伊木まり子と生駒の未来をつくる会

安心して生まれ、育ち、暮らせる生駒市を創るために、伊木まり子と共に歩むみなさんの会です。

民生委員推薦委員会

2007-09-20 23:15:58 | Weblog
 明日で9月議会も終わろうというのに、真夏のような暑さです。夏の花は朝顔と思っていたのですが、最近は植えておられる家も少なくなりました。今日は市役所への道すがら、赤や青の朝顔を見かけて嬉しくなりました。ここ数年、私は白い斑入りの水色の朝顔や、赤や濃紺の大輪をフェンスに伝わせて喜んでいたのですが今年はお休みしました。来年は咲かせたいものです。

 今日は、5月に私に割り当てられた2つの委員会の一つ、民生委員推薦委員会がありました。市議会からは矢奥議員と私が委員として参加しました。

 民生委員が児童委員を兼ねておられること、民生委員法という法律があること、民生委員は都道府県知事の推薦によって厚生労働大臣が委嘱することなど、全く知らないことばかりでした。民生委員の定数は、人口10万人以上の市の場合、170~360世帯に1名となっており、都道府県知事が市町村の意見を聞いて定めることになっています。人口約12.6万人の橿原市では民生委員209名、人口11.7万生駒市では149名、生駒市では1人の民生委員が受け持つ世帯数が多くいため負担が多いそうです。市長が県に何度も足を運び交渉してくださると、増員が可能となるそうです。
 民生委員、児童委員の組織の変革、活動の内容、課題などを、民生委員・児童委員連合会会長が、資料を配布して丁寧に説明してくださいました。自分の家のことを考えるだけで精一杯、地域のことまで考える余裕のない生活をしてきましたので、民生委員・児童委員の活動を聞き、頭が下がる思いでした。こういった活動があって地域社会が成り立っていることを、恥ずかしながら、今頃初めて認識しました。
 自治会からの推薦を受け、今日、委員会で推薦されました民生委員・児童委員の方は、県知事の推薦、厚生労働大臣の委嘱という手続きの後、本年12月1日から3年間の任期で活動されます。報酬は無く、わずかの活動費が支給されるだけです。現在活動中の委員の方、お疲れさまです。次期委員の方、よろしくお願いいたします。

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委員会審議も終わりました

2007-09-14 22:04:51 | Weblog
今日で、9月議会に提出された議案を付託された4つの常任委員会と、理事者からの報告のために開かれた駅前再開発特別委員会の審議も終了しました。後は、19日の議会運営委員会と全員協議会、21日の本会議を残すのみとなりました。

6月議会は自分の一般質問のことしか考える余裕がなかったのですが、9月議会は、他の議員の一般質問も結構しっかり聞かせていただきました。一般質問については反省点多々ありましたが、委員会審議にも取り組むことができました。委員会審議をいくつか紹介しておきます。

私が委員をしている環境文教委員会には、今回、男女共同参画推進条例が議案として出されました。条例を予習しながら、ちょうど、委員会の日、9月13日は長女の誕生日で、??年前のこの日から私は家庭でも、職場でも、意識はしていなかったものの、男女共同参画の取り組みを続けてきたということに気がつきました。生駒市が制定する男女共同参画推進条例の審議に加われたことを、感慨深く感じました。
 参考のために3つの市の条例を読んでみました。生駒市の条例では、それらの市のものと違い、教育関係者の責務が明記され、また、子育て支援について言及されています。さらに、基本理念の中には、 “すべての市民が国籍にかかわらず、等しく自らの意志により活躍する機会が確保されること。国際的な理解及び協調の下に、男女共同参画が推進されること。”と、男女共同参画社会の実現を越えた、平和都市生駒をイメージするような、生駒市独自の提案がなされています。私には、条例作成に係わられた方々の、生駒をぬくもりのある住みよい街にしたいという意気込みが感じられました。
私を含め4名の委員が質問し、委員外議員からも質問がありましたが、委員会としては全員この条例に賛成しました。

一方、市民が注目している、3月議会で否決、6月議会でも継続審議となった政治倫理条例については、角田議員と、中浦議員から修正案が提出されました(13日午後、企画総務委員会)。角田案は原案を尊重したものでしたが、中浦案では、資産等報告書の提出は、配偶者、扶養する親族及び同居する親族の有する資産から、本人分のみとなり、市が行う工事等の請負契約、業務委託契約及び物品購入契約を辞退する親族は、2親等から1親等以内となりました。資産公開は本人だけ? 2親等から1親等? 中浦案では、前代未聞の不祥事を受けて、議会がどれだけ真剣にエリを正そうとしているのか、議会の姿勢に疑問を持つような内容になっていました。また、中浦案では条例であるにもかかわらず、憲法解釈に反すると受け取れる文章が追加されているとの指摘をうけ、これに対し中浦議員から十分な説明がなされないため、それ以上の審議が進まない中、継続審議の動議が出され、再度、継続審議ということになりました。

男女共同参画推進条例に感じられた市民の良い街にしたいという強い思いと、中浦議員が提案した修正案から受け取れる議会の不正に対する甘さやこの重要な条例案が十分審議されなかった委員会の有り様、このギャップに昨日はどっと疲れてしまいました。

今日は、駅前再開発特別委員会で、市が計画した開発案が示されました。この開発は、市施行ではなく、市は一地権者として、他の29人の地権者と共に再開発組合を作り、組合施行で行われます。組合施行の場合は市施行に比べ市の財政負担が少なくなります。アントレ北の土地には、1・2階は主として駐車場、3・4階は商業施設、5階には公共施設と、屋上広場があり、6階から12階には住宅94戸が計画されています。松ヶ丘通り線をはさんで中央公民館の東に位置する土地には1階が店舗、2~13階には住宅48戸が計画されています。この計画は最高45mの高さですが、県に働きかけて70mにし、住宅を出きるだけ多く作り、収益の確保を図りたいとのこと。

この計画は本年2月に行った街づくりに関するアンケート(対象:市民3,000人、有識者等200人)のなかの、駅北再開発の設問に対する意見を元に作られたとのことでした。
今日呈示された案は、まだこれからさまざまな意見を採り入れながら、よりよい計画にしていくとのことでした。

でも生駒市の玄関、生駒駅北はマンションですか? 以前私は赤字の箱物はいらないと言いましたが、今思うと大ホールには夢がありました。市長がマニフェストに掲げた病院建設は市民の命を大切にする街として誇れるプランであると感じていました。地権者の同意が得られないとのことで病院建設の可能性も消えた今、委員外議員の私は、下村議員が提案された子育て支援のスペース確保というような市民に喜ばれる施設をもっと考えてほしい、これから導入されるパブリックコメント制度を活用して市民の声を聞いてほしいと要望するに留まりました。

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9月定例議会が始まりました

2007-09-08 11:23:57 | Weblog
昨日から9月定例議会が始まりました。

副市長人事が市長から提案されました。これに関連して、この人事に反対するようにと、数日前から、匿名の手紙や電話がありました。しかし、全員協議会で反対意見が出なかったので、ようやく空席の副市長が決まり、市政も正常化するものと思っていました。ところが、本会議の席上、人事に関し、異議ありの声があがり、起立採決となり、賛成10,反対11,棄権2で市長の提案した副市長人事は否決されました。山下市長は、また、一人で市政運営に取り組んでいくことになりました。山下市政を支える副市長の存在は、市民にとっても心強いものですが、反対議員がどのような理由で反対したのかわかりません。非常に重要な案件であったので、議論のないまま多数決で決まったことは、議会改革を進めている生駒市議会にとって大きな汚点であり、残念でなりません。市民に対し、説明責任が果たせません。今後の対応を考えたいと思っています。

昨日の、一般質問は、準備時間不足でまとめきれず、冗長な文章となり、また、2回目以降の自席では制限時間が残りわずかなことに気づき、質問をしていたら時間切れになると思い、言いたいことを一人でしゃべる始末、隣の白本議員が「演説ちゃうで、質問やで」と苦笑いしながらアドバイスをしてくれました。2つの宣言の提案も詰めることができず、いい放しで終わりました。
傍聴に来てくださいと言ったのに、準備不足で申し訳ありませんでした。

振り返ってまとめてみると、
質問1,“中間答申について”では
市長が中間答申を尊重していることを確認し、中間答申には不足医療の補完のために必要な診療科についてだけでなく、真に市民のための病院であるための大切なことが、その他の必須機能としてまとめられているので、中間答申が実現できるように、交渉してほしいと要請しました。

質問2,“新病院整備に係る今後の進め方について”では
生駒市の小児救急の現状を説明。受け入れ先を8回も探して搬送した事例もあったことを紹介。生駒市でも大淀の妊婦死亡と同様のことが小児に於いていつ起きてもおかしくない状況であることを説明し、このようなことが起こらないことを願い、不足医療の補完をめざして、中間答申を作成したことを再確認しました。そして、中間答申に掲げた医療を実現するためには、既存の民間医療機関に補助金を出して政策医療を担ってもらう場合は、おそらく、小児科にとどまり、中間答申の中のごく一部しか実現できないので、補助金を出して政策医療を担ってもらう、に甘んじていてはいけないと訴えました。直営病院をつくるくらいの意気込みで、取り組んでほしいと訴えました。また、市が直営病院をつくるつもりで試算をするように要望しました。なぜ試算をすべきかについては後述します。
土地については、公園用地を病院用地として利用できないか、尋ねました。健民グラウンド、四季の森公園、体育館横の駐車場は容積率、建ぺい率の関係で、無理だという答弁を聞くだけに終わり、建ぺい率の変更が可能かどうかや、公益性を考え他の公園も含め、検討する用意があるかなど、質問する時間がありませんでした。

質問3、“医療安心都市宣言(仮称)”を提案、質問4では“子供のための無煙都市宣言(仮称)”を提案、
質問3では、生駒市は見方を変えれば医療面で市民が安心して暮らしていける可能性のある街である、なぜなら、多数の優秀な開業医、三次医療を受け持つ大学病院があること、新たに三次医療を充足させるために大学病院を誘致するなど不可能に近いが、生駒市に不足しているのは二次医療を担う病院であり、二次医療のための病院なら、三次医療と違って、つくる可能性があることを説明。つまり、生駒市は二次医療さえ充実させれば、極めて良好な医療環境を実現することができる街。市が二次医療を担当する新病院を作れば、今ある大学病院、民間病院、開業医と共に、住民にとって望ましい連携体制を構築する事ができるはずであるので、この際、「医療安心都市宣言(仮称)」をし、そのような強い決意を持って新病院の整備を進めていったらどうでしょうか?と提案しました。

質問4では、
喫煙はニコチン中毒という、やめたくてもやめられない病気。子供が喫煙を始めるきっかけは親しい大人や尊敬している人がタバコを吸っている姿を見て、健康被害など知らないうちに軽い気持ちで吸ってしまうことです。止められなり、癌になる、心筋梗塞になる、そんな悲しい結末が子ども達にやってきては困ります。そのためには、子ども達に、大人が吸っている姿を見せないことが重要。学校は敷地内禁煙、市役所などの公共施設は建物内禁煙にする事を提案。そして、次世代を担う子ども達に健康で明るい生駒市を託すために、「子供のための無煙都市宣言」をしてはどうでしょうか?と提案しました。

3,4とも、新病院ができたら考えます、公共施設で禁煙対策が進めば考えますという、消極的な差し障りのない回答を得ただけに終わりました。

なぜ試算をすべきかについて
直営については予想通り、病院経営は難しいと言う説明を聞くだけに終わりました。
私は、直営でなくても、直営で病院を経営するつもりで、中間答申に掲げた医療を実現するためには、どんな設備や機器が必要であるかを考え、必要経費を試算すべきであると次のように訴えました。

中間答申には単に、内科、外科、整形、小児科を整備するというのではなく、どの程度の医療機器を備えた内科、外科、整形、小児科であるかも打ち出しています。新病院整備専門委員会には病院経営をしておられる医師や開業医、病院事務の専門家も委員として参加しています。委員全員が集まれなくても、プランを作るための専門部会を作り検討したらどうでしょうか。医療経営のコンサルタントとも市は契約しています。コンサルタントの協力が得られたら、直営ならどれくらいの費用がかかるか試算できると思います。プランを立てる時に、黒字の公立病院の事例も研究したらより良いプランが出きると思います(5年連続黒字経営の病院は、優良病院として総務大臣表彰を受けています。昭和61年から109病院が表彰されています)。

そのプランを生駒市内の既存の病院や、近大病院に示し、本当にそれらの機器が必要か相談します。この機器はこれからこちらで整備する予定ですということであれば、その機器は購入しない、いや、この機械を新病院で整備してもらったら、大阪の病院へ紹介していた患者さんを新病院に紹介できるので助かりますと、そんな意見交換をして、もう一度、整備内容を検討する。

そうすることによって、高い価格で購入したが、使われることなくほこりがかぶっているというような無駄な機器の購入は減らせるでしょう。病院間での本当の地域完結型医療実現にも近づくはずです。

そんなプランができていたら、指定管理者との交渉もしやすくなるはずです。生駒市にはこんな病院がほしいのですが、人材集め、経営のノウハウがありません。土地、建物、機器はこれくらいかかりますが市で整備しようと思っています。運営をおねがいできませんか?というところから交渉してはどうでしょう。そして、相手の希望を入れ、再度、計画を検討する。6月に出された仕様書をみせて政策医療をやってくださいでは、交渉相手も1から考えていくことになり、とにかく、一般的に言われている、300床ならやれるのですがとか、補助をもっと出してもられたらやれそうですという話になるだけで、引き受け話が進むとは思われません。

