今年もJAISTの北陸MOTセミナーの季節になりました。
みなさんの改革実践はいかがですか?
シンジケートが参加し始めて、テーマは「MOTとは?」→
「各企業のMOT改革」→「地域ネットワークのMOT改革」
のように進化してきました。
今年は、名称が「北陸MOTセミナー」から「北陸MOT改革実践
セミナー」に進化し、場所もJAIST山から降りました。
テーマは短く言えば『MOT改革の輪』で「MOT代表企業の発表と
MOT見本市」を通じて、各企業の改革実践のヒントとつながりが
産まれることを期待しました。
90名ほどの参加者が改革の実践3原則である「自分ごと」「4画面思考」
「改革の輪」で交流が行われ、特に今回は東京MOTといしかわMOTの
交わりが親密になったと思います。今後の進展が楽しみです。
<見本市のコメントのご紹介>
MOT見本市でコメントいただいたものをご紹介します。
○小松電子さんへ
(MOT見本市展示:環境循環システムRECOの取り組み)
・儲けじゃなく、食育・環境に取組み、地域貢献しているところが良い、
すばらしい。
七尾市 K様(K)
・環境対策にはぜひ必要な商品。がんばって下さい。
七尾市 T様
・ネバリと共創でブレークスルーしたことと新しいビジネスモデルが
すばらしい。
東京MOT S様
・成功へのきっかけは信念とコミュニケーション!すばらしい人間力ですね。
I様
・地域のリサイクル、ぜひ、成功に対して公的な支援必要では。
東京MOT K様
・エネルギー需要に着目すれば、より出口が広がると思います。
東京MOT Y様
・小松電子さん 高村さん 私が市長になったら購入します。
七尾市 O様
・「循環」を子どもに伝えることが出来ることはすばらしい!
無記名様
・地域貢献という非常に良いテーマだと思います。
ビジネス化にがんばってください。
石川 M様
○横山商会&朝日電機製作所さんへ
(MOT見本市展示:風土改革「あいあいプロジェクト」の振返り方法)
(MOT見本市展示:設計者やる気倍増と技術流用「デモプロジェクト」)
・「デモプロ」方式はとても良いと思います。
(社員のアイデア、やる気を引き出す)
石川 T様
・技術人のやる気にコア技術ベースに高付加価値提案
石川 H様
・デモプロ34件はすごい。社員のモチベーションにつながる。
石川 M様
・ラピッドプロトタイプ製品開発プロセスが興味深いです。
東京MOT K様
・製品の先にあるユーザをイメージすればもっともっと楽しくなる
東京MOT K様
・個人ごとの4画面のミックスでグループ班の4画面になる様に
してはいかがでしょうか?
東京MOT Y様
・コストをかけずにデモプロ技術者のモチベーションが高いやるぞ感
七尾市 K様
・アイデア創りと共感力が有効なアドバイスにつながる
東京MOT K様
・たいへん参考になります。スローな改革でいい
七尾市 O様
○ブース出展企業からコメント届き次第追加更新します。
<北陸MOT改革実践セミナー2008 スケジュール>
ー東京と石川が連携したMOT改革ネットワークで確実に成果を創りだすー
日時 平成20年2月23日(土)13時~18時
交流会 18:15~20:15
場所 金沢市文化ホール
主催 北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科
共催 文部科学省21世紀COEプログラム
後援 中小企業基盤整備機構北陸支部
石川県産業創出支援機構
コーディネート 石川県IT総合人材育成センター
いしかわMOTシンジケート
内容
○開会にあたり
北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科長 教授 中森 義輝
○セミナーの全体像
北陸先端科学技術大学院大学学長補佐 教授 近藤 修司
○基調講演 「なにごとも出会いから」
渋谷工業株式会社取締役副会長 澁谷 進氏
○第一部「MOT改革の実践で、確実に成果を創りだす」
<改革実践モデルの発表>
◆ 企業改革実践モデル
株式会社PFU
澁谷工業株式会社
小松電子株式会社
松本機械工業株式会社
株式会社朝日電機製作所
サンシン電気株式会社『サンシングループのMOT改革実践』
◆ 医療福祉改革実践モデル
