~街の灯火~

今年からIT業界で働くことになった関西人の日々のあれこれ

耳をふさいで考えてみると。

2006年03月13日 23時55分10秒 | 日記
表現したいものがある。
それをどうやって表現したらいいのか。
文字・写真・映像とかいろんな表現手段がある。
僕は、芝居をしている。
芝居は音、人、光、物、映像なんでもカスタマイズして集約して融合して一つの作品を紡ぎ出す。
何かが欠ければその舞台はつまらなくなるだろう。
一番が人だ。

演技をする。
舞台の上での演技ってきっとどううまく見せようって技術も必要なのかもしれない。
でもその前に舞台に立つ人ってあくまで人なんだよね。
技術やうんぬんいう前に舞台に立てるだけの資格を持った人じゃないといけないんだと思う。
別にこれは技術がどうこうじゃない、心の問題なんだろう。
技術に、小手先に頼った演技じゃ、うまいと言われてもそれまでだ。
それから先に進むことはおそらくできない。
観てくれる人の心を揺さぶるような演技をするには、まず役者自身の心からの叫びであったりするものが必要なんだと思う。
言っちゃあなんだが、僕はまだまだ若い。今この年で技術というものはまだいらないと思う。技術を磨く暇があったら自分という人を磨くべきなんだと思う。自分の内面を鍛えるべきなんだと思う。


そんなことを考える後輩の公演終わりの夜。