デジ侍です!押忍。
西洋人というのは「過去」は絶対に見ないのか?
昨日より今日が、今日より明日が絶対なのか?
古いOSも前のPCも「古いものは全部要らない」
時々、そんな感じ受けます。
ことにOSのアップデートなんかはね。
今原稿を整理中なんですが
今から10年前くらいに
(ちょっと怪しいっちゃそうなんだが)開運アクセの案件で
5本ほどストーリー漫画を描かせてもらったことがあります。
シナリオは倉科遼先生だけど、案件だからクライアントだいぶ入っていたかも?
その当時の原稿がちょうど、ComicStudioからClip Studio Paintへの過渡期でした。
しかし過労というのは…判断力も落ちる。
当時は忙しくて、原稿仕上げてPSDにして送付したら次、という有様だったのです。
怒涛のようにやっていたせいもありまして
コミスタの作成ファイル、つまり
.cst (作成ファイル)とか page.cpg(ページファイル) のみで保存。
それもUSBメモリに入れて終わり
PSD書き出ししてまとめて納品、あとに残ったzipファイルすらゴミ箱へ。
「保存していない」のです。
「もう終わった案件の原稿なんか見ないだろう」
「容量がもったいない」
しかもなんぼ描いても描いても上手くならない意識が強くて
終わった原稿を見るのも嫌、そんな時期がありました。
今のような大容量Googleドライブなんか無いし。
CD-R作るのもめんどい。
長らくテキトーに、作成ファイルだけをUSBメモリに入れてそれっきりでした。
それから10年経過。
今回…ていうか最近、病院に通ってまして(検査です)
「人間ていつかは死ぬんだな」
とか「いつまで描けるのか」
「どんな頑張っても自分なんかは塵芥で消えるんだ」
と思うと
なんかせめて、もう残らんでいいから
自分が何をどう頑張って描いてきたかぐらいは、
世間が一切認めなくても、自分が認めてあげようと
そんな事を思うようになりました。
ずっと自分を認めてあげなかった。
「下手くそなんだから頑張らないとすぐ切られる」
それしかなくて。
あれほど「自分の作品はクソ」と思っていたんですが
まあもう、それはそれ…いいじゃない?時効だよ、と思えるようになりました。
そこでふと
昔のファイルを開こうとしたら
…開かない。
コミスタのファイルが開かない。
CSP2だから?前は開いた気が…
いや
M1チップ搭載したMacではもうコミスタのファイルは開かんのよ!!
仕方ないのでまた超古い2011mid Mac mini出してきて
インストールし直す、「できない」泣、
ディスク入れたら出てこなくなった、再起動…
の繰り返しで…
さっきようやくコミスタ互換に成功。
これで多分、ネオアンの未公開お蔵入り原稿も編集できます。
フォントは互換がないので置き換えられてしまっているので
なんとかしないといけませんが。
怪しいアクセの分(笑)もPDFにしてサーバにあげとこうと思います。