医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院
◆ 地域改革実践モデル
七尾市役所
○第二部 「MOT改革パネルディスカッションとMOT見本市」
◆ MOT革新図面館とMOT見本市ツアー
株式会社PFU
ニッコー株式会社
澁谷工業株式会社
小松電子株式会社
株式会社朝日電機製作所
医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院
サンシン電気株式会社
◆ パネルディスカッション
「いしかわMOTシンジケート改革創造ネットワーク」
いしかわMOTシンジケート 幹事 砂崎氏
モデレータ:いしかわMOTシンジケート代表幹事 滝本氏
パネラー :いしかわMOT1期生 高村氏
いしかわMOT2期生 仲井氏
いしかわMOT3期生 上田氏
東京MOT4.5期生 佐竹氏
東京MOT 2期生 藤原氏
まとめ・講評
北陸先端科学技術大学院大学学長補佐 教授 近藤 修司
4.第三部「MOTシンジケート交流会」
金沢ニューグランドホテル4階「相生の間」
<近藤修司教授の成功の宣言文から>
成功の宣言文 1878 改革実践の喜び 実践する姿
●イノベーションは素直さが基本です
●実践はなまやさしい物でなく本気にならないと継続できません。
目の前の課題をひとつひとつ乗り越え続けて、数年の改革実践を振
り返ってみると、多くの仲間と成果と成長した自分を感じる事がで
きるのです。
●「イノベーション 継続をして 喜びが」 北陸MOTセミナー
成功の宣言文 1879 ここまでやるか 実践する姿
●改革三原則により、企業が持っているDNAともいうべき生命エ
ネルギーが引き出されました
●各社とも個性的な改革実践をされていました。
もともと持っている個性が引き出され、元気になっていくのです。
皆さんの発表で「ここまでやるかMOT・・」という感動を感じま
した。
この感動の再現できる仕組みが大切です。
●「北陸で ここまでやるか MOT」 近藤修司
■北陸MOTセミナー2008が昨日、金沢市文化フォールで開
催されました。今回は経営革新の交流だけでなく、MOTらしく
技術開発成果の同時展示を含めた交流が行われました。本日も改
革の実践3原則である「自分ごと」「4画面思考」「改革の輪」
の生の体験ができました。
「四画面」「改革の輪」は「自分ごとで実践」する「道具」であ
り、実践しない限り分かりません。「四画面」のお話をさせてい
ただいた方は、この5年間で3000人以上になると思います。
しかし、「自分ごと」で実践を継続されている方は「2割」です
。今回はその「2割」の中でも「トップレベルの実践者」が集ま
って成果事例の交流が行われました。
「四画面」は「自分ごと」で、しかも自分を「白紙」にして、そ
の場で体験した「感動を表現」する事により、初めて理解するこ
とができます。イノベーションは「素直さが基本」です。頭でっ
かちで理解や批判をするだけでは、人の心を動かせず、人と組織
は動かず、改革実践につながりません。実践は、なまやさしい物
でなく、自分ごとで「本気」にならないと継続できません。しか
も、改革実践をはじめると多くの障害がその都度、目の前に現れ
てきます。しかし、それをひとつひとつ「乗り越え続けて」、「
数年の改革実践」を振り返ってみると、多くの「仲間」と「成果
」と「成長した自分」を感じることができるのです。これが「イ
ノベーション活動」なのです。イノベーションは叫ぶもの重要で
すし、研究することも重要ですが、もっと大切なことは、「自分
ごとで実践」することであります。私は今回の発表者の目を見て
いましたが、目が輝いており、自分にとっての「バローレレベル
」からのテーマ設定を大切にされています。「改革実践の仲間」
の皆さんから改めて教えていただいた一日でした。(近藤)
●「改革の 感動すなお 交流し」 実践する姿
●「北陸で ここまでやるか MOT」 実践する姿
■「北陸MOTセミナー2008」を体験しての振り返り
□やったこと:「ここまでやるかMOT・・」
それぞれの企業のMOT改革実践は「個性的」でした。「自分ごと
」「四画面」「改革の輪」の改革三原則に沿うことにより、それぞ
れの企業が持っている「DNA」ともいうべき「生命エネルギー」
が引き出されていたのです。各社とも非常に「個性的な改革実践」
