東北楽天ゴールデンイーグルスが球団初の最下位脱出，４位でシーズンを終わる

最近，話題から遠ざかっていた感のある我が東北楽天ゴールデンイーグルスが全日程を終了，Ａクラス入りはならなかったものの，初めての６位以外となる．．．４位となった。

意味の分からない人も多いと思うが，この事実は非常に大きい。
「神様とピッコロの関係」に等しいオリックスが落ちマクリ，さらには西武が思い切り斜陽，ってことも大きいとは思うが，エースと準エースがダメダメ状態なのを考えれば，あのメンバー構成で，田中効果はあったと言え「５年か１０年は最下位？」といわれたチームとしては素晴らしい結果だったと思う。

そして「過去の名前」と思われた山崎武（浜ちゃん風に言えば「ヤマサキであ～る。ヤマザキと濁らない！」）が４３本塁打，１０８打点の二冠王に輝いた。
もちろん，その彼も言っていた「オリックスにだけは負けたくない」というバネもあっただろう．．が，少し勝ち始め，だんだん「ビリでない」と本気になり，監督の「ボヤキ」も奏功しだしたのではないか。

で，その野村監督．．「４位という結果は（Ａクラスに入れなかったことで優勝争いのポストシーズンに突入できずに）申し訳ない」とのコメントを出した。
立場のある彼としては当然かもしれないが「無理だ」と思っていたファンにとっては「とんでもない」である。

「５年か１０年」が「３，４年で夢も見られる」位置まで来られたのだ。
全く文句などない。
シーズン中だって，６位に落ちたりして「やっぱりダメか」と思っていても応援していたのだが，その声なき声にも応えて，結果を残してくれたのだ。

すぐに優勝は無理かもしれないが，さらに新しいメンバーを得て「Ａクラス＝ポストシーズン＝真の優勝争い」に加われる位置まで来たことがうれしいし，ますます本気の彼らを見てみたくなったのは私だけではないはずだ。