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空想のねじ

好奇心のおもむくままに、チャレンジしたこと、行動したこと、感じたこと、思ったことを綴っていこうと思います。

重陽の節句の日に〜念願の神社参拝〜

2023-09-13 23:00:00 | 旅行
車中泊2日の旅へ

8日に会社を定時で上がり、急いで帰宅。
台風が近づいているのを気にしながら、深夜の高速バスに乗るために、慌てて荷物を準備して、定刻、奈良へ向けて出発しました。翌朝8時頃には待ち合わせの場所へ到着です。

数日前から台風が近づいてきていたのですが、バス会社に電話しても、なぜ心配してるのかという感じの返答で、きつねにつままれたような感じでした。

そこで、久しぶりに神様にお天気のお願いをしました。子どもの頃は何かあると、「明日晴れにしてください」とお願いをしてたっけ。なぜか決まって次の日は晴れになって、願いが叶っていたことが多かった気がします。だからきっと台風もそれるから大丈夫と、変な自信とともに日本に上陸する手前で直角に右に折れるイメージをしていました。
(後で本当にそれてびっくり😳。もちろん偶然でしょうけど💦
台風被害に遭われた地域の方々にはお見舞い申し上げます🙇)

早朝、奈良県に入った高速バスがちょうど大神神社の付近に差し掛かった時、朝日も昇り始めていて朝靄がかかった山がとても神々しく見えました。思わず「次の参拝の時には、登拝できますように」と手をあわせました。

神田明神から繋がったご縁は

神田明神で偶然繋がったご縁が今回の奇跡の始まりでした。神田明神で龍画家の作家さんと一緒に見ず知らずの女性3人組の記念撮影に混ぜていただいた後、写真をいただくのにLINE交換をしながら神社の話で盛り上がり、そのとき「玉置神社に行こうと思ってるけど一緒に行かへん?」と誘ってもらったのです。

じつはプライベートでは意外と引っ込み思案で人見知りするのですが(笑)、声を掛けてくれたNちゃんの明るい人柄にすっと馴染んでしまいました。声をかけてもらった瞬間、このご縁は繋がると直感しました。土日しか参加できないと伝えたのですが、私にあわせるといってくれて、ますます呼ばれてるのかしら?と思う始末。考えさせてくださいと返事を保留にしてその日は帰りましたが、心の中では行くことを決めていました。

8月27日に偶然会って誘われて、2週間経たないうちに一緒に参拝するというスピード展開に自分でもびっくりしています。その時必要な出会いはタイミングが本当に合うものなのですね。前回の伊勢神宮のようです。Nちゃんも、旅行でたまたま神田明神へ行くことにしただけで、龍画展をやってることも知らなかったと。私も土曜日の参拝を日曜日に何の気なしに変更していたのでした。

奈良でNちゃんとそのお友達のMちゃんと合流し、Nちゃんの車で玉置神社へ出発しました。Mちゃんとは初対面でしたが、これまたすんなり馴染む(笑)。驚いたことに、子どもの頃から大神神社とご縁のある人でした。今度、奈良へ来る時は三輪山へ登拝しましょうとのまさかのお誘い☺️。これも大神神社の神様のお計らいなのでしょうか。

十津川郷 道の駅


この日奈良は快晴、台風の影響はほとんど感じられませんでした。時折すれ違う車のナンバーは、8888、8080、8008、1188といったように、8をよく見かけました。8は龍神さんの番号ですものね。しばらく進み、立ち寄った十津川郷では、日輪が。
そういえば、学生時代に十津川さんという苗字の同級生がいたことを思い出しました。確か彼女の田舎もこのあたりだったはず。高校時代に仲の良かった友達は三輪さん(大神神社の御神体は三輪山)だったっけ、なんか関連してるみたいですね。
足湯がありました。今度来る時は、入りたいな。
Nちゃんのおすすめ、めはり寿司は和歌山の郷土料理。高菜の漬物でおにぎりを巻いたこの料理は、古くから熊野地方で食べられてきたお弁当だそうです。シンプルな味わいでした。