をされていました。もともと持っている「個性」が引き出され元気
になっていくのですね。皆さんの発表で「ここまでやるかMOT」
「ここまでやるか改革実践」でやったことをご紹介いたします。
・PFU(石黒):我々が未来を創り出すの「未来塾」を東京へ展
開する。いよいよ全社展開です。輪島社長の長年の思いと「われ
われが未来を創り出す物語」がつながり始めています。「MOT
改革実践」の「ベストモデル」です。
・渋谷工業(上田):「渋谷魂」「渋谷工業の文化」そしてサンカ
イ(改善・改革・開発)を融合してミドルによる改革実践を「場の
創造」で展開。今後はいかに組織活動にするか。
・小松電子(高村):ごみ処理事業はハードを売るだけでなく、環
境システムやサービスを売ることの重要性が理解されてきた。8
9台の実践ができてきた。「新事業開発」は「輪の開発」である
ことを体験した。
・松本機械(津田):「先端職人経営」の実現を目標にしたMOT
プロジェクトが動いている。今年の6月の60周年事業をゴール
にして、「振り返り」をして次の「新創業活動」に入る。
・朝日電機&横山商会(砂崎・土倉):企業連携型のMOT改革実
践の事例です。「全社員4画面」を作成して、「あいあいプロジ
ェク」をスタートした。新社長方針で「個人改革→チーム改革→
企業改革」のステップで展開する。個人改革は「4画面グループ
ウエヤー」を活用している。
・サンシン電気(佐竹):東京MOTでの最初の「MOT改革実践
企業である。改革実践を「トップダウン」で展開している。「サ
ンシン大学」で管理職を啓蒙して4画面を作成した。「世界初の
新商品」を毎年、開発し続ける。
・芳珠記念病院(仲井):「病院MOT改革実践」を始めて3年に
なるマインドイノベーション・プロセスイノベーション・そして医
療イノベーションと展開してきた。4画面とバランススコアーカー
ドを組み合わせて実践している。今年は「脱皮の年」である。
・七尾市役所(瀧音):「経済再生戦略」の一環として、「のと七
尾人間塾」からスタートした。今年は3期目を迎える。「七尾・中
能登広域ビジョン」「七尾再生祭り」「七尾元気大賞」「のと七尾
女性起業塾」など次々次と、たゆみなくイノベーションを継続して
いる。
□わかったこと:「感動体験とその再現」
「ここまでやるかMOT」の個性的な展開実績を聞いていて、分か
ったことは「感動の大切さ」です。実践は大変ですが、実践し続
けることにより、初めて喜びが分かります。イノベーションの原
動力は一緒に実践して「感動体験」をし、その「感動」を「自分
の言葉」で表現することから始まります。「ああそうか」「すご
い」「よくやる」「そこまでやるか」という「感動を表現」する
事によって、自分の「4画面の脳」に電気がついていきます。そ
して「自分の感動」だけでなく、「ひとの感動」に関心を持って
、お互いの感動を「認め合って」、「共振」していくのです。「
イノベーションの場」の創出はイノベーションの「共振の場」の
創出であることが分かりました。「感動」→「認め合う」→「賞
賛」→「自分ごと」の流れを作ることであり、この反対側が「無
視」→「非難」→「批判」→「他人ごと」になります。
□やること:「オンリーワンモデルの実現」
JAIST本校の近藤研究室のM1が私にとっては最後の配属学生
になります。そして東京MOTでは4.5期生が近藤研究室の最後
の配属学生です。今回も近藤研究室M2・M1メンバーにも参加し
てもらい、MOT改革実践を体験してもらいました。MOT改革実
践は、今後も一緒に推進させていただきますが、今年はさらに全国
展開を狙います。「全国展開」するためには全国の改革実践組織と
の連携が鍵と思っております。現在も成功の宣言文コミュニティの
皆様はじめ、いろいろな改革実践組織と交流させていただいており
ますが、今年はさらに、「北陸モデル」を深めながら、全国へ「M
OT改革実践」を展開したいと思います。今回の「MOT改革実践
2008」で事前準備のために、いしかわMOTシンジケートメン
バーの皆さんが何回も打ち合わせをもたれました。本当にご苦労さ
までした。また東京からご参加された東京MOTコースの皆さんも
ご苦労様でした。近藤修司
みなさんの改革実践はいかがですか?
