アトリエMAYO~モウフの空~

三幣真代(さんぺいまさよ)の作品を、モウフの父が、次々紹介します!

勝手な奥さん。

2012-07-26 | モウフファミリーの日記

        
                                               
                            やしきの奥さんは、むすめの顔がうつくしくなるのが、 ふしぎに思い、 問いつめました
                                むすめは しかたなく、 お大師さまからもらった布のことを 話しました。 
                                       奥さんは その布を むすめから 取り上げ・・・
       
                               お大師さまからもらった布 6場面:勝手な奥さん。 絵:さんぺいまさよ
         
                                   


白くうつくしいはだに・・・!!

2012-07-25 | モウフファミリーの日記

       
                                              
                                        「ありがとうございます お大師さま
                     むすめは 深々と頭を下げ、 その布を持ち帰り、 うたがうことなく、 毎日毎日 顔をふきました。 すると・・・、 
                 むすめのかおのできものも 日に日になおり、 雪のように 白くうつくしいはだに かわって いきました。
      
                            お大師さまにもらった布 5場面:白くうつくしいはだに・・・ 絵:さんぺいまさよ


うすぎたない布!?

2012-07-24 | モウフファミリーの日記

        
                                             
                                    それを聞いたお大師さまは ふとろから 一枚のうすぎたない布を 取り出し・・・、
                   「顔をあらった後、 このきれで 毎日毎日ふいていたら きれいになりますよ。 決して うたがわないで くださいね。」
                                           と言って、むすめに わたしました。
       
                             お大師さまにもらった布 4場面:うすぎたない布 絵:さんぺいまさよ


やしきのむすめの願い事!

2012-07-23 | モウフファミリーの日記

        
                                          
                 しばらく お大師さまが たくはつをしていると、 さっきの やしきのむすめが 後を 追いかけて来ました。 そして、
       「おまちください さっきは たいへん 申しわけないことを しました。 ちょっと お願いがあるので、 おぼうさんに 私が あふせします。」
 
                         と おふせを わたしました。 お大師さまは、そのやさしい心と 信心ぶかさに 関心して
             「何か なやみごとでも あるのでしたら、 一つだけ かなえて あげましょう。 何でもいいですから 言ってごらんなさい。」
                                      というと、 むすめは おどろいたように、
                     「本当ですか 私の顔にある たくさんのできものを どうか なおしてください」 と 言いました。
       
                            お大師さまにもらった布
 3場面:やしきのぬすめの願い事 絵:さんぺいまさよ

                              


大店のやしきにて・・・!

2012-07-22 | モウフファミリーの日記

        
                                               
                                     何げんか回っている内に、 ある大店のやしきの前に 来ていました。 
              
そこで お経をとなえていると、 一人のほうこうのむすめが出てきて、 お大師さまに一礼をして、また中に はいって行きました。
                     むすめの知らせを 受けたのでしょう。 今度は そのやしきの奥さんが むすめをつれて 表に出てきました。
                                               そしてお大師さまを 見るなり、
              「まぁ! 正月早々 えんぎでもない。 私の所は けっこうですから、 早く向こうへ お行き!」 と おこったように いいました。
                                そばで見ていたむすめは、 お大師さまに 申しわけなさそうな顔を していました。
            そして奥さんは むすめに向かって、 「うちの前で たくはつしているのを見て、何でやめさせなかったんだい。」と しかりつけました。
                                         お大師さまは、しかたなく その場所を去りました。
       
                                  お大師さまにもらった布 2場面:大店のやしきにて・・・  絵:さんぺいまさよ