長文でごめんなさい。
続きます。



新潟 佐渡島の旅

2023-08-25 07:07:00 | 旅行
神社巡りの前に、佐渡島の豆知識。

運転手のSさんと佐渡島の建築物や観光地の話をしていると、「◯◯が流されて来て」というワードが何度も出てきます。


その度に、あぁ、歴史上では何かあると島流しの刑に処されていたなと。韓国ドラマの時代劇を見ていても、よく目にするシーンです。世界中で流刑はあるのでしょうが、最初に行なったのはどのくらい昔で、どこの国だったのでしょうね。ふと、そんなことを思いました。

ちなみに佐渡島は奈良時代にはすでに一国と認知され、流刑地と定められたといいます。
※HPより転載

◎佐渡島へ流刑に遭った主な歴史上の人物
722年 万葉歌人 穂積朝臣老(皇室批判)
1221年 順徳上皇(承久の乱で勢力争いに敗北)
1271年 日蓮聖人(鎌倉幕府や他教を批判)
1434年 大和猿楽結崎座の猿楽師
     観世流(能) 世阿弥

貴人や文化人。江戸時代までは、政治犯や思想犯が流刑の大半を占めていたそうです。

善悪は一方から見るから成り立つものであり、善がなければ悪もない。その逆も然り。歴史は時の勝者のものであるとすれば、敗者が歴史から消されていくのも常です。よく言われる言葉ですが、お互いの立場から見ればそれぞれの主張は正論なのですよね。

俯瞰する立場からすれば、善悪もない、それぞれに良さがあるし欠点もある。何を感じて、何を思うか。自分はどうしていったらいいと思うのかーー。そうやって公平さの判断基準を人は作ってきたのでしょうか。

ちょっと大袈裟になりましたが、佐渡島にいると、そんな視点や考え方を持っていたからこその歴史や島民性があるのかもしれないと、理屈抜きで感じさせる何があるように思います。

世阿弥は佐渡島に能を広め、神社の境内には立派な能舞台があるところが少なくありません。全国の3分の1の能舞台があるとは知りませんでした。佐渡島に渡る前日に、有形文化財の二宮神社の社殿が全焼したというニュースが流れてきてびっくりしました。

今回の旅がなければ、佐渡島に寺社仏閣が500以上もあることなど知る由もありませんでした。佐渡島にいながらにして四十四カ所巡りもできるんだそうです。

金鉱山やたらい舟、海水浴、サイクリング、キャンプ、歴史的建造物など、佐渡島は魅力たくさんです。熊、鹿、猿、狐がいないので、農作物が荒らされることもなく、30度以上になることもほとんどないといいます。今年は暑かったですけどね💦田園地帯も広がっています。

そして、航空自衛隊入間基地の佐渡分屯基地もあります。妙見山にレーダーサイトがあります。島の向こうには、ロシアと朝鮮半島。離れた場所にいる私は日頃あまり意識していませんが、島の人は危機意識を常に持ち合わせていらっしゃるのかもしれません。

1日にも満たない滞在でしたが、五感で受け取った情報はとてもたくさんあったように思います。

続きます。

※下記の方のHPがわかりやすかったので、もっと知りたい方はこちらからどうぞ。流刑地のイラストもお借りしました。

佐渡島は流人の島と言われていますが、今佐渡に住んでいる人たちは島流しされた人たちの子孫ですか? | 伊坂プレス

  流罪とは、罪人を都から辺境の地や島へ追放する刑罰のことで、特に島へ追放する場合は「島流し」と呼んでいます。流刑は、死刑に次ぐ重い刑罰です。古代日本の律令制...

伊坂プレス

 


足利の旅〜足利学校〜

2022-06-04 23:23:00 | 旅行
鑁阿寺から数分で足利学校に到着(笑)。

足利織姫神社、鑁阿寺、足利学校の位置関係はこんな感じです。

平安時代初期に創設された
中世の高等教育機関「足利学校」

足利学校は鑁阿寺から数分の場所にあります。


★足利学校
足利市観光協会公式サイトによると、創建については奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁説、鎌倉時代の義兼説など諸説あるそうで、現在も解明されていないそうです。

※足利市HPより

✳︎孔子像

入場料を払って中に入ると、シルバー人材のボランティアの方がガイドをするために待機していました。せっかくなのでお願いすると、ひとつひとつ丁寧に説明してくださいました。

日にちが経ってしまったので、記憶に自信がありませんが、この門が一番古いとのこと。

額の文字は書き順がわかるように彫られているそうです。色補正してみましたが、わかりますか?