シンジケートが参加し始めて、テーマは「MOTとは?」→
「各企業のMOT改革」→「地域ネットワークのMOT改革」
のように進化してきました。
今年は、名称が「北陸MOTセミナー」から「北陸MOT改革実践
セミナー」に進化し、場所もJAIST山から降りました。
テーマは短く言えば『MOT改革の輪』で「MOT代表企業の発表と
MOT見本市」を通じて、各企業の改革実践のヒントとつながりが
産まれることを期待しました。
90名ほどの参加者が改革の実践3原則である「自分ごと」「4画面思考」
「改革の輪」で交流が行われ、特に今回は東京MOTといしかわMOTの
交わりが親密になったと思います。今後の進展が楽しみです。
<見本市のコメントのご紹介>
MOT見本市でコメントいただいたものをご紹介します。
○小松電子さんへ
(MOT見本市展示:環境循環システムRECOの取り組み)
・儲けじゃなく、食育・環境に取組み、地域貢献しているところが良い、
すばらしい。
七尾市 K様(K)
・環境対策にはぜひ必要な商品。がんばって下さい。
七尾市 T様
・ネバリと共創でブレークスルーしたことと新しいビジネスモデルが
すばらしい。
東京MOT S様
・成功へのきっかけは信念とコミュニケーション!すばらしい人間力ですね。
I様
・地域のリサイクル、ぜひ、成功に対して公的な支援必要では。
東京MOT K様
・エネルギー需要に着目すれば、より出口が広がると思います。
東京MOT Y様
・小松電子さん 高村さん 私が市長になったら購入します。
七尾市 O様
・「循環」を子どもに伝えることが出来ることはすばらしい!
無記名様
・地域貢献という非常に良いテーマだと思います。
ビジネス化にがんばってください。
石川 M様
○横山商会&朝日電機製作所さんへ
(MOT見本市展示:風土改革「あいあいプロジェクト」の振返り方法)
(MOT見本市展示:設計者やる気倍増と技術流用「デモプロジェクト」)
・「デモプロ」方式はとても良いと思います。
(社員のアイデア、やる気を引き出す)
石川 T様
・技術人のやる気にコア技術ベースに高付加価値提案
石川 H様
・デモプロ34件はすごい。社員のモチベーションにつながる。
石川 M様
・ラピッドプロトタイプ製品開発プロセスが興味深いです。
東京MOT K様
・製品の先にあるユーザをイメージすればもっともっと楽しくなる
東京MOT K様
・個人ごとの4画面のミックスでグループ班の4画面になる様に
してはいかがでしょうか?
東京MOT Y様
・コストをかけずにデモプロ技術者のモチベーションが高いやるぞ感
七尾市 K様
・アイデア創りと共感力が有効なアドバイスにつながる
東京MOT K様
・たいへん参考になります。スローな改革でいい
七尾市 O様
○ブース出展企業からコメント届き次第追加更新します。
<北陸MOT改革実践セミナー2008 スケジュール>
ー東京と石川が連携したMOT改革ネットワークで確実に成果を創りだすー
日時 平成20年2月23日(土)13時~18時
交流会 18:15~20:15
場所 金沢市文化ホール
主催 北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科
共催 文部科学省21世紀COEプログラム
後援 中小企業基盤整備機構北陸支部
石川県産業創出支援機構
コーディネート 石川県IT総合人材育成センター
いしかわMOTシンジケート
内容
○開会にあたり
北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科長 教授 中森 義輝
○セミナーの全体像
北陸先端科学技術大学院大学学長補佐 教授 近藤 修司
○基調講演 「なにごとも出会いから」
渋谷工業株式会社取締役副会長 澁谷 進氏
○第一部「MOT改革の実践で、確実に成果を創りだす」
<改革実践モデルの発表>
◆ 企業改革実践モデル
株式会社PFU
澁谷工業株式会社
小松電子株式会社
松本機械工業株式会社
株式会社朝日電機製作所
サンシン電気株式会社『サンシングループのMOT改革実践』
◆ 医療福祉改革実践モデル
医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院
