Love me.

一人が、つまらないなら…ここまで、おいで?

4月29日。

2005年04月30日 | Weblog
日付も変わって…30日の未明といった方が正しい時間だったように思うが。
酒場で酒を飲んでいた。
ちっとも酔えないことに溜息が出そうになりつつ。

一人で飲んでいると、扉が開いた。
ずぶ濡れのセクトと赤子がいて、聞けば泉に落ちたのだという。
泳ぐにはまだ早いだろうに…俺のマントを羽織らせた。

狂…歪…不安定要素は誰の中にでもあって。
それが表に出ているか、出ていないかだけの話。
俺はずるいから、それを覆い隠す術を知っているだけ。
境界線など本当はどこにもない。
いつでもどちらの側にでも行くことが出来るのだと…俺は思う。
不安に怯える子が居れば、傍にいて手を握っていてやりたいと思うし。
寂しさに震える子が居れば、腕の中に抱きしめていてやりたいと思う。
望まれれば、望まれるだけ。
欲すれば、欲されるだけ。
尽きることなく与え続けてやりたいと思う。

俺に、その広さがあるのかどうか…疑問ではあるけれど。
奴を完全に止める事が出来ないのは、まだ、足りないからなのか。
奴にとっての俺は、本来邪魔者でしかないのかも知れん。
それでも俺が奴に構い続けるのは。
奴の事を愛しいと思っているからだ。

4月18日。

2005年04月19日 | Weblog
この手に捉まえたと思っても、すぐに逃げられてしまう。
…まぁ、そのくらいじゃねぇと、面白くないが。


黒髪が印象的なステラに出会う。
彼女はセクトの心配をしていたようだ。
影に怯えていたセクトも、少しだけ落ち着いたと思ったのだが。
…嫌な感じがするのは何故だろう?
無意識に、ヤツの邪魔をしようと動いてしまう。
ハディレンズと言う青年と、セクトの間に何があったのか。
わからないことが多すぎる。

ただ、解る事は。
セクトを…境界線にいるセクトを。
俺の傍に引き戻す。
それだけだ。

狂気…呪い…俺に向いていれば。
そんなもの、笑って対処してやるというのに。
矛先が、俺に向いていれば…もっと動けるだろうに。


……煙草が吸いてぇ。

4月17日。

2005年04月18日 | Weblog
遺跡に潜る。

騒がしい通路、角を曲がれば見知った一人と知らない二人。
探していた人物に遭遇できて安心したのもつかの間。
なにやら様子がおかしい。
その様子のおかしい彼を、俺の知らない二人は宥めているように見えた。
近寄っていこうとすれば、次々に辻斬りが現れる。

辻斬りに襲われるなんてのは、か弱い女性の専売特許のようの思っていたよ、俺は。

ジャンキーとじっちゃん騎士。俺とGとか言うサムライ。
遺跡にて、剣を交える。
背後で、ティーダとセクトの気配を感じる度に気が気でなかった。
殺し合いなど、見ていてあまり気持ちのよいものではないから。

じっちゃんは、どうやら若かったようだ。
髭やらヅラやら吹っ飛んだ。
じっちゃんさいこー。

俺はと言えば。
左足を斬られる。
久しぶりに、まともに自分の血を見たような気がする。
怯えたセクトに反応したのか、大量の蛾が集まってきた。
視界を塞ぎ、麻痺毒を含むりんぷんを撒く蛾のおかげで、辻斬りとの戦闘は流れた。
足を斬られれば、当然自由は効かなくなる訳で。
俺は、蛾に…セクトに助けられた。

ティーダはセクトの兄なのだと言っていた。
よい関係なのだろう。微笑ましい。
何があったのかは、わからないが。
セクトは酷く怯えているようだった。
心が壊れてしまったのだろうか?
それでも、俺の行為に対する反応…怒った様なあの仕草は。
やっぱりセクトで。
笑わずにはいられなかった。
ティーダとセクトと俺と…三人で街へと帰る。

4月6日。

2005年04月07日 | Weblog
聖堂で、カインズと待ち合わせ。
渡したいものがあったのと、気分的に聖堂で会いたかったのと。
山頂まで歩かせたのは悪かったかとも思いつつ。

すっかり遅くなってしまったお返し。
あまり手持ちもないもんで…それほど高価なものではない。
アクセサリーなど、普段選ばないから少々選ぶのに手間取ってしまったが。

その様子を、デバガメ娘に見られていた。
誰に見られようと、邪魔でもないし気にもしないんだがね。
気を使われる方が気になるよ…デバガメシンジュ嬢(笑)
聖堂でシンジュに会うのは二度目。
初めて会ったときと可愛らしさは変わらず。
元気のよさも、そのままで。
少し安心したよ。久しぶりの顔を見ると、嬉しくなるね。

山を下りる際、カインズとシンジュの手を握ったけれど、シンジュにはするりと逃げられた。
両手に花で喜ぼうと言う俺の野望は潰えたわけだが。
カインズがシンジュを捕まえたので、シンジュとも一緒に山を下りる事が出来た。

カインズの強さを改めて確認したような気がするよ。
あの強さが、俺を惹きつける一つの要因になっているのだろうね。

4月4日。

2005年04月05日 | Weblog
港街にてシーツ怪人を発見。

案の定、俺の探し人。
シーツにすっぽりと包まった姿でもぞもぞと動いていた。
アルビノのヤツが日中表をうろつく為にとった苦肉の策だったのだろう。
なかなか、笑える姿だったけれど。

好き、大切、愛している…
口に出して言うだけなら誰にでも出来る。
証明する事は容易い事ではないから。
証拠などなくとも信じてもらえるような行動を…俺は今までとってきたか。
そう考えると…正直わからない。
それでも俺は、自分のしたいように、自分の思うようにしてきた。
だから、俺の口から出る言葉は。
そのときの俺の求める事、望む事、真実を告げているのだろう。
大事なのは、その瞬間だけの感情ではなく、それを持続させていく事だ、と。

親愛を表現する手段としてヤツが俺に告げたのは…キスで。
おねだりに弱い俺は。
嬉々として、そのおねだりを受け入れる訳だけれど。
シーツの中から出てきたヤツの髪が。
真っ白なセクトの姿が。
愛らしい天使のように見えたなんて事は。
口にしてもきっと信じてはもらえないだろうから、これは黙っている事にしよう。


アクセサリーの店で、今更ながらホワイトデーのお返しを購入。
時間があれば、ゆっくりと…彼女と過ごしたいと思った。

4月1日。

2005年04月01日 | Weblog
病院に様子を覗きに行ったら、ヤツはいなかった。
どうやら、病室を抜け出したようで。
…やんちゃだね。

探しがてら、噴水広場によると黒い人チシカと遭遇。
チシカの持っていたパンと俺のリンゴを物々交換して。
ライチという女性に貧乏を嘆かれながらリンゴを齧った。

イイオトコの条件は…其々違うものなんだろうね。
俺は、発展途上…まだまだ、これからもっとイイオトコになるに違いない。


ヤツが行きそうな場所…考えてみれば、俺はよく知らない。
とりあえず、会った事がある場所へ行ってみることにする。
抜け出すほど病院が嫌なら、無理に病院へ帰らせる必要はない。
見つけたら…俺の宿に連れて帰る。