★旧足利学校遺跡図書館

足利市の重要文化財です。
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写真のような洋館は、信州大学の前身でもある旧制松本高等学校の建物を連想させます。こちらもアニメの聖地といわれて一時期訪れる人が多かったようですね。私の昔の記憶では、一部図書館として開放されていたと思います。

※旧制松本高等学校(Wikipediaより)
今は現存していませんが、作家の北杜夫も住んでいたという寮もありました。
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建物の中に入って見学できます。展示されている年表を見る限りでは、小野篁公が開校したとなっていました。


そばには竹林があって、タケノコがニョキニョキ。

✳︎ 杏壇門
教壇の文字ではないのですね。孔子廟の門です。

大成殿は、孔子を祀ります。
クロバナロウバイの花がほころびかけていました。

ガイドさんにいわれて撮影したけど、なぜ撮ったのか思い出せません💦

杏壇門の向かって右の手前にある字降松。学生は質問があると、紙に書いてこの松にぶら下げたそうです。先生は紙を見つけるとそこに返事を書いてまた結ぶ。なんだか素敵な文通ですね。交換日記みたいです。

手前が足利学校の方丈(学舎)で、隣は庫裡(台所)になっています。誰でも入学できて、門をくぐった日が入学日。実際には遠い地まで旅が出来る財力や体力が必要だったことから、金銭的に裕福な家の人やお坊さんが多かったそうです。

隆盛期には3000人が学んだ足利学校
戦国大名は卜筮がお好き?

足利学校は、宣教師フランシスコ=ザビエルによってインドのゴア政庁に「坂東(関東)に大学あり」と報告されるほどでした。最も多かったときは、3000人もの学生が学んでいました。

戦国時代は儒学を中心に、易学・兵学・医学などが講義されていたといいます。特に卜筮(占い)がよく当たると戦国大名からは人気だったとか。いつ兵を出すか、退けるかなどを占ってもらっていたんですって😳。卒業生はその道の権威者として重用されたといいます。いつの時代も占いに頼って人は生きてきたんですね。

もちろん占いだけでなく、医学の発展に尽くした田代三喜・曲阿瀬道山(まなせどうざん)や渋沢栄一なども輩出しています。

ちょうどを知る、足るを知る?
なぜか3カ所に宥座之器が

方丈の中は見学できるので行ってみました。入り口には、宥座之器がありました。


バケツに水を入れて行き、ちょうどよいバランスのところで止めるというものなのですが、これがまた難しい(笑)。
孔子の説く「中庸」を体感するためなんだそうです。


方丈に2つ、旧足利学校遺跡図書館に1つありました。

とても素敵な建物なのですが、職人さんが足りずになかなか葺き替え作業が出来ないでいるとガイドさんが話されていました。
スイートオレンジの香りが庭に漂っていました。

続きます。


忍城 模擬御三階櫓

2022-04-03 12:21:00 | 旅行
昨日は埼玉県行田市にある「忍城 模擬御三階櫓」へ行ってきました。

忍城は「おしじょう」と読むそうです。お城自体は現存しておらず、写真の模擬御三階櫓が建てられています。

野村萬斎さん主演の『のぼうの城』🏯のお城だと友人が教えてくれました。たまに登場する友人は城好きで、前日夜にメールが来て、誕生日だからどこかに行きたいと(笑)。急遽、一日旅となりました。彼女は私よりもいろいろ物知りなので、一緒にいると勉強になります。

決まった日の夜はライトアップしているそうですよ。


昨日はお天気はいいけれど、肌寒い日でした。






ところどころにある花手水がきれいでした。夜もきれいなんでしょうね。

敷地内には郷土博物館があります。
入館料は200円ですが、見どころたくさん。順路に従って歩くと、模擬御三階櫓の中へと続き、最後は展望できる場所へ辿り着きます。あいにくガスっていて眺望はイマイチでした。
富士山も見えるそうですよ😉

ところで、敷地はそんなに広くないのですが、甲冑を着けた人や鬼滅の刃の炭治郎や禰󠄀豆子、その他漫画やアニメのコスプレ姿の若者が続々と集まってきてました😅

桜も咲いているし、異空間だし、撮影場所にもってこいなんでしょうね。出来上がった写真を見てみたい(笑)。

次は古墳群のある場所へ向かいました。

石川県の神社巡り〜気多大社までの道のり〜

2019-12-12 12:12:00 | 旅行
金劔宮を後にして金沢市内へ。10時頃の到着予定でした。ツアーでは、市内で5時間のフリータイムになっていたので兼六園の近くの駐車場にバスが止まると、みんな方々へ散らばっていきました。集合時間は午後3時40分。