◆ 地域改革実践モデル
七尾市役所
○第二部 「MOT改革パネルディスカッションとMOT見本市」
◆ MOT革新図面館とMOT見本市ツアー
株式会社PFU
ニッコー株式会社
澁谷工業株式会社
小松電子株式会社
株式会社朝日電機製作所
医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院
サンシン電気株式会社
◆ パネルディスカッション
「いしかわMOTシンジケート改革創造ネットワーク」
いしかわMOTシンジケート 幹事 砂崎氏
モデレータ:いしかわMOTシンジケート代表幹事 滝本氏
パネラー :いしかわMOT1期生 高村氏
いしかわMOT2期生 仲井氏
いしかわMOT3期生 上田氏
東京MOT4.5期生 佐竹氏
東京MOT 2期生 藤原氏
まとめ・講評
北陸先端科学技術大学院大学学長補佐 教授 近藤 修司
4.第三部「MOTシンジケート交流会」
金沢ニューグランドホテル4階「相生の間」
<近藤修司教授の成功の宣言文から>
成功の宣言文 1878 改革実践の喜び 実践する姿
●イノベーションは素直さが基本です
●実践はなまやさしい物でなく本気にならないと継続できません。
目の前の課題をひとつひとつ乗り越え続けて、数年の改革実践を振
り返ってみると、多くの仲間と成果と成長した自分を感じる事がで
きるのです。
●「イノベーション 継続をして 喜びが」 北陸MOTセミナー
成功の宣言文 1879 ここまでやるか 実践する姿
●改革三原則により、企業が持っているDNAともいうべき生命エ
ネルギーが引き出されました
●各社とも個性的な改革実践をされていました。
もともと持っている個性が引き出され、元気になっていくのです。
皆さんの発表で「ここまでやるかMOT・・」という感動を感じま
した。
この感動の再現できる仕組みが大切です。
●「北陸で ここまでやるか MOT」 近藤修司
■北陸MOTセミナー2008が昨日、金沢市文化フォールで開
催されました。今回は経営革新の交流だけでなく、MOTらしく
技術開発成果の同時展示を含めた交流が行われました。本日も改
革の実践3原則である「自分ごと」「4画面思考」「改革の輪」
の生の体験ができました。
「四画面」「改革の輪」は「自分ごとで実践」する「道具」であ
り、実践しない限り分かりません。「四画面」のお話をさせてい
ただいた方は、この5年間で3000人以上になると思います。
しかし、「自分ごと」で実践を継続されている方は「2割」です
。今回はその「2割」の中でも「トップレベルの実践者」が集ま
って成果事例の交流が行われました。
「四画面」は「自分ごと」で、しかも自分を「白紙」にして、そ
の場で体験した「感動を表現」する事により、初めて理解するこ
とができます。イノベーションは「素直さが基本」です。頭でっ
かちで理解や批判をするだけでは、人の心を動かせず、人と組織
は動かず、改革実践につながりません。実践は、なまやさしい物
でなく、自分ごとで「本気」にならないと継続できません。しか
も、改革実践をはじめると多くの障害がその都度、目の前に現れ
てきます。しかし、それをひとつひとつ「乗り越え続けて」、「
数年の改革実践」を振り返ってみると、多くの「仲間」と「成果
」と「成長した自分」を感じることができるのです。これが「イ
ノベーション活動」なのです。イノベーションは叫ぶもの重要で
すし、研究することも重要ですが、もっと大切なことは、「自分
ごとで実践」することであります。私は今回の発表者の目を見て
いましたが、目が輝いており、自分にとっての「バローレレベル
」からのテーマ設定を大切にされています。「改革実践の仲間」
の皆さんから改めて教えていただいた一日でした。(近藤)
●「改革の 感動すなお 交流し」 実践する姿
●「北陸で ここまでやるか MOT」 実践する姿
■「北陸MOTセミナー2008」を体験しての振り返り
□やったこと:「ここまでやるかMOT・・」
それぞれの企業のMOT改革実践は「個性的」でした。「自分ごと
」「四画面」「改革の輪」の改革三原則に沿うことにより、それぞ
れの企業が持っている「DNA」ともいうべき「生命エネルギー」
が引き出されていたのです。各社とも非常に「個性的な改革実践」
