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ニコンZ6Ⅲの噂

2023年12月25日 | 機材について
ニコンz6Ⅱの後継機種の噂が出ています。

ニコンZ6IIIのモックアップ画像が掲載、発表は4月?

Nikon Rumorsに、Nikon Z6IIIのモックアップの画像といくつか...

デジカメinfo

 


一眼レフでは、AFユニットやファインダー光学系、シャッターなどそれぞれのユニットの開発が必要で、カメラのクラスの差別化もそれらのユニットでおこなわれていたのですが、ミラーレスになって、センサがその機能を持つようになって、画処理エンジンのパワーがAFやファインダー性能等、カメラ機能に直結するようになってきました。画処理エンジンの開発は多額のコストと時間がかかるため、各カメラメーカーは開発費を回収しやすい高いカメラから初めて、コストダウンをおこないながら数年かけて低価格機に展開するといったことをしています。キヤノンは2020年に1DxⅢで採用したDigic Xを2023年には下位機種のR50まですべての機種で展開しています。機種によりセンサは様々ですが、ほぼ同じスペックのAFが実現されています。またソニーもBions XRという画処理エンジンを中級機のα6700まで展開しています。一方ニコンはEXPEED7をZ9、Z8というハイエンド機でしか展開できていなかったのですが、今年Zfで中級機に展開しました。Zfはヘリテージデザイン機種だったので、主力機種であるZ6クラスに展開していくのは当然予想されます。

ただちょっと残念なのは、デザインがZ8に近いものとなりボディーサイズも大きくなるようです。デザイン的にz8が嫌いというわけではありませんが、OMDSのOM-1でもちょっと重く感じるので、z6Ⅱより大きく重いカメラになるのは残念です。

一方、デュアルEXPEED7採用という噂もあります。ハイエンド機でもシングルチップのEXPEED7で処理できているのに、画素数が少ない中級機でデュアルチップというのも理解に苦しむので、誤情報ではというコメントも多く見られます。
一つだけ考えられるのは、積層ではないセンサでメカシャッターレスを実現するためということです。Z9やZ8はメカシャッターレス機ですが、高価(と思われる)積層センサを使用しています。積層センサは高速でスキャンしたセンサの値をセンサで一時的にメモリしておくために使われます。高速スキャンするのはスキャン中に画面内で移動する物体が変形してしまう、ローリングシャッター歪みの影響を少なくするためです。この高速スキャンしたデータを画処理エンジンがそのままリアルタイムで処理できれば積層センサではなくても良いことになります。
EXPEED7は8K60Pの処理が可能です。画素数が少なくなればそれだけ高速処理は可能なので6K100Pは可能なはずです。デュアルEXPEED7がこれの2倍の処理が可能だとすると6K200P、ストロボ同調スピードも1/180秒程度にはなりそうで、十分メカシャッター並みと言えます。逆に言うと業界最速のEXPEED7でもシングルで積層センサを使わないと1/90秒程度のストロボ同調スピードとなり、実用上は問題ないもののメカシャッターには劣ってしまうことになります。
この場合秒200コマで撮影できることになるので、とんでもない高速機になることになります。この場合のネックになるのは非常に高速なセンサが必要になるということです。技術的には十分可能な範囲だと思いますが、そこまで高速処理が可能な画処理エンジンは現状では存在しないので、センサメーカーは高速なセンサを作っても意味がありません。Bions XRはEXPEED7ほどの処理能力はないようですし、すでに2チップ構成なのでこれを4個使いというのも現実的ではありません。それともソニーにはすでに新しい高速チップの準備ができているのでしょうか?
まあデュアルEXPEED7は誤報という可能性も高いのですが、どうなることでしょう。

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