IMONI ART PROJECT ~アートセラピーによる震災ケア in 福島~

小野町に避難された広野町のみなさんとのアートセラピーによる交流の様子をお伝えしていきます。

いわき市でいもにあーと再開 とたくさんの再会1

2011-08-30 18:12:10 | 被災地アートセラピー支援
※「いもにあーとプロジェクト」の趣意書はコチラをご覧ください。 趣意書
※発足までの現場での様子はコチラをご覧ください。さぶの被災地からのアートセラピーレポート

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こんにちは。のりんこです。
8月20日(土)、
いわき市中央台の仮設住宅での
はじめての子ども村と切り絵教室のサポートへ行ってきました。

この日のサポーターは
シノハラリヨさんと私。
リヨさんとさぶは前日に
福島のとある学童保育でのアートワークをし
連日のアートワークです。

八幡屋さんでの活動を7月末で終え、
中央台での活動が始まる数日前にさぶと話した時は
「いったい、誰が来てくれるのだろう」
と元気のない声のさぶ。

ワークを考えようにも
なんだか気力がでてこないようなそんな様子でした。

「新しい環境だし、
また、1から戻ったつもりで、
今月はごあいさつにいくつもりでやっていこうよ。
ちらしをいっぱい用意して。
リヨさんもいるし、必要なら一緒におうちを1軒1軒まわろうよ」

さぶの気持ちを受取るとそんな言葉が私からでてきました。

八幡屋で関りを深くもった子たちは
少し離れたところに引っ越しているケースも多く、
中央台へ誰が来れるかわからないことをさぶは気にしていた様子。

「1軒1軒おうちを廻って
『あそこでやってますから遊びにきてください』
というのもやったらいいんだろうけど、
1人でやる気力がなんだか起きなかったんだ」
とさぶは語っていました。

そこまで1人でしょいこむことはないよ!!さぶ!


ところがです。
活動の前々日。
さぶをいつもサポートしてくださったAちゃんママからメールがさぶへ届きました。
「日曜日、お友達も誘っていきますね」

このメールが届いたのは、
7月までの八幡屋さんでの活動の打ち上げの場。
ヨウコさんをはじめとして
いもにあーとでサポーター活動をしてくれた仲間たちが集まっていました。
「さすがAちゃんママ」とみんなもワッと盛り上がりました。
さぶのエネルギーもがらっとかわったのを感じました。

さぶをサポートしたい人がここにもいたね


「せっかく来てくださるんだし、簡単でもいいからワークやりたいね」
と急遽、「氷」を使うということだけを2人で決めました。




当日朝、さぶ、リヨさん、私の3人はいわき駅で待ち合わせ。
さぶの車で集会所へ。

ずーっと同じ形の家が立ち並ぶ姿に
非日常を感じました。

「あのへんが、楢葉町、Tちゃんたちのおばあちゃんの町の住宅」
「こっちが、広野町の仮設住宅」
ということをさぶが説明してくれました。

同じ家々が並び、その家と同じ形の集会所へ到着。

通常ならば、立ち入ることも難しいという話も聞いた仮設住宅のエリア。
緊張しながら、3人で入っていきます。

迎えてくださったのは、集会所の管理をなさっている広野町の女性・Wさん。
あとで、わかるのですが、広野町の児童館のスタッフの方だったのです。

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