その結果が出るのが2週間後。
もしも、もっと奥にもという事になれば、再入院、再手術という可能性もあるし、最悪は、子宮全摘出という可能性もあるんです。
出血の事もあるし、子宮の再生具合によっては、別の手術をしなきゃいけない可能性もあるし。
なので、私もまだまだ闘いの最中です。

今回の入院で印象的だったのは、ほとんどの患者さんは、看て貰うのが当たり前とは思ってないという事。
担当医や副担当医の巡視の時も、看護師さんの定期的な巡視の時も、自分の病状や体調がどうであろうと、必ず「ありがとうございます」という一言は言うんです。
体は病んでるけど、心は病んでなくて、変な言い方ですが、物凄く嬉しくなりました。
やっぱり、病は気からです!

そんな事を考えた入院生活でした。