Il Volo Infinito

映画ブログ『黄金色の日々』別館 イタリアのテノールトリオ IL VOLOの部屋 他にミュージカル部多少

役割とライバル心と男兄弟

2017年12月17日 | IL VOLO
ネットで今更、ソニーでの会見の様子を載せている記事を探して読んでたりする(遅え)
常々わたし、ほとんどの曲をジャンから歌ってることが不思議だったんだよね。アルバムにはあとの二人が最初のソロを取ってる曲もあるけど。圧倒的にジャンルーカから始まる。

そしたら記事に、「ジャンルカの声から始める曲が多いのは、彼の声が温かくてムーディーだから」とかイニャが言ったとあるじゃないですか。そうかー!
そらもっともですよ。でも彼らが三人でそれを決めてるとは思ってなかった。プロモーターとか、まあ周囲の人がアドバイスか勧めてたのかと。

私もCDを借りて彼らの声を初めて聴いたとき、ジャンのベルヴェットヴォイスに「うわ」と思ったわけで。彼がイケメンなのはCDジャケ見りゃわかりましたが、本来少年に興味がないので(オヤジ派)何とも思わず。
しかしYouTubeで実物があの声を出しているのを見た時はインパクトあったわ。おいアドニスが服着て歌ってんぞどうなってると。

ジャンルーカかの歌はルックス込みで「魅せる」役割が絶大。掴みが凄い。ピエロとイニャッツィオの歌の素晴らしさもすぐ伝わるけれど、出だしをジャンに取らせるというのは立派な戦略ですよ。わー、ちゃんとできんだそういうこと(笑) 歌に関しては彼らそういう面でも才能あるな。並びと同様、次のシングルは俺がまず、とはしないんだね二人も。
ピエロのオペラ声とロングトーンに誰もがド肝を抜かれ、イニャの伸びやかな高音と結構泣かせる歌唱は、先の二人のインパクトを越えた頃にじわじわくるんだわよ。メキシコの知り合いはとにかくジャンルーカ、ジャンルーカ、美少年、美青年!と言い続けてたが、コンサに行ったらイニャがソロで歌った「カルーソ」で号泣しまくったと(笑)
ジャンルーカは「魅惑」、ピエロは「驚愕」、イニャッツィオは「浸透」させる役目を、それぞれが自覚してるんだな。

シチリア組の二人の声は強力すぎる圧があるので、彼らのデュエット曲を聞くとまたぶっ飛ばされる。

Core 'ngrato   直接貼らないのは私なりの抑え(笑)

日本タイトルでは「カタリ・カタリ」 今はジャンも入った三人で歌ってる。

ニューヨーク公演

コンサートの形態が違うし、Tシャツと正装の差もあるが(笑)、勢いがやや抑えられた分、ジャンの出だしだけでなく三人でのハモリでまろやかさが加わってる。私はドッカン好みなんで二人のも好きだけど、イルボロ初心者には三人バージョンの方がいいだろうね。
しかしナポリ言葉は歌詞見ても全然読めんよ。すっげえ方言。オー・ソレ・ミオもね(^-^;

ところでピエロ先生がちゃんと兄役、というかお父さんまで行ってるということを、あるブログさまで見て、盆踊り小躍りの舞(笑)
それとあとの二人が兄ちゃん大好きで、仲が悪いわけではないけど、微妙にかみ合わないというのも。そりゃ萌えるな!←

お父さん叱る

すいません、私このわずか15秒ほどの動画をヘビロテして見てるんですが。いやなんか、すごい情報量が…。
はじめは、きゃー確かにピエロお父さんだわ~とか思ったんですが。イニャッツィオの表情にね。驚いたわ。
イニャは本気でぶん殴ったというより力がありすぎる。ピエロもジャンも担ぎ上げたりするじゃない。70㎏近いよね二人とも。それを軽々と。
「俺の前で腕ふるなよー」て感じで軽くぶったジャンに、片手でどつき食らわすイニャ(^_^;) 「うっせ。ヤメロ」くらいの感じだけど、ヒットしちゃったねー。
それを見て、「こら! 弟殴るんじゃない!」とイニャの首あたりにチョップするピエロパパ…。そのあとですよ。

なんか、超理不尽を受けたスネた目でピエロを見つめるイニャ…。訴えかけてる。『こいつが先にやった』『ジャンルーの味方すんのかよ』みたいな表情。貧乏ゆすりまでしてる! ギャー。
それを見てイニャの肩を抱いてやるピエロ。うわ何だこれ。先生ありがとうございます!
ジャンの方見てもいないので、身体的ダメージを与えたことすら気付いてない(笑) 兄ちゃん(パパ)にひっぱたかれたところを触って真顔。
口元はいつもの冗談言うような感じに空いてるんだけど、目が傷ついてる。この子、結構な繊細君!? だいたいがピエロにはやり返しもしない。インタビュアの存在もカメラ前も、一瞬忘れてるよね。

彼らのプライヴェートについての記事は、ほとんど読んでないんですよ。興味うんぬんより探すの面倒で。たまたま入ってくることはあるけど追ってはいない。動画等でこんな子だろうなと思ってるだけ。
ジャンルーカの方は、ロマンチストではあっても結構強いかなと思ってる。この動画でも、痛みのダメージを抜けると、二人の様子を見て触れないようにしてますね。やっぱ神が贔屓してるんで強えな(笑)

イルボロの三男ジャンは実際は長男で、ピエロは次男坊。イニャは姉の下の末っ子。そういうことも性格に関係するかもなあと感じます。
男兄弟って、どこもとは言わないけど殴り愛だよ(笑) 遠縁の三兄弟、イルボロと同じ年代ですが、親類の集まりで肉の争奪戦が始まり、本気で殴り合いしてた。お父さんにこれまた良い拳骨を平等に喰らってました。「体罰だ!」とそこは綺麗にハモる彼らに、父「お前ら俺が叫んでも聞こえないだろ」と。その後長男が彼にしては精一杯の兄顔で、「(デザートの)アイスおまえにやる」と三男に。「いいよ、〇〇(次男)にやれば」 次男君はすでに肉を再開してたvv 呆れて引いてる他の親戚のおばさん達から離れ、超いい笑顔で彼らを眺める私に、「〇〇ねえさんビミョー」「こえー」と言われましたが、一人っ子の私には大変な娯楽でした(笑)

それにしても、こりゃピエロ先生大変だほんと。ムードメーカーでポジティブと言われてるイニャッツィオが、反面こんな繊細だと。しかし私は男兄弟萌えとは別に、グループ内はライバル心も適度に持つ方が(適度にね)長続きするという考えなんで、いろんな面でたぶん張り合うこともあると思う二人を推奨しますv
ピエロ自身はライバル心より兄心が先立つとしたら、私の兄ちゃんスキーにハマりすぎる。ヤバい。

 

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