C97のWebカタログ編集〜ってとこですが
そういや夏から忙しくて…本、出すだけ出して息絶えてるなw
ちょうどいいいので今だから語れる裏話。
「雲よ、伝へて 〜明治報道奮戦記〜 其の三」
まず表紙〜
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/53/8ae7f49416a87adb9146b9dae034ea6b.jpg)
宮崎の後ろの本は中江兆民(篤介)の「民約論」
頭で隠れてしまい…タイトル意味無えww(ま、いっか〜)
これや
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/1c/8c30bf4069f19a1c904ab05ce0544567.png)
で、本文に出てくる中江さんがどうして
全部自分の責任だから、八郎が参戦するの止めようとしたかって
この時の「民約論」は完訳ではなかったのですよ。
民約論というと「社会契約論」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/f3/c83f59b65cdef91bc8822cc88fe459b9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/c9/029ef9fbbc2dd79f950dba828be6546d.jpg)
思想て実際、アレルギーもあればかぶれもする。
ちゃんと考えないと「信者」になって熱狂してしまう。
私はどっちかというと「わかるけど無理」というか…
そういうスタンスかもなあ…
でもあの、「正義」に走っていける姿って、若いなとか(くうッ痛恨)
どっかにすごいな、という気持ちはあります。
あと、ここの半焼の書店の場所…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/6d/d83ea91844a931da2e0a7848f9dfea07.jpg)
うちの父の書店って、熊本五高の時からずっとあって
中学の国語の先生(あだ名はニタはち)が知ってて
「かなり昔からある」と言っていたのです。
父は前書店だったところの店舗をそのまま受け継いで(リフォームはした)
経営していたのですが
裏は城下町ならではの、「町家」造りでした。
熊本は昔、病院建ったところはずっと病院、
学校建ってたところは頑なに学校…(なぜそこまで保守るんだ)
じゃあうちの本屋もずっとここにあったのかもしれんし
と、思いながら勝手にそこにいたしましたw
ちなみに
この場面に出てくる「利平」は
冨重利平(上野彦馬の弟子)です。
利平の写真館は城下の火事(「其の一」参照)
で燃えちゃったようですが
その後、再建された「冨重写真館」は
うちの書店があったところのすぐ近所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/52/611ff71bac27fa59383636f2a4d569ab.jpg)
うちの書店はとうに潰れて無いがw
利平の写真館はまだあるよ。
記念館か何かにしてほしいけど、いまいち知名度無いからな
知ってほしい。
八郎らは
自由と言っても、書くことの自由すら無かった時代なんだな。
熊本の荒尾の方でヒーローだったという
まさに「ローカルヒーロー」
東北の「ワッパ騒動」について新刊でちっと触れてるんですけど
そこにもいるのよね、ローカルヒーロー。
歴史の教科書に載ってるメジャーなヒーローの他の
こういう「ご当地歴史ヒーロー」の話も面白いですよ^^
「雲よ、伝へて!」のシリーズは
コミックマーケット97 サークル「田原坂46」
12/29日、歴史創作ジャンル
西4ホール D-40a で!