お盆の間の亡きにゃんた兄弟の思い出、その5。
5月ごろ、にゃんたの最後の1週間のことを綿々と書いた中に 「13.最後にかける言葉は」という記事がある。
そこで、「にゃんた、ごめんね」と詫びながら、悲痛すぎてわけを書くこともできなかった理由は、昨日の記事、酷い一人暮らしをさせてしまったことだった。
だから、ようやく昨日で、東京にゃんたへの苦い懺悔が終わったことになる。
さて、今日は気分を変え、猫のお洋服について。
晩年の東京にゃんたは、従順さに輪をかけて、何をされても逆らうことがなかった。
いや、何をされても、たとえば、私が頭を噛んでも、ぶふーぶふーと鼻を鳴らして喜んだ。
(だんだん、ゴロゴロいわずに、鼻を鳴らすようになっていったのだ)
そして、どんどん寒がりになっていったため、前から着せたかった洋服をいろいろ着せてみた。
若い頃なら、いやがっただろうが、10歳を超えたにゃんたは、全く無頓着。
むしろ、暖かくて気に入っていたようだ。
だけど、何を着せても絶対似合わなーい!
「木に竹を接ぐ」というが、「猫に衣装」なら、さらに不釣合い度が増す慣用句といえる。
しかも、「馬子にも衣装」はなさそう。
↑ 15歳の暮れ。実家に連れて帰ったときの写真。
「クリスマスシーズンだし♪」といって、着せたものの、あまりの似合わなさに愕然。
妹にもバカにされる。
だけど、私には特別な思い出がある。
↑ これが、一番似合っていたと思う。
15歳の冬に、おばあちゃん(私の母)が手編みしてくれたウールのセーター。
赤いセーターを見て、呆れたのかも。
ちゃんとサイズを測ってくれたので、首周りぴったり、腰まですっぽり。
色が瞳の色と同じ、地味なブルーグレーだったのがよかったのかな。
↑ モヘアがふわふわして、着心地はよさそうだった。
右は、寝ているのではなく、悲しいお通夜の写真。
この服を持たせてやった。
一番気に入っていたおばあちゃんのセーターは、私が手元に置いておきたかったので。
と、ここまでは、まだ良いのだが、下の写真は、ひどいなあ!
↑ これは、にゃんた10歳の冬、福島区の事務所で。
つまり、大阪にゃんたが亡くなって、再びいっしょに暮らすようになったころ。
今から8年前、近所のペットショップで買ったセーター。
なんてひどいガラ! セーターというより、「甚平」。
でも、このころは、本当にこんなのしかなかった。
当然、猫服など全くなく、小型犬用で探すのだが、猫に着せるには、セーター類しか体形的にムリ。
その店のセーターでサイズのいけそうなものは、この1点のみ、選択の余地がなかった。
犬派の妹は、上の写真を見て、「ぶっさいくなブタ巻き」と言いおった!
返す言葉ナシ。
↑ どれほどブサイクと言われても、にゃんたには知るよしもない。
自分をかわいい赤ちゃんと思い込んで、甘え放題だった。
これは、仕事中のダンナに抱きつくにゃんた。ダンナが手を放しても、落ちない。
いつも、誰にでも、首に両手を巻きつけて抱っこしてもらうのだった。
そのご面相からは想像できない、愛らしい、守ってあげたくなる性格だったのだ。
余談になるが、みーちゃんの頃になると、猫服こそないが、猫にも着せられるかわいい服がたくさん店頭に並ぶようになった。
↑ これは、右写真のような子猫時代、お台場のペットグッズショップで買った服。
病院や実家に連れて行くとき、風邪ひかないようにと。
本当は、かわいくて、単に着せたかっただけだけど。
でも、いやがって、おもしろいくらい転げまわるので、結局、たんすのこやし。
やっぱり若猫に服は無理なのかな。いろいろ着せたいのになあ。
それに、みーちゃんだって、やっぱり似合わなかった。全く、全然、皆目!
取って付けたよう。
いくら服がかわいくってもダメなんやねえ。
ところで!
お洋服の似合う猫さんがいたら、ぜひ、コメント&トラックバックを!
いや、「こんなに似合わないぞ」自慢も面白い。
東京にゃんたの「ブタ巻き」に勝るつわものは、いるかな
案外、他人の私が見ると!あれ!どして?
似合ってるよと思えてしまうのだが!
しかし、お母様が編んだセーターを着た写真の左側!かわいいネ♪クリンとした瞳が!
だけど、フト思ったのだが、
猫への賛辞=可愛い!だけってのは変だよネ!
だけどさあ、ブタ巻きにゃんたは、ごっついわー。
もっとも、実物はあそこまでひどくないのよ。
写真になると、ああなるの。
晩年は、もちろんかわいくなってるんだけど、それ以上に写真映りがよくなってるような気もするわ。
なんでやろ??
それと撮影の腕が格段に上達してプロ並みになったとか?
中年時代のはカメラ構えたのと、けっこう夜が多い。つまり、宴会に来たお客さんが知らない間に撮ってくれた、というやつが、かなりある。
ダンナが撮ったのも多いな。
でも、ブタ巻きは、私です。
バカチョンで写したのが!
どこへいったものか?見つからん!
実に残念!
そのうち見つかったら大ブタ巻きとでも
呼ぶかな??
あれよりすごい子がいるとは。
たのしみにしてるでえ!