をされていました。もともと持っている「個性」が引き出され元気
になっていくのですね。皆さんの発表で「ここまでやるかMOT」
「ここまでやるか改革実践」でやったことをご紹介いたします。
・PFU(石黒):我々が未来を創り出すの「未来塾」を東京へ展
開する。いよいよ全社展開です。輪島社長の長年の思いと「われ
われが未来を創り出す物語」がつながり始めています。「MOT
改革実践」の「ベストモデル」です。
・渋谷工業(上田):「渋谷魂」「渋谷工業の文化」そしてサンカ
イ(改善・改革・開発)を融合してミドルによる改革実践を「場の
創造」で展開。今後はいかに組織活動にするか。
・小松電子(高村):ごみ処理事業はハードを売るだけでなく、環
境システムやサービスを売ることの重要性が理解されてきた。8
9台の実践ができてきた。「新事業開発」は「輪の開発」である
ことを体験した。
・松本機械(津田):「先端職人経営」の実現を目標にしたMOT
プロジェクトが動いている。今年の6月の60周年事業をゴール
にして、「振り返り」をして次の「新創業活動」に入る。
・朝日電機&横山商会(砂崎・土倉):企業連携型のMOT改革実
践の事例です。「全社員4画面」を作成して、「あいあいプロジ
ェク」をスタートした。新社長方針で「個人改革→チーム改革→
企業改革」のステップで展開する。個人改革は「4画面グループ
ウエヤー」を活用している。
・サンシン電気(佐竹):東京MOTでの最初の「MOT改革実践
企業である。改革実践を「トップダウン」で展開している。「サ
ンシン大学」で管理職を啓蒙して4画面を作成した。「世界初の
新商品」を毎年、開発し続ける。
・芳珠記念病院(仲井):「病院MOT改革実践」を始めて3年に
なるマインドイノベーション・プロセスイノベーション・そして医
療イノベーションと展開してきた。4画面とバランススコアーカー
ドを組み合わせて実践している。今年は「脱皮の年」である。
・七尾市役所(瀧音):「経済再生戦略」の一環として、「のと七
尾人間塾」からスタートした。今年は3期目を迎える。「七尾・中
能登広域ビジョン」「七尾再生祭り」「七尾元気大賞」「のと七尾
女性起業塾」など次々次と、たゆみなくイノベーションを継続して
いる。
□わかったこと:「感動体験とその再現」
「ここまでやるかMOT」の個性的な展開実績を聞いていて、分か
ったことは「感動の大切さ」です。実践は大変ですが、実践し続
けることにより、初めて喜びが分かります。イノベーションの原
動力は一緒に実践して「感動体験」をし、その「感動」を「自分
の言葉」で表現することから始まります。「ああそうか」「すご
い」「よくやる」「そこまでやるか」という「感動を表現」する
事によって、自分の「4画面の脳」に電気がついていきます。そ
して「自分の感動」だけでなく、「ひとの感動」に関心を持って
、お互いの感動を「認め合って」、「共振」していくのです。「
イノベーションの場」の創出はイノベーションの「共振の場」の
創出であることが分かりました。「感動」→「認め合う」→「賞
賛」→「自分ごと」の流れを作ることであり、この反対側が「無
視」→「非難」→「批判」→「他人ごと」になります。
□やること:「オンリーワンモデルの実現」
JAIST本校の近藤研究室のM1が私にとっては最後の配属学生
になります。そして東京MOTでは4.5期生が近藤研究室の最後
の配属学生です。今回も近藤研究室M2・M1メンバーにも参加し
てもらい、MOT改革実践を体験してもらいました。MOT改革実
践は、今後も一緒に推進させていただきますが、今年はさらに全国
展開を狙います。「全国展開」するためには全国の改革実践組織と
の連携が鍵と思っております。現在も成功の宣言文コミュニティの
皆様はじめ、いろいろな改革実践組織と交流させていただいており
ますが、今年はさらに、「北陸モデル」を深めながら、全国へ「M
OT改革実践」を展開したいと思います。今回の「MOT改革実践
2008」で事前準備のために、いしかわMOTシンジケートメン
バーの皆さんが何回も打ち合わせをもたれました。本当にご苦労さ
までした。また東京からご参加された東京MOTコースの皆さんも
ご苦労様でした。近藤修司