旅行前に今回の自由時間を何に使おうか、いろいろ調べていました。石川県は一之宮の神社が2つあって、ひとつは白山比咩神社、もうひとつは気多大社。一之宮の御朱印帳を持っているので少しずつでもうめたい、出雲大社の大己貴命様が主祭神の神社とあれば、ぜひ行きたい、目標は気多大社に定まりました。

金沢駅から気多大社の最寄駅である羽咋駅までは各駅停車で1時間ほどでした。駐車場から金沢駅までは車で10分ほどで往復で結構な時間が取られることがわかりました。初めての場所でもあるため、一瞬戻ってこられるか不安になりましたが、えいままよ、と行動開始(笑)

金沢駅から各駅停車にひとまず駆け込みセーフ

金沢行きのバスがすんでのところで出発してしまい、なんとかタクシーをつかまえて金沢駅にたどり着いたはいいけれど、どうやっていけばいいの?

瞬時の判断でみどりの窓口へ。女性職員をつかまえて聞いたら、1番時間がかからないのがIR石川鉄道線からJR七尾線で行く「特急かがり火」で、出発は1時間後とのことでした。

焦った私は、
「1番早く着く行き方を知りたいんです!」
と早口で質問。

「あぁ!31分に出る七尾行きなら各駅停車ですけど、1本で行けます。
もうすぐ出発するので急いでください!
改札口でお金は電車の中で払いますと言って通ってください。
まっすぐ行くと、左に改札がありますから!」

「!」

訳がわからず急ぎ足で改札へ向かったのですが、駅員さんがいないじゃん!と焦りつつ、Suicaで駅の中へ。

…はて?どこ行きの何番線?詳細を聞いていないことに気づき、ややパニック。電車出ちゃうじゃん!!

すかさず、駅員さんをつかまえて聞くとすぐに教えてもらえたので、今度は階段をダッシュ。(実際には軽やかとはいえず、ドテドテです、、、)扉は手動でした。
手動式は実家でも経験はあるので珍しくはないのですが、なぜか段差があって転びそうになりました。床に「段差に注意ください」と書いてあり、扉には記載がありませんでした。下は見ないんじゃないかなあ。急いでいるときは、足元を見ないとダメですね。

動き出した電車は、本当にのんびり、のどかな感じです。11時30分ぐらいに着く予定なのを確かめて、しばし放心状態です。
周りを見渡すと、昔ながらの車内。対面式の座席と車両の両側に座席があるパターンでした。
人があまり乗っていないので、前の座席のおじいさんは靴を脱いで座席の上に足を投げ出してくつろぎモードです。ローカルだなあ

滞在時間を長くするために、帰りはかがり火に乗ろうと時間を調べると、2時台の電車があったので2時には神社を出ようとあたりをつけて行程をざっくりチェック。

羽咋市はUFOで地域活性化をはかる

ところで羽咋駅、なかなか読めませんよね?
「はくい」と読むそうなのですが、UFOの町なんだそうです。出現率が高い場所らしいです。
宇宙科学博物館コスモアイル羽咋という立派な建物もあります。



駅にも、宇宙人サンダーくんがいてお出迎えしてくれます。もしかしたら、UFOが見られるかも?なんて淡い期待を抱きつつ駅に降りたち、すぐさまタクシーに乗り込みました。気多大社までは、タクシーで8分とありました。

タクシーの運転手さんに、「UFO見たことありますか?」と興味津々に聞いてみると、「生まれも育ちも羽咋ですけど、一度も見たことないですよ(笑)町おこしです。バブルの時にあんな立派なハコモノ作っちゃって」とのご返事。借金の返済が計画通りにいかず、ブランディングをはかっているそうです。宇宙船を飾ったり、NASAから隕石を借りたりして、貴重なものがたくさんありそうです。今度時間があったら、コスモアイル羽咋に寄ってみたいと思います。みなさんも行ってみてください。宇宙人サンダーくん、Facebookもやってるみたいです。😆

前おき話が長くなってしまいました💦
次はいよいよ、気多大社です。