梅雨から一転、うだるような暑さです。
議会の日程が1段落したところで、1昨日から伸び放題の庭の手入れをして頂きました。
気がつけば、また、10日間も報告せずに過ぎました。
15日までは“新病院設置に係る随意契約を調査する特別委員会”での証言の議事録を読み返しておりました。16日は夜9時から“病院事業推進委員会”、17日は“議会改革に関する検討会の市民参加・広報部会”の視察で、三重県伊賀市の議会報告会を傍聴しました。6月議会の報告が中心だったのですが、参加者からは、市民病院の内科医が8月から1人になるので2次救急輪番体制が組めない等の地域医療問題について意見が出ていて、伊賀市でも医師不足や救急医療の整備が最重要課題のようでした。住民の声を受け取ろうとする議会の姿勢を生駒市でもぜひ取り入れたいものです。
また、往路は伊賀市と近鉄により運営されている伊賀鉄道を利用しました。2両編成の車内には地元の園児の絵や写真、つり革と同じくらいたくさんのテルテル坊主や手作りの消臭袋がぶら下げられていたり・・、今までに経験したことのないアットホームな電車でした。ほとんどが無人駅、運転手さんが手動でドアを開け閉めし、切符の回収も担当。下車した茅町駅には駅員さんがおられたので少し話を聞きました。公共交通についても勉強になったし、それ以上にあったかい雰囲気に接することができ、議会報告会視察だけでなく、得したような気持ちで帰ってきました。
次に、16日の第8回病院事業推進委員会についてメモを頼りにまとめてみました。
第8回は前回からの持ち越し案件、協定書に管理運営協議会を盛り込むことについての議論から始まると思われましたが、冒頭、生駒市医師会代表から2次救急の輪番に参加している5病院の意見を聞く機会を設けて欲しいとの意見がでました。市長から、経費を充てて開催しているこの委員会では諮問事項を審議していただきたい、申し出については委員会での審議事項としては適当ではないので別途話し合いの場を設けましょうと提案があり、医師会代表はじめ他の委員も合意。
諮問事項ではありませんが、この提案は結果として市と既存医療機関との協議の場設定の意味ではよかったのではと思いながら聞いておりました。
続いて、協定書案(甲:生駒市、乙:指定管理者)を審議。管理運営協議会について、市と市民委員から2つの案が提案されました。
委員構成、内容は概ね一致していましたが、
市側の文言は、“甲及び乙は、市立病院の活動・運営について、市民、患者と意見を交換し、医師会等と協議する場として、生駒市立病院運営協議会( 以下「協議会」という。) を設置する”
一方、市民委員の文言は、“管理運営協議会の設置・・・甲、乙、公募市民、医療従事者および市長が適当と認める者によって構成する”。
市民委員の発言からは、単に市民は意見を述べるだけではなく、市民も市立病院の運営に真剣に責任を持って係わっていきたという姿勢が強く感じられました。
公募市民を他の委員と同等に扱う点や患者の選び方などを中心に意見が出され、両案を検討の結果、構成委員については“患者”を入れることについては生駒市医師会代表が賛成、他の委員は市民委員案に賛成し、次のような条文を盛り込むことになりました(文言は伊木の傍聴記録です。正式な条文は議事録公開後に確認してください)。
(管理運営協議会の設置)
(1)病院の管理運営に市民等の意見を反映させるため、甲および乙は市立病院管理運営協議会を設置する。
(2)協議会は甲、乙、公募市民、医師会等医療従事者そのほか市長が適当と認める者によって構成する。
(3)協議会は別に定める規定により運営し、原則、公開とする。
その他、生駒市医師会代表からは、管理運営協議会の設置要綱が提案されましたが、これについてもこの委員会で取り上げる事項ではないので、委員会では審議しないが要綱検討時には医師会の意見をお聞きすることになりました。また、地区医師会代表からは市立病院が提供する医療について協定書に盛り込むべきとして書面にまとめ提案されました。しかし、提案は、前回、答申された病院事業計画に盛り込まれていますし、協定書案の第13条には“・・条例に基づく病院事業計画・・に従って本業務を実施しなければならない・・・”となっているので協定書に記載する必要はないとされました。
その他、閉会予定の11時を過ぎましたが、第4章の残りの条文が一通り審議されました。
次回の委員会は26日(月)、午後9時から市役所4階大会議室で開かれます。
第10章まである協定書案の審議は第4章の再検討事項から再開される予定です。
委員会では諮問事項以外の項目にも触れながら、慎重に審議されています。
いつ協定書案の審議が終わるのか?
これまでの審議状況からは、その鍵を握るのは医療の現場に携わる医師会代表の発言のように思われます。
協定書の審議が終われば、次は市議会が判断を求められます。
1日も早い開院をと思いながら、もどかしい思いで救急車のサイレンを聞いているこの頃です。
議会の日程が1段落したところで、1昨日から伸び放題の庭の手入れをして頂きました。
気がつけば、また、10日間も報告せずに過ぎました。
15日までは“新病院設置に係る随意契約を調査する特別委員会”での証言の議事録を読み返しておりました。16日は夜9時から“病院事業推進委員会”、17日は“議会改革に関する検討会の市民参加・広報部会”の視察で、三重県伊賀市の議会報告会を傍聴しました。6月議会の報告が中心だったのですが、参加者からは、市民病院の内科医が8月から1人になるので2次救急輪番体制が組めない等の地域医療問題について意見が出ていて、伊賀市でも医師不足や救急医療の整備が最重要課題のようでした。住民の声を受け取ろうとする議会の姿勢を生駒市でもぜひ取り入れたいものです。
また、往路は伊賀市と近鉄により運営されている伊賀鉄道を利用しました。2両編成の車内には地元の園児の絵や写真、つり革と同じくらいたくさんのテルテル坊主や手作りの消臭袋がぶら下げられていたり・・、今までに経験したことのないアットホームな電車でした。ほとんどが無人駅、運転手さんが手動でドアを開け閉めし、切符の回収も担当。下車した茅町駅には駅員さんがおられたので少し話を聞きました。公共交通についても勉強になったし、それ以上にあったかい雰囲気に接することができ、議会報告会視察だけでなく、得したような気持ちで帰ってきました。
次に、16日の第8回病院事業推進委員会についてメモを頼りにまとめてみました。
第8回は前回からの持ち越し案件、協定書に管理運営協議会を盛り込むことについての議論から始まると思われましたが、冒頭、生駒市医師会代表から2次救急の輪番に参加している5病院の意見を聞く機会を設けて欲しいとの意見がでました。市長から、経費を充てて開催しているこの委員会では諮問事項を審議していただきたい、申し出については委員会での審議事項としては適当ではないので別途話し合いの場を設けましょうと提案があり、医師会代表はじめ他の委員も合意。
諮問事項ではありませんが、この提案は結果として市と既存医療機関との協議の場設定の意味ではよかったのではと思いながら聞いておりました。
続いて、協定書案(甲:生駒市、乙:指定管理者)を審議。管理運営協議会について、市と市民委員から2つの案が提案されました。
委員構成、内容は概ね一致していましたが、
市側の文言は、“甲及び乙は、市立病院の活動・運営について、市民、患者と意見を交換し、医師会等と協議する場として、生駒市立病院運営協議会( 以下「協議会」という。) を設置する”
一方、市民委員の文言は、“管理運営協議会の設置・・・甲、乙、公募市民、医療従事者および市長が適当と認める者によって構成する”。
市民委員の発言からは、単に市民は意見を述べるだけではなく、市民も市立病院の運営に真剣に責任を持って係わっていきたという姿勢が強く感じられました。
公募市民を他の委員と同等に扱う点や患者の選び方などを中心に意見が出され、両案を検討の結果、構成委員については“患者”を入れることについては生駒市医師会代表が賛成、他の委員は市民委員案に賛成し、次のような条文を盛り込むことになりました(文言は伊木の傍聴記録です。正式な条文は議事録公開後に確認してください)。
(管理運営協議会の設置)
(1)病院の管理運営に市民等の意見を反映させるため、甲および乙は市立病院管理運営協議会を設置する。
(2)協議会は甲、乙、公募市民、医師会等医療従事者そのほか市長が適当と認める者によって構成する。
(3)協議会は別に定める規定により運営し、原則、公開とする。
その他、生駒市医師会代表からは、管理運営協議会の設置要綱が提案されましたが、これについてもこの委員会で取り上げる事項ではないので、委員会では審議しないが要綱検討時には医師会の意見をお聞きすることになりました。また、地区医師会代表からは市立病院が提供する医療について協定書に盛り込むべきとして書面にまとめ提案されました。しかし、提案は、前回、答申された病院事業計画に盛り込まれていますし、協定書案の第13条には“・・条例に基づく病院事業計画・・に従って本業務を実施しなければならない・・・”となっているので協定書に記載する必要はないとされました。
その他、閉会予定の11時を過ぎましたが、第4章の残りの条文が一通り審議されました。
次回の委員会は26日(月)、午後9時から市役所4階大会議室で開かれます。
第10章まである協定書案の審議は第4章の再検討事項から再開される予定です。
委員会では諮問事項以外の項目にも触れながら、慎重に審議されています。
いつ協定書案の審議が終わるのか?
これまでの審議状況からは、その鍵を握るのは医療の現場に携わる医師会代表の発言のように思われます。
協定書の審議が終われば、次は市議会が判断を求められます。
1日も早い開院をと思いながら、もどかしい思いで救急車のサイレンを聞いているこの頃です。