
街中散策のお話の前に弘法大師御廟のことをもう少し。橋を渡ると参道が続いていて、その先に御廟はあります。

散策時には大門までは行かなかったのですが、帰り道に前を通ったので車の中から撮影しました。高野山の入り口にある一山の総門で、五間二階の楼門です。

◉重要文化財 御社(明神社)と山王院




✳︎ご祭神


珍しい立体曼荼羅を見ることができます。ここで気になったのは、仏像のそばに置かれた硬貨。お賽銭なのでしょうが、なぜかみんな立っていました😳。意味があるのかないのかわかりません。誰かが始めたら、なんとなく、そういうふうに置くものなのかと倣っているのかーー。不思議な光景(笑)。


★金剛峯寺






千住博さんの屏風絵。
消えた写真の様子はこんな感じ。
※高野山奥之院HPより



※高野山奥之院HPより
拝殿にお参りした後に順路に沿って左へ行くと、右回りに案内されます。拝殿の裏手には、空海さんの御廟?があります。より身近に感じることができます。
南無大師遍照金剛
ナムダイシヘンジョウコンゴウ
(弘法大師空海に帰依する=弘法大師空海のお力にすがるの意)
3回唱えたところで、何回唱えればいいの?と心の中で思ったときに「7」いう数字が浮かんだので、意味もわからずに7回唱えました。後で調べたら3回が正しいみたいですが、私には7回必要だったのかもしれません。


とにかくこの地は豊富な水源と生命力に溢れています。至るところから湧水が溢れ出し、小さな水流を見ることができました。肥沃な土壌と墓石と苔、緑と湧水ーー。高野山全体が空海さんのいう「共生」そのものなのだなと思いました。
自然の豊かさの中に身を置くことの心地よさを満喫しました。日本人に受け継がれてきた和の心を大切にしていきたいですね。
そういえば、不思議に思ったのが鳥居のあるお墓があること🤔。よくわからないそうなんですね。確かに朱塗りの鳥居は魔除けの意味がありますが、お墓の鳥居は朱塗りでもないのです。
市街地へは循環バスがオススメ
見どころたくさんの高野山
奥之院の入り口から御廟までは2キロです。せっかくの場所だからと歩いたのはいいのですが、この時点では3キロは歩いていたので、足が痛くなっていました。さらに日差しが強くてバテバテ。循環バスで目的地を回りました。
★大門

散策時には大門までは行かなかったのですが、帰り道に前を通ったので車の中から撮影しました。高野山の入り口にある一山の総門で、五間二階の楼門です。
★壇上伽藍エリア

◉重要文化財 御社(明神社)と山王院




✳︎ご祭神
羽生明神
高野明神
十二王子百二十伴神
空海さんは仏教の諸尊と日本在来の神祇との融和に意を用いられ高野山の地主神として羽生明神と高野明神(狩場明神)を勧請したといいます。
◉六角経蔵

◉三鈷の松

大同元年(806年)、弘法大師が唐から帰国される際、日本で密教を広めるのにふさわしい聖地を求めて、明州の港から密教法具である「三鈷杵」を投げました。帰国後、三鈷杵を探し求めると、この松にかかっていました。こうして高野山は密教の道場として開かれることになりました。

大同元年(806年)、弘法大師が唐から帰国される際、日本で密教を広めるのにふさわしい聖地を求めて、明州の港から密教法具である「三鈷杵」を投げました。帰国後、三鈷杵を探し求めると、この松にかかっていました。こうして高野山は密教の道場として開かれることになりました。
本当の話なの?!😳と思う不思議な話ですよね。でも空海さんはスーパーマン、本当なんでしょうね。
ちなみに落ちた松葉の中で3本に分かれているものを見つけてお守りにすると、空海さんのパワーがいただけるかも!?と、みなさんまなこを開いて探してました(笑)。かくいう私も懸命に探しましたが、見つかりませんでした。
◉根本大塔

珍しい立体曼荼羅を見ることができます。ここで気になったのは、仏像のそばに置かれた硬貨。お賽銭なのでしょうが、なぜかみんな立っていました😳。意味があるのかないのかわかりません。誰かが始めたら、なんとなく、そういうふうに置くものなのかと倣っているのかーー。不思議な光景(笑)。



★金剛峯寺


屋根の上には桶が。火災に備えて屋根の上に水を溜めていたそうなんです。



三鈷杵のレプリカは金剛峯寺にあります。
中にある広間に行ったときのこと、奥に恵果(空海さんに遍照金剛と名付けた唐の密教の師匠)の人物像(カラー)がありました。
遠目に見ても生きているかのように見えて、目があったように感じたので近づくと、中にいる!とはっきり感じました。全身鳥肌がたち、ビリビリし、しばらくその場所に立ち尽くしました。一度離れてまたいってみたのですが、何も感じられず。なんだったんだろう😳。



千住博さんの屏風絵。

大門から奥之院の弘法大師御廟までは3.8キロあります。壇上伽藍エリアから集合場所まで、ひたすら歩くことに。時間はあっても体力なし。
次に来る時は、宿坊に泊まってはじからはじまでゆっくり見て回りたいと思いました。
和歌山の一日旅、これにて終わります。
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