民間医療機関を誘致するときにも、こちらにプランがあれば、これくらいの補助金を出せばやれると思いますのでお願いしますと言えるでしょう。相手の言うままに膨大な補助金を出すことは、無駄な支出になりますので、市民の理解が得られません。

それに何よりも、しっかりしたプランを持っていたら、まだ、引受先は決まっていなくとも、県に平成20年度の医療計画に組み込んでほしいと申し入れることができると思います。県も、新病院建設に賛成しているのですから、組み入れることができるかもしれません。単に、病院をつくりますだけでは、診療科も、整備する内容も決まっていないので、県も、医療計画に乗せられません。

これが、新病院問題を解決するための、最善の方法であると思います。病院の財政負担を心配している市民に対しても、具体的なプランを示す必要があると考えます。


議会の日程に追加がありました。
14日(金)AM10時から、駅前再開発特別委員会が開催されます。



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7日(金)午後、一般質問をします

2007-09-05 08:52:03 | Weblog
昨日の議会運営委員会(議運)で一般質問の日程が決まりました。私は開会日7日の午後です。7日は8人の議員が質問します。私は6番目です。午後は1時から、おそらく3番目の下村議員から始まり、宮内議員、有村議員の質問があり、その後が私です。2時半以降3時前後になると思われますが、審議の関係で時間は前後しますので不確定です。

今回の質問は、新病院に関連して、3題、
 1:中間答申について
 2:新病院整備に係る今後の進め方について
 3:医療安心都市宣言(仮称)について
6月議会で提案した禁煙に関連して
 4:子供のための無煙都市宣言(仮称)について
を質問します。

お時間のある方は傍聴に来てください。また、ご意見をお聞かせください。

今回の定例会では議案の中に副市長人事が含まれています。一年半も空席であった副市長人事を山下市長は提案されました。市政の重要なポストの選任については、市長も非常に苦慮されたことと思います。この人事について議会は本会議に於いて同意するかしないかを問われます。

昨日の議運や全員協議会でこの人事について、候補者を知る先輩議員はどのような意見を持っておられるのか、聞かせていただけるものと思っておりました。
反対意見も賛成意見も出ませんでした。もし、行政手腕等に於いて副市長として、不適当な方だと言うことであれば、その理由を述べられたことでしょう。非常に大切な人事、新米議員には市長の決定を信じるしかないようです。


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新病院:市民の声

2007-09-02 13:09:51 | Weblog
昨日は、新病院問題についてのタウンミーティングがありました。私の方へは聞こえてこない方々の声を聞かせて頂きたいと思って出かけました。

私は病院をつくる会の世話人をしていますので、作って欲しいという声はたくさん届いています。新しい場所を提案された方、病院の必要性に疑問を持つ方、財政を心配される方、病院問題と客観的に言ってる時じゃないもっと具体的なことを聞きたかったと言われる方等、しっかり聞いてきたつもりです。これからの取り組みの参考にさせていただきます。

また、会場に毎日新聞の記事を持ってこられた方がありました。「伊木まり子市議は山下市長に激しく迫った」と書いてありますよと。
確かに、怒りまくっていたかも知れません。しかし、私も、医療審議会までに時間がないことばかり気になり、押し流されていたと気が付きました。9月議会の一般質問では、前向きに、市長に新しい提案ができるようにしたいと思っています。

タウンミーティングのあと、総合病院の皮膚科に通っておられた方にばったり会いました。「病院はどうなったのですか?」「跡地とは別の場所になるのです」と話しました。とても残念そうな顔をされ、「跡地にできるのであれば、寄附しようと思ってたのに、別の場所だったらやめますわ」と言われました。
以前から、寄附したいと思っておられることを聞いていたのですが、国保と生駒市との間の価格についての認識の違いを仲裁申請をして、県が国保の価格を支持したら、この方の声を市に届けようかと思っていたのです(国保と生駒市の差額分程度の額を申し出ておられましたので)が、不当である可能性のある額の穴埋めをお願いするわけに行かず、声を掛けずにいました。

しかし、こんなに病院がほしいと思っておられる方もおられるのに、まだ、何も決まっていないと思うと、申し訳なくて、悲しくなりました。

気を取り直し、また、一般質問の準備にとりかかることにしました。


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