先日縁あって比叡山延暦寺へ
ずーーーーっと行きたい行きたい・・・が実現したのでした
まずは 大好きな制作集団 ひよこまさんの水無月展へ
比叡山の中腹にある陶芸家かじたにさんの工房
メンバーそれぞれの あったかくて熱いおもいのこもった作品達
このブログの今のタイトルバックの 陶器のケロちゃんがかじたにさん作品です
私たちの歌う姿をヒントにしてくださったとか~
こんなにステキな作品達、はたして自分が大切に使ったり、飾ったりできるのか・・・
まだ、ちょっと自信がなかったりもする・・・のです
生活感まるだしの、今の我が家の風景にはもったいない~~~
ぞんざいに扱うのがためらわれるようで、ほしいな~と後ろ髪ひかれながらも・・
スイーツをいただき ちょこっと使えそうなのだけを購入
・・それでも 彼女たちのエネルギーは充分にいただけた気がして 深呼吸。
いよいよ延暦寺へ
ご存知のように戦国時代の歴史に刻まれた場所
さぞかしうっそうとしてるのかと思いきや 参拝の人が絶えず
世界遺産ということもあってか 人の手がかなり入って進化しつつあるお寺です
それでも 守りつづけられているものは頑固としてあって
しかも それが比叡山の広範囲にわたって点在しているんですからみごとです
延暦寺 根本中堂
私の一番のおすすめの空間です
内陣には 1200年絶えたことのない 不滅の法灯がともされています
前景は大きすぎて ひきで撮影してもおさまりません
このつたない写真では あの場所の空気感はまったく伝わりませんね
・・・
鐘を打って 余韻を聞いてみました
いくらか・・・煩悩はうちはらえたのでしょうか
琵琶湖をながめました~
湖のキワまで びっしりと建物です
そこにそれぞれの人の暮らし、人の思いがあるというのは
なんとも うれしいような おそろしいような・・・
千何百年もの昔にも
こうして琵琶湖をながめていた人達がいたかと思うと 胸が熱くなります
今 ここに自分がいることの不思議です
延暦寺で20数年まえから なんども開催されている宗教サミット
特にどれという信仰を持たない私ですが
この活動、対話のこころみには興味があるのです
自分が強く信仰していることと 違う信仰との和とは???
たくさんの 宗教者のメッセージを読んだりもしてみました
・・・・・・・
何が正しくて 何が正しくないのか などという愚問はいらないのでしょう
違うものどうしが 対話するという事実
席を同じくして 平和と平安を祈る時間を共有する
すべてはそこからはじまる という姿勢
縁あって同じ時間を共有して 声を合わせて歌う・・・
自分の歌と 他の人の歌との和
他の人の信じる道と 自分の感覚との差を楽しんでしまえるか・・
まだまだ道半ばで 迷う事ばかりの自分だなーと。
寛容・・・ その言葉の意味を見つけたいこのごろでしたが
比叡山で寛容さの一例を見たように思